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バタバタ走ってビヨーンと跳ぶヨ!
ペンシルヴァニア大学で造られたという、全地形対応型歩行ロボットの「RHex」くん。「レックス」とお読みすれば宜しいんでしょうかね。名前の由来は「Robot hexapod」(機械昆虫)なんですって。 ただの平べったい箱型のボディーなのに、弓なりになった6本脚を一生懸命にバタつかせる姿には、思わず萌えさせられてしまう不思議な魅力があります。そして、この「RHex」くん。自慢の脚力を活かして、小型ロボットなりのパルクールを披露してくれちゃうんだから、もうキュン死確実です。 てなワケで、以下の動画にて、その様子をチェックしてみてください!
【動画や大きい画像はコチラ】
ひっくり返る様子が米つきバッタみたいですね! 弾力があって湾曲しているこの脚が、ショック・アブソーバー的な役割をしているだけでなく、高いところに引っ掛けるためにも役立つとは、ちょっと目からウロコです。 さてこの「RHex」ですが、造ったのはアーロン・ジョンソンさんとダニエル・コディツチェクさんという、元ペンシルヴァニア大学の学生にして、今はソコで教授をしてらっしゃるという、工学と応用科学が専門分野のおふたりです。開発にはいくつかの大学が参加しており、12年以上にも及ぶ一大プロジェクトなのだそうです。 動画にある説明によりますと......
このXRL(X-RHex Lite)は、別々に連動して動く脚によってダブル・ジャンプや宙返り、またそれらを合わせたムーヴを使って自らを引っ張り上げるコトもできます。高所に在る障害物に対しては、ロボットは縦に跳び上がり、障害物のへりに前脚を引っ掛けて、自らのボディーを引き上げるコトもできるのです。 調査員たちは、しっかりと統制のとれた状態の研究室で、こうした特定の動きのデモンストレーションをしています。なるほど、この「RHex」は、砂漠などでの活動を目的として造られているようですが、事故があった原子力発電所や、火星などという人間が入れない場所での調査やレスキューも期待されるんじゃないでしょうか? 脚が6本ある黒いボディーなので、一瞬ギョっとしてしまいそうですが......もしもコイツがバタバタを自分を救いに来てくれたら、ついウッカリ萌えちゃって救助ドコロじゃなくなっちゃうかもしれませんね。
Via The Atlantic via Kotaku
(岡本玄介)