世界中で愛され続けるアメコミヒーロー「スーパーマン」。彼を主人公にした長編映画は、現在公開中の『マン・オブ・スティール』を含め、実に7本も作られていますが、実は96年に、監督ティム・バートン、主演ニコラス・ケイジで計画されたものの、制作中止となった幻の作品『Superman Lives(スーパーマン復活)』がありました。
その幻の作品に焦点を当てたドキュメンタリー『The Death of "Superman Lives": What Happened?(スーパーマン復活の死:何が起こったのか?)』が制作されています。
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『Superman Lives』は、クリストファー・リーブ主演の『スーパーマン』シリーズの第5作として計画され、その脚本は映画監督であり、さらに自分でコミックショップを開くほどに熱狂的なコミックファンとしても知られる、ケヴィン・スミスが担当していました。
ケヴィン・スミスの描いたストーリーは、悪の電子生命体「ブレイニアック」が送り込んだ「ドゥームズデイ」によってスーパーマンは殺害されるものの、クリプトンのロボットヒーロー「エラディケーター」として復活を遂げる、というものだったんだとか。
そして今作は、こちらのKickstarterの投資募集動画に登場するコンセプトアートのように、ティム・バートン監督独特のテイストで描かれる予定でした。先日紹介した、ニコラス・ケイジがスーパーマンの格好をしている写真は、この時のものだったと言われています。
ちなみに当初ケヴィン・スミスは、自身の盟友であるベン・アフレックをスーパーマン役として構想していたんだとか。先日、ベン・アフレックが新バットマンになる事が決定しましたが、もしスーパーマンになっていたら、世界はどんな反応をしたのでしょうか?
しかし、この『Superman Lives』は、ティム・バートン監督の判断でケヴィン・スミスが降ろされ、そのティム・バートン監督は『スリーピー・ホロウ』を撮るために降板し、さらには『バットマン&ロビン』の興行成績が芳しくなかったなど、様々な事情が重なり制作中止に。
そして今回登場する、『The Death of "Superman Lives": What Happened?』では製作者・出演者インタビューに加え、本当は何が起こっていたのかを探り、さらには、ケヴィン・スミスの脚本やコンセプトアートを元に、映画のシーンを想像・再現した映像も作られるんだとか。
先日公開された予告編によると、どうやら主演のニコラス・ケイジにインタビューすることも出来た模様。幻の映画の歴史が、Kickstarterでの後押しのお陰で語られるようになるというのは、かなり熱い。
『The Death of "Superman Lives": What Happened?』は2014年夏に完成予定。一体どんな真実が待ち受けているのか......非常に気になりますね!
"The Death of Superman Lives: What Happened?" Teaser Trailer[YouTube]
Introduction for Kickstarter Campaign for Documentary about "Superman Lives"[YouTube]
Superman Lives[Superman wiki]
(傭兵ペンギン)
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