Photoshopのない時代、理想の1枚を写真家はこんなに苦労して作り出していた

撮影してからの現像作業が本番！

今年で66年目を迎える世界を代表する国際的な写真家グループマグナム・フォト。世界的に有名な数々の写真は、このグループから生まれたものが数多くあります。

今日では、Photoshopで思い通りの写真を作り上げられるようになりましたが、Photoshopがなかった時代、写真の現像／編集はどのようにしていたのでしょうか。GIZMODOでは、マグナムのプロ現像家Pablo Inirio氏が如何にして、歴史に残る写真を作り上げていきたか、その果て無い道のりを紹介しています。

暗室を経験したことがない人からは、そのプロセスは途方もないもののように感じるかもしれません。画像の左は、Inirio氏が現像／編集の詳細を書き込んだもの、右は最終的に出来上がった完成品。 Photoshopがなかった頃は、何度も何度も同じ写真を現像しては微調整を繰り返したのです。1枚の写真を完成させるのに、膨大な労力と時間が必要とされました。写真の全体を焼き付けて、フィルターを入れ替えてコントラストを調整し、穴があいたツールで一部だけ光を当てたり、はたまた手やボール紙を使って逆に一部には光を当てないようにしたり。ここは何秒、あっちはプラス何秒、そしてそっちはマイナス何秒。その細かく複雑なメモを、何度も刷りなおしていく写真の1枚にメモしていたのですね。

Inirio氏の編集メモが書かれたオードリー・ヘップバーンのポートレート

Photoshop時代には考えられないような労力が必要だったというのがよくわかりますね。銀塩写真は、撮る構図に苦労しているぐらいだと思っていたのですが、その後こそが本当の腕の見せ所だったようです。


Photoshopのない時代、理想の1枚を写真家はこんなに苦労して作り出していた［Kotaku Japan］
Photoshopがない時代、あの写真はこうして作られた［GIZMODO］

（ロバーツ町田）

[shiroo（ID：415262）]

銀塩の頃にやっていたことをフォトショでやると叩かれる風潮

[murakumo（ID：475094）]

ここまで細かいことをやったことはないけれど、空の色を出すためとかでこういう作業をしたことがある。
一回失敗したらまた最初からやり直しだから本当に神経を使った……

[エル壱（ID：737488）]

あぁ･･･すげぇ良い･･･作り手の息吹が感じられるぜ･･･

[鍋の人（ID：5748055）]

ツールの名前の「覆い焼き」とかは、こういうテクニックの名前が起源なのかな

[A.I（ID：33478022）]

顔写真イタズラの元祖みたい

[ひょっとこ（ID：4073605）]

これ凄い大変なんだってね、動画で作業の一部を見たことあるけど
うわぁーって感じになったよｗｗ

[ひきをたにぃと（ID：14590535）]

フォトショで手軽にベツモノにするだけならガキでもできるしな
こういう職人芸のような手の込んだ物と評価がまるで違うのは当たり前

[風野妖一郎（ID：893222）]

それどころか背景や顔を削ったり書き込んだりしなきゃならないし、色々大変だったんだぞー（棒読み）

[famfamfa（ID：551633）]

てっきり黒澤明が雨に墨汁を混ぜたのと似た方向の話かと思ったら……

[みそ（ID：12864510）]

暗室作業が現代のフォトショ加工に生きてるなぁと最近思う。根本的な原理を理解するのにとても勉強になった。暗室作業はやってもやっても難しい。この部分だけ何％覆い焼きするとかっていう感覚を養うのは容易じゃない。

[よーこ（ID：5097475）]

すげぇカッコいい（小並感

[きのこマン（ID：5773107）]

便利な世の中になったもんだ

[Nassy（ID：35382838）]

>>6
でもお前禿げてるよな

[ほたる（ID：32465073）]

>>6
つるっぱげくっそわろたｗｗ

[せきぞう（ID：557040）]

人間の目は自動的に明るさ補正を掛けるから写真も同様の明るさ補正を掛けるのはおかしくはない。フォトショは「整形」までするから変だって事。

[むむ（ID：2871349）]

すごいな、プロの仕事を見せられたって感じだよ、そのままだけど。

[makotoohira（ID：7289153）]

写真専攻だったので、よく暗室でやりましたよ、ここまで細かくないけど
イメージとしては、浮世絵の彫師（撮影）と摺師（プリント）の感覚に近いですね
、、、結局、お金かかるから卒業してから一度もやってないけど

[こくっち（ID：15167173）]

美しい

[さんずい（ID：22866653）]

職人技だな・・・この道の人はこういうことやってるんだ・・・

[Piatti（ID：87932）]

白黒のスポッティングぐらいなら写真学校でやったけど、プロはここまでやってたのか・・・　暗室技法の凄さを再確認した。

[てんぐれむ（ID：22998933）]

すげー、本当に職人技って感じだな
レタッチソフトで範囲選択で切り出してコントラスト調整とかやるけど、
アナログ写真でこれをやるってすごい労力…

[Ruud(ルード)（ID：8217539）]

パイオニア達に感謝しましょう。

[しおんぐ（ID：8542548）]

すごいなあ…

[むきたまえっぐ（ID：1921946）]

専門学校でアナログによる写真修整（不透明水彩などを使う方法）を学んだのを思い出した・・・（※その２~３年後にPhotoShopによるデジタル修正が主体に・・・・orz）

[Kouta（ID：33162978）]

>>27
意味が解らない

[SSI（ID：3373990）]

こんな細かくはないけどやってたなあ
試し焼きの写真を切って割り箸にくっつけて覆い焼きしたりして…懐かしい
引き延ばし機にネガじゃなくてティッシュとかを挟んでトーンの代わりにしたりしてね

[合須 連（ID：20931689）]

技術の進歩って恐ろしいね。
こういう職人を減らしたのも、素人に創作の楽しさを与えたのも進歩ってなんか変な気分だわ

[（・ｘ・）（ID：6849706）]

高校時代にこれやったなぁ。コンクールではなぜか一発だけを狙っておくりつけて散々なこといわれたわ。
同じ大きさの写真を何枚も作って切抜きして・・・って思い出すだけで酢酸の匂いがかぎたくなるじゃないですか。部室にフィルム干しのレールがなかったから洗濯紐で代用したりとか。フィルムが乾くの待つために隣の部活に邪魔してみたりとか。写真を撮るときの構図も大切だけど、焼くときも大切なんだよなぁ。しかもその瞬間しか撮影していないものだと、なにが起こっているかを一枚の写真であらわすものだし。白黒だからこその味が忘れられないなぁ。機材があればたぶんできるとおもう。

[MUSKA（ID：197337）]

なるほど。この手間を考えたらフォトショップ10万は高すぎる値段ではないかもしれない・・・。

[うなぎ（ID：1115674）]

そもそもが、撮影前のフィルムと現像液の組み合わせの選定から始まっている点が記されていないぞ。
Plus-XにMicrodolとか；フィルムの現像条件も。

その上での紙焼きの苦労… (いやいやマルチグレードペーパーはチョットお高いけど、号数揃える必要のない分、有難かった)

[エラゴン（ID：11785343）]

暗室を使って現像とか一枚の写真で焼き分けとかはするけど、このレベルのことをやるのはちょっと考えられない。
このレベルで調整するとか一体どれだけかかることになるんだろう…

[そよかぜ（ID：8206860）]

ここまでめんどくさい事はやらなかったけど、俺も学生時代、暗室にこもってこんなんやってたわ。
今どき印画紙に焼いたりなんかしないわな。と当たり前の感想。

[mariage（ID：2207643）]

高校時代の選択授業でこの手の写真現像をとったけど、ただの印画紙への現像でも難しかった。ボヤけたり、薄かったり。何よりA液B液作る+準備が面倒だった。。