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みんな大好きゾンビ映画。ホラーは駄目だけど、ゾンビは大好きという人もいるくらい、ゾンビは万人受けする存在です。そんなゾンビ映画ですが、実は戦争や大変動と親密な関係があるのだとか。
今回紹介するのは、io9が調査した「ゾンビ映画と戦争」の関連性を示したチャートです。1910年以降に北米ヨーロッパで公開されたゾンビ映画やミイラ映画(ヴァンパイア、ゴーストは除く)を表にしたものなんですが、時代と照らし合わせると、ゾンビ映画が量産された時期には、何かしら歴史的な戦争や大変動が起こっているようなのです。
まず、先にお伝えしなくてはいけないことは、このチャートが2008年に作られたものだということ。そのため、2008年以降のゾンビ映画が含まれていません。また、過去10年に渡り、インディーズゾンビ映画や低予算ホラー映画が続々と公開されたので、それらを考えると、この数年の間に大きな山がもうひとつ出来るのではないかと思われますが、今回はそれらを無視した形で見ていきたいと思います。
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大恐慌、第二次世界大戦、スプートニクの打ち上げ、ベトナム戦争、プラハの春、フランスの五月革命、アメリカの反戦運動、エイズ蔓延の上昇、世界的景気後退、イラク戦争...。これらの出来事が起こる時期には、ゾンビ映画が大量に公開されています。また、その後には減っていることが見て取れますね。 実際に起こった出来事からインスピレーションを受けて作られた映画というのは、最低でも半年から1年間の期間を置いてから公開されます。そう考えると、戦争やエイズの蔓延という、人々のトラウマになるような出来事に不気味なくらい近い時期にゾンビ映画が多いのは、やはりそれらに影響を受けて作られていると考えられるのではないでしょうか?
「戦争が起きるとゾンビ映画が増える」という統計データ[Kotaku Japan]
[via io9]
(中川真知子)