つまるトコロ、セーラー服は最強ってコトです。
本来は水兵さんの制服だったセーラー服。日本では、1920年に京都府の平安女学院で最初の学校用制服として採用され、(ウィキペディア参照)それからというもの、日本で女子中高生の代名詞として、ウッカリ独自の進化を遂げてしまい、今や世界でもそのイメージが定着していると言います。
そして『セーラームーン』を代表格に、マンガ/アニメ大国のニッポンでは、主人公や登場人物たちが、そうしたセーラー服を着て大活躍する作品が多数存在。そこで今回は懐かしの実写映画から最近のアニメまで、io9が選んだセーラー服をまとった可愛く強いキャラクター15選をお届けしてみたいと思います。
さっそく以下で、月に代わってお仕置きされちゃいましょう。どうぞ!
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1:『セーラ-服と機関銃』星泉
赤川次郎さん原作、薬師丸ひろ子さん主演の映画が最も有名なこの作品は、マシンガンを撃った後の「カ・イ・カ・ン」というセリフが爆発的な流行語になりました。
女子高生がヤクザの親分に就任し、機関銃をブっ放すという、これ以上無いくらい強烈なインパクトを残す組み合わせですよね。今の時代になってもよくよく考えてみると、かなり荒唐無稽な設定です......モチロン良い意味で。
2:『エンジェル ウォーズ』ベイビードール
財産の横取りを企む継父から妹を護ろうとするも、アクシデントにより、妹のほうを撃ってしまった美少女ベイビードール。これは継父の策略によって、ロボトミー手術を受けさせるべく精神科にブチ込まれてしまったカノジョが必死に生き延びようと戦う物語です。
施設で仲間になった少女たちと画策している脱走作戦が、比喩表現として、ファンタジーの世界でサムライ型ロボットやドラゴン、アンドロイドのナチスなどとド派手なバトルで描かれます。その時の戦闘服が、セーラー服なんです。これは完全に、ザック・スナイダー監督の日本のサブカルからの影響でしょう。
ともかくブロンド・ヘアーのツインテールで、日本刀と銃火器を巧みに操るベイビードールのアクションは必見です。
3:『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』毒島冴子
174センチの長身で美しく、剣道部の主将ということもあってか(?)木刀の扱いが凄まじい、護身術の心得もあるカノジョ。大勢の<奴ら>を相手にしても、汗ひとつかきません。
紫がかった髪の色と緑のセーラー服がオリジナリティーの高い色遣いですが、ネットで画像検索をしてみますと、セーラー服どころかあられもない姿に描かれているイラストがたくさん出てきます。ゼヒとも自己責任で探してみましょう。
4:『BLOOD THE LAST VAMPIRE』小夜
ベトナム戦争中の1966年を物語の舞台としているからか、主人公の小夜は黒いセーラー服を着ています。吸血鬼の女王であるのに、吸血鬼たちを日本刀で退治していく小夜。
タフな雰囲気なのでカワイイ系のキャラクターではありませんが、黒髪おさげも相まってノスタルジックな雰囲気が作品とマッチしています。
因みにio9の記事でも、その他ネットでも、実写映画版は......と書かれています。アクション・シーンはマシだそうですが、それがセーラー服の力なのかどうかは定かではありません。
5:『片腕マシンガール』日向アミ
低予算B級スプラッター・ホラー映画で、主人公アミは左腕を天ぷら油で揚げられるだけでなく、拷問の末にその左腕を失ってしまいます。『セーラー服と機関銃』の星泉は機関銃を手に持っていましたが、こちらのアミは機関銃を直接左腕に装着し、復讐に立ち上がります。
もしも腕にチェーンソーを装着したら、あやうく別の映画になってしまうトコロでしたが......忍者の末裔でヤクザであるイジメっ子軍団とそのモンスター・ペアレンツを相手にするには、マシンガンくらいじゃないと太刀打ちできないのですね。穂花さんが着る鋼鉄のドリル・ブラを別として!?
6:『地獄少女』閻魔あい
パッツン前髪に姫カット、そして真っ赤な瞳の閻魔あいは、一度生き埋めで殺された事があります。怨霊として蘇り、村の住人を皆殺しにしたものの、その可愛さから閻魔大王に気に入られ、現世の人間からの依頼を元に、恨まれている人間を地獄に送る仕事をしています。
元々は安土桃山時代に生きた少女だったというのに、午前0時にだけネットに現れるウェブサイト「地獄通信」で他人に恨みを持つ依頼人から連絡を受けることができる......という、ハイテクなネットユーザーでもある美少女です。
7:『一騎当千』関羽雲長
巨乳でミニスカ、脚部はルーズソックスを履いており、褐色の肌でヘソ出しなのに『三国志』の現代女子高校生版という、スゴいマッシュ・アップがなされた『一騎当千』の関羽雲長。
設定では関羽の生まれ変わりだそうですが、武芸に秀でているだけでなく、劇的にエロいというステキなセーラー服JK。劉備玄徳に恋心を抱くレズビアンとしても、エロスを醸し出しています。
8:『武装錬金』津村斗貴子
任務中に斗貴子を庇って死んでしまった主人公の武藤カズキに、核鉄を埋め込み戦士として蘇らせた張本人。
19歳であるにもかかわらず、カノジョ自身はホムンクルス討伐のため、学校に潜入するべく転校生としてセーラー服を着ています。でもその下にはバルキリースカートと言う名の武装錬金が仕込まれており、ヘタにちょっかいでも出そうものなら「臓物(ハラワタ)をブチ撒けろ!」と言ってズタズタに切り裂かれてしまうコトでしょう。
9:『ポパイ』ポパイ
セーラー服を着た戦士は女性だけとは限りません。缶詰のホウレン草を食べれば一気にマッチョになるカレは、一発のパンチでビルを破壊するほどのパワーを手に入れられる特異体質を持っています。
ほかにもそのパンチ力は、強すぎるあまり、ライバルであるブルートをボローニャに変貌させたり、虎をパンチで豹柄の皮(!?)にしてしまったり、誰かを大気圏の外にまでブッ飛ばし、月面送りにしてしまったコトもありました。究極には、自らが登場しているコミック・ブックをもブっ飛ばすという、トンでもぶりを発揮したそうです。ポパイには喧嘩を売らないほうが良さそうですね......!
黒地に赤い襟という、ポパイ独特のカラーリングのセーラー服。ちゃんと水兵ようの帽子も必須アイテムとして被っています。
10:『犬夜叉』日暮かごめ
神社に住む中学生。マンガ/アニメ界においても、セーラー服を着た強いキャラという認識は強くないかもしれませんが......かごめの前世は500年前に生きた戦国時代の巫女である桔梗という設定になっています。境内の井戸から戦国時代にタイムスリップしたものの、その時代でもセーラー服を着たまま邪気を浄化したり、得意の弓矢で敵と戦ったりします。
そして全ての戦いが終わり、学校を卒業後にまた戦国時代に戻った時には、もうセーラー服は脱いで巫女の姿となったのでした。白/グリーンに赤いリボンというのが一目でかごめだと判りやすいデザインとなっています。
11:『プロジェクトA子』摩神英子
古き良き80年代を代表する美少女キャラでもある、真っ赤な髪の毛でスーパーマン並に強いA子。この作品は80年代に制作されたアニメシリーズであり、その後に続く5作がOVAとして作られました。
美人で頭の良いB子が、いつもA子と一緒にいるC子を気に入ってしまい、そのC子を独占するためにA子に決闘を申し込むという、バイオレンス系ギャグアニメとなっています。今思うと、カラっとした脳天気さがいかにも80年代って感じでナイスです。
12:『美少女戦士セーラームーン』月野うさぎ
月の王国シルバー・ミレニアムの王女、プリンセス・セレニティの生まれ変わりという月野うさぎ。「月に代わって、お仕置きよ!」が超有名なキメ台詞ですよね。セーラー服美少女戦士のリーダーとして、マーキュリーやジュピター、マーズやウラヌスなどと協力し、敵を倒して行きます。
セーラー服を着た強い女性キャラといえば、もう月野うさぎしか思い浮かばないのではないかと思われますが......次に続くサターンの強さはヤバいです。
13:『美少女戦士セーラームーンS』土萠ほたる
この15選のなかでは一番若いキャラクターかと思われます。12歳時に登場した土萠ほたるは、転生後は0歳~8歳になったりします。幼いのにも関わらず、不幸な身の上を持ち合わせており、火災事故に遭った時にカノジョに取り憑いていたミストレス9が復活。魂だけ抜け出し一度は消滅するも、幻の銀水晶と聖杯の力で、破壊と誕生という強大なパワーを身につけ、セーラーサターンとして覚醒するのです。
性格は優しく他人を思い遣る子なのですが、ミュージカル版では宇宙を消滅させてしまうなど、主人公である月野うさぎですら、ガチバトルしたら瞬殺されてしまいそうなパワーを秘めています。異種格闘技戦として、一回ギャラクタスとタイマン張らせてみたいですね。
黒髪おかっぱに、紫色のハイライトが入り、コスチュームも紫をイメージカラーにしたセーラー服が、これまたユニークで一目でカノジョだと判ります。
14:『灼眼のシャナ』シャナ
架空の街である御崎市を舞台に、「紅世(ぐぜ)」と呼ばれる異世界から「この世」に人間の存在を喰らいに来る「徒(ともがら)」を討伐するフレイムヘイズのひとり、シャナ。
「天壌の劫火」アラストールと契約し、「贄殿遮那(にえとののしゃな)」という大太刀を使って徒と戦います。『炎髪灼眼の討ち手』という称号を与えられているシャナは、すでに徒に喰われて死んでしまっている(けどイロイロあって消えずにいる)坂井悠二を守っています。
真っ赤な髪の色とのコントラストのためなのか、セーラー服と言えども黒いデザインで、おっきなリボンとダブルのボタンがオシャレでカッコ良いですね。
15:『涼宮ハルヒの憂鬱』涼宮ハルヒ
学校内では勉強も運動もかなり優秀で、料理や楽器演奏、歌などもこなせますがその反面、性格以外は欠点は無いと言われるほど唯我独尊・傍若無人・猪突猛進にして極端な負けず嫌いという、エキセントリックな変わり者です。
ハルヒは無意識に望んでいる物事を、いつのまにか現実の物としてしまう特殊な能力を持っており、世界を変えてしまったり宇宙人や未来人がカノジョの元に集まってくることも......。
セーラー服としてはそんなに変わったデザインではないものの、左腕に巻いた「SOS団」の団長というオレンジ色の腕章と、黄色いリボン付きカチューシャがハルヒをハルヒたるものとして特徴づけています。
ということで、実写映画からライトノベルまで、各方面からセーラー服を着たヒロインたちをご紹介しましたが、他にもセーラー服を着た、超人的な強さを誇るのは『めだかボックス』黒神めだかなどもいますよね。しかしながら、最恐のセーラー服戦士は...もしかすると映画『ゴースト・バスターズ』のマシュマロマンかもしれません。
皆さんが好きなセーラー服キャラや、何か思い入れなどありましたら、コメントやつぶやきで教えて下さいネ!
The 15 Most Powerful People in Sailor Suits[io9]
(岡本玄介)
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