横で運転中のひいお婆ちゃんが意識不明に! キミならどうする!?
74歳のひいお婆ちゃんと4歳の弟と、自家用車のジープでお出かけしていたコロラド州のグリフィン・サンダース君。10歳の彼は、あまりにも突然お婆ちゃんが気を失うので、ビックリしてしまい、「これは何かの試練か?」とも思ったそうです。しかし、その間にも自分の乗ったクルマは時速100キロ近くのスピードでどんどん対向車線の方へ!!
とにかくお婆ちゃんを起こそうとするも起きない! どうする!? そんな時彼が取った行動のベースとなったのは、他でもないあの『マリオカート』だったのです。このニュースは以下へ続きます。実際に放送されたシーンも合わせてどうぞ。
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ウェブサイトのNintendo Lifeで取り上げられていたこのニュースは、コロラドの9NEWSで流されたモノです。
突如、意識を失ってしまったひいお婆ちゃんは起こそうとしても起きず、家族の乗っているジープは猛スピードで対向車線へ向かって行きます。そこで機転を利かせたグリフィン君は、助手席からとっさに両腕でハンドルを握り、右車線へグイっと戻します。そしてそのまま道路の外の、ぬかるんだ荒地へと車を突っ込ませ、なんとか自分と、お婆ちゃんと弟の命を救うことが出来たのでした。
どちらの車線にいても危ないと感じた彼は、とにかく交通が全くない場所に避難すべきだと思ったそうですが...場所がコロラド郊外の、平原だけが広がっているところでラッキーでした。しかし、そんな状況下で、よくそんなに冷静に対処できましたよね。
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ゴーカートの運転はけっこう得意なんだよ。
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グリフィン君はその精神力だけでなく、ハンドルさばきは『マリオカート』で身につけたと言っています。
このアクシデント直後に駆け付けた保安官は、たまたまグリフィン君の親戚だったこともあり、軽度の心筋梗塞で意識不明になったひいお婆ちゃんは、すぐにコロラド・スプリングスにある病院までヘリコプターで空輸され、今では快方に向かっているとのコトです。
グリフィン君はその勇気を讃えられて、親戚の保安官からバッジを貰い、ご満悦の様子。いつもは悪い出来事があるとスグに「ゲームのせい」にさせられてしまいますが、「ゲームのおかげ」で人命が救われたというニュースが大々的に報道されたのはなんだか嬉しいですね。
お手柄グリフィン君の、もうちょっと長いオリジナルのニュース映像は9NEWS公式サイトからチェックできます。下記リンクから、ソチラもぜひとうぞ!
10-year-old boy takes control of speeding car, possibly saving lives [9News via Nintendo Life via Destructoid via Kotaku]
(岡本玄介)
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