スプリング・フィールドの住人みんなが千両役者です。
例え断続的にだったとしても、シリーズを通じて何話も観ているときっとお気付きになるであろう、『ザ・シンプソンズ』に登場する映画のパロディー・シーン。
当然ながら、どれも元ネタを知っていないとオモシロさが解らないのですが、もしもご存知だったとしたら...思わずニヤリとしてしまう事でしょう。
まずはシーズン1から5まで、次にシーズン6から10まで、2つのまとめ動画をお楽しみください。どうぞ!
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ホントは映画だけでなく、社会的なネタや流行、アートなど、ナンでもカンでもサラっとパロディーになっちゃうアニメなのですが、映画のパロディー(というかオマージュ?)だけでも、10シーズンを通してこんなにたくさんあるんですね。
これら2つの動画はウェブサイトNextMobieで紹介されていたもので、まとめたのはライターとエディターの二足のわらじを履いているという、ブライアン・ミネガスさんです。
たとえば『風と共に去りぬ』のパロディーはセリフ回しだけですが、マギーの首が回転する『エクソシスト』など、単純明快なモノもあります。
中には『サイコ』や『卒業』など、象徴的な効果音や音楽が一緒に聴こえるため、今ココがパロディーなんだ......と解るシーンなんかもありますね。
『ロッキー』や『オズの魔法使い』、『時計じかけのオレンジ』といった超有名タイトルは、何度もパロディーとして登場し、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』はいかにも! という、あからさまな感じがむしろナイスです。
『ザ・シンプソンズ』のドラマ内で放送される『イッチー&スクラッチー・ショウ』そのものが『トムとジェリー』のパロディーであるにもかかわらず、登場するキャラたちもまた『JFK』や『エイリアン』、『2001年宇宙の旅』などのパロディーを展開し、時には『愛と追憶の日々』など、タイトルのみでパロってたりする凝り様。『ザ・シンプソンズ』は一度3DCG化したコトもありましたが、その時には『TRON』のパロディーも登場し、2次元の枠をも超えたコトもありました。
とてもココには書き切れないほどのハリウッドスターやミュージシャンたちも、声優、または本人として大勢ゲスト出演しており、パロディーやオマージュを超えてまるまる再現というシーンもたくさんあります。
現在はシーズン24が放送中というコトで、単純計算すれば今回ご紹介した2つの動画の、さらに倍以上のパロディー・シーンが生み出されているコトでしょう。この調子で、これからも世界中のお茶の間を楽しませて欲しいですね!
[Source: Slate via Laughing Squid via Kotaku]
(岡本玄介)
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