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第2、3言語で目指せ大リーグ?

新しい出会いや文化など、バイリンガルになれば、これまで経験できなかった様々なことに触れられるのが魅力ですよね。ただ、素晴らしい機会に恵まれるのは間違いないでしょうが、外国語学習にもまた素晴らしいほど長い時間がかかるもの。忙しい現代人にとってそれだけの時間を外国語学習に使うのは、至難の業です。

でも、必要な時間がたった90日間だけならどうでしょう? lifehackerが、本気の言語学習法「90日バイリンガル養成メソッド」を詳しく紹介しています。
 


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■バイリンガルになるメリット

まず、外国語学習のメリットとして意外と知られていないことですが、第1外国語を学べば第2外国語(さらに第3、第4外国語)を学ぶのが楽になります。外国語学習の難しさは「自分に合った勉強法を見つけること」にあります。つまり、1つの外国語をしっかり学んで勉強法や文法パターンなどを身につければ、新しい外国語を学ぶときに応用が利くということです。

また、外国語を学ぶことは人間の脳にとってさまざまなメリットがあります。例えば、アルツハイマー病の進行を遅らせる、知性を高める、認知バイアスを減らす、集中力を高めて雑念を取り払うなどの効果があります。このような脳にとってのメリットも素晴らしいですが、外国語が話せるとたくさんの社会的メリットがあります。海外の旅先で外国語を使って料理を注文したり、エレベーターで乗り合わせた外国人の会話に聞き耳を立てたり、滑らかな外国語で話しかけてネイティブスピーカーを驚かせたり...このような経験には言葉にできないくらいの楽しさがありますし、人生を豊かにしてくれるでしょう。


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■外国語学習にありがちな間違い

これまで、大人数のグループの中で教科書の課題や文法を覚えれば外国語が習得できると教えられてきました。でも、外国語を話す練習をする機会はほぼありませんでした。実際、教科書をいくら解いても外国語がうまくなるわけではなく、課題を解くのがうまくなるだけです。外国語が話せるようになりたいなら、外国語を話す練習をするべきなのです。

外国語の学習に参考書やトレーニングツールだけを使うのはあまり現実的ではありません。繰り返しますが、話せるようになりたいなら、話す練習をするべきです。たくさん話せば話すほど上達にかかる時間は少なくて済みます。


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■短時間で外国語を学習するための基本的戦略

外国語学習と聞くと、どうしても気が遠くなる作業を想像してしまいがち。
そこで、まず全体的な流れを説明して、そのあと詳細な説明をしていこうと思います。

1.正しい教材やツールを手に入れる。例えば、文法についての本、暗記用ツール、映画や本など。

2.個人レッスンを受ける。最低でも最初の1カ月間は必要で、1日4時間が理想的です。

3.学んでいる外国語しか使わないようにする。会話中に言いたい単語が出てこなかったときは毎回記録して、暗記用ツールに入力しましょう。毎日単語を復習したり、実際に使って練習したりするのも忘れずに。

4.外国語を話す友達や語学パートナー(双方の母国語を学び合う仲間)を作って会話の練習をする。


個人レッスンで簡単な会話ができるようになったら、ネイティブスピーカーの友達を作りましょう。グループ形式のレッスンを始めるのもいいでしょう。大事なことは、話す練習を毎日欠かさないこと。そして、日本語は極力使わないようにすることです。

以上が全体的な流れになります。

お気づきの通り、これは非常に密度が高い学習内容で、徹底的に集中する必要があります。3カ月間で言語を習得するのは簡単ではないので、これは仕方がないと言えます。ただ、もっと時間をかけて学習したい場合や、外国に滞在して1日4~8時間も学習するのが状況的に難しい場合は、計画を修正することも可能です。この際、「3カ月間の集中コース」か「もう少し長期のゆっくりコース」ということになりますが、どちらにしても毎日学習することは必須です。毎日20分間の学習は、1週間に数時間の学習よりずっと効果的だと覚えておきましょう。


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■外国語を学ぶために必要な教材やツール

外国語を学ぶためには、何らかの教材やツールが必要になってきます。このセクションは原文筆者が外国語を学ぶ際にいつも使っているものをご紹介します。

文法についての本:外国語を学ぶなら文法は確実に学ぶ必要があります。原文筆者のオススメは「Dover's Essential Grammar series」。非常に安いのにわかりやすく、しっかりまとめられています。日本のAmazonでも手に入れることはできます(例えば、英語ドイツ語フランス語)。もちろん、このシリーズはすべて英語で書かれていますので、ある程度の読解ができなければ使えません。まったくわからないうちは、自分のレベルにあうものを書店などで探してみてください。

フレーズを集めた本:短文や、言いまわしなどを集めた辞書のようなものです。紹介されている文章やフレーズを暗記すれば、単語も自然と頭に入ってきます。オススメの暗記法についてはこのあと詳しく説明します。

オンライン辞書:ロマンス語(ラテン語を起源とする言語)を学ぶ場合、「Word Reference」がオススメ。ドイツ語の場合は「Dict.cc」を試してみてください。「Google翻訳」も役立ちますが、頼り切ってしまうことが多いので控えめに。

暗記用アプリ:外国語を学ぶなら、単語の暗記は避けて通れない道です。原文筆者は新しい単語をアプリで毎晩練習しているそうです。Macを持っていれば『Genius』というアプリがオススメ。クイズ形式で復習していくのですが、間違えた回数が多い問題ほど頻繁に再出題される仕組みになっています。Windowsなら『Anki』というアプリの評判がいいようです。また、iOSアプリ『Real英会話』も使えます。

個人レッスン:外国語を学ぶなら、個人レッスンを受けることを強くオススメします。先生はコミュニティサイトや近くの語学学校で探すといいでしょう。もし、近くに先生が見つからない場合やレッスン料が高すぎる場合は「Edufire」を試してみてください。Edufireは個人レッスンやグループ形式のレッスンをインターネット上で受けられるサービスです。日本向けのサイトなら「レアジョブ」や「iknow」、「Cyta.jp」なども見てみてください。

無料の語学パートナー:「Mixxer」というとても素晴らしいサービスがあります。これはスカイプを通して、世界中にいる語学パートナーとつなげてくれるサービスです。ネイティブ言語として日本語を選び、学んでいる外国語を選べばMixxerが最適な相手(あなたが学びたい言語のネイティブスピーカーで、あなたのネイティブ言語を学びたいと思っている人)を探し出してくれます。

外国語を学び始めた最初の頃は、オンライン上の語学パートナーは大きな助けになるでしょう。なぜなら、チャットは会話するよりずっと簡単だからです。チャットでは会話が文字になって残るので、パートナーが間違いを指摘しやすくなるという利点もあります。チャットとはやや異なりますが、ライティングの練習としては「Lang-8」という相互添削SNSもあります。

原文筆者は「Couchsurfing」や「Meetup.com」というサービスを使って語学パートナーを見つけたり、外国語で話す機会を作ったりしているそうです。Couchsurfingを使った語学パートナーの探し方については、マルチリンガルを目指すBennyさんという人のブログ記事(英文)も参考になります。


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■90日間で外国語を学ぶための具体的なプロセス

たった90日間の学習でも高度な会話能力を得るには、徹底的に集中する必要があります。一番大きな変化は、自分の中に起こるでしょう。原文筆者はイタリア語を学び始める前、自分自身のことを「イタリア語を勉強するブロガー」だと認識していたそうです。しかし、学び始めてからは「(ときどきブログを書く)イタリア語学習者」という認識になる必要があると気付いたそうです。フルタイムで語学を学べなくても問題はないですが、その場合は90日以上かかると考えてください。どちらにせよ、毎日話す練習は欠かさないようにする必要があります。練習していない時間が長いと、覚えたことをすぐに忘れてしまうからです。


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■1~30日目までの学習プロセス

外国語学習において、最初の30日間はとても重要です。この段階では、学びたい外国語にどっぷり漬かる必要があります。そのため、その言葉が話されている国に滞在することを強くオススメします。このように環境を変えることで頭は勉強モードに切り替わり、外国語に囲まれた環境で効率よく上達します。もしこのように海外に移動ができる状態であれば、ホームステイが理想的です。毎晩食事を囲みながら会話をすることで非常に多くのことが学べます。

海外に滞在してもしなくても、この段階の学習では個人レッスンを受けるのがいいでしょう。グループ形式のレッスンだと、どうしても緊張感が持ちにくく積極的になれません。対して、個人レッスンであれば集中するしかない環境に身を置くことができます。

積極的に学ぶこと。これは外国語学習において非常に重要なポイントです。多くの人は教えられるのを待っていますが、わからないことはどんどん質問していく姿勢が大切なのです。

自分で学習を進めたり、個人レッスンを始めたりすると、初めての単語やフレーズをたくさん聞くことになるでしょう。これらを暗記ソフトやアプリに打ち込んで覚えるようにしましょう。単語やフレーズの暗記は1日30語を目標にしてください。なぜ30語かというと、90日後にはその外国語の80%が分かるようになるからです。

こちらの記事(英文)では、ロシア語の単語数(語彙素)について紹介されています。


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75種類の単語がその言語全体の40%を占める

200種類の単語がその言語全体の50%を占める

524種類の単語がその言語全体の60%を占める

1257種類の単語がその言語全体の70%を占める

2925種類の単語がその言語全体の80%を占める

7444種類の単語がその言語全体の90%を占める

13374種類の単語がその言語全体の95%を占める

25508種類の単語がその言語全体の99%を占める

※注 語彙素とはある単語の動詞活用形、複数形、品詞や語形変化したものを1つの単位としてカウントしたものです。例えば、go - goes - went - gone - goingは同じ語彙素として数えられます。ここでは語彙素(lexeme)を1単語としています。


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上記の通り、外国語の80%の理解ができるようになるには3000語を学ぶ必要があるわけです。これくらいの理解力があれば、分からない単語があっても文脈から意味を推測できるでしょう。1日30語を学習すれば、90日後には3000語に到達する計算になります。


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■31~60日目までの学習プロセス

学習を初めて1カ月を過ぎれば、外国語の会話にできる限り飛び込んでいくようにしましょう。1カ月間、集中して個人レッスンを受けた後なので、簡単な会話ができるようになっているはずです。

個人レッスンにかかる出費で財布が苦しくなってきたら、代わりに上級者向けのグループレッスンを受けてみるのもいいでしょう。個人レッスンよりは出費を抑えられ、同じ外国語を学ぶ友達を作るチャンスがあります。このとき、つい日本語で会話してしまいがちなので注意が必要です。日本人同士でも外国語で話すルールを作るなど、できるだけ外国語で会話するようにしましょう。可能であれば、個人レッスンを継続してください。

この時期になったら、語学パートナーのメリットを活用できます。MixxerやCouchsurfingで学んでいる外国語のネイティブスピーカーを探しましょう。この時期では、会話である程度の理解ができるようになっているので、毎日数時間の練習も苦痛ではないはずです。むしろ勉強というよりも、新しい友達を作って楽しい時間を過ごしている、という感覚でしょう。

他にも、学んでいる外国語で書かれた簡単な本を読んで、知らない単語にマークを付けていくのも効果的です。マークした単語は暗記用アプリに入れていきましょう。また、外国語で考える練習も始めましょう。会話をしていて単語が思い出せないときがあれば、それも暗記用アプリに入力しましょう。そして、何度も言いますが、1日30語の学習を続けてください。


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■61~90日目までの学習プロセス

学習を始めて60日がたったころであれば、スピーキングは上達したと感じるはずです。会話の練習を続けて、語学パートナーとはより深い話をするように心がけましょう。1日30語の学習は欠かさず、これまで覚えた単語を使って練習することも忘れずに。これを続ければ、3000語(すらすら話すには十分な単語数)に近づいていくでしょう。

この段階では、外国語のテレビ番組や、読書に挑戦できると思います。学んでいる外国語のDVDを見て、ストーリーについていけるか試してみてください。必要であれば字幕をオンにしても大丈夫です。難しかったとしても心配する必要はありません。映画のストーリーについていくのは一対一の会話についていくよりずっと難しいからです。その調子で数時間の練習を毎日続けてください。その月が終わるころには、かなり上達したと感じるはずです!


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これだけ本気でやれば否が応でも喋られるという良い例ですね。聞き流すだけで英語が話せるなんて夢物語だったか...。


私がたった90日間で外国語を身につけてバイリンガルとなった方法【LHベストヒッツ】[lifehacker]

(ロバーツ町田)

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2013/08/how_to_learn_in_90_days.html