• このエントリーをはてなブックマークに追加
おいでよデル・トロの家。ギレルモ・デル・トロ監督が自身の仕事場を案内
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

おいでよデル・トロの家。ギレルモ・デル・トロ監督が自身の仕事場を案内

2013-10-27 22:30
    おいでよデル・トロの家。ギレルモ・デル・トロ監督が自身の隠れ家を案内 トップ画像


    ヒット作メーカーと知られるギレルモ・デル・トロ監督は、2009年にWired Magazineのインタビューに応じた際、「Bleak House」と呼ばれる自身の仕事場を公開したことがあります。

    その時、Wiredが見せたのはトップの画像だけでしたが、実はデルトロ監督自らが案内する隠れ家案内映像もあった模様。その映像をio9が取り上げていたので、ご紹介します。監督の想像の源を覗き見するようでワクワクしますよ。

    では、以下からデル・トロ監督の隠れ家ツアー動画をお楽しみください。
     


    【大きな画像や動画はこちら】

     


    ギレルモ・デル・トロ監督によれば、この家は古いヨーロッパの「驚異の部屋」を真似ているそうです。コンセプトは、楽しませること、恐怖や感動でゾクゾクさせること、そして学習で、室内には骨や頭蓋骨、奇形児の標本等が飾られています。

    監督曰く、元々Bleak Houseはディズニースタジオの資料室からインスピレーションを得ているとのこと。類まれなる才能を持ったアーティストを育てる為には、想像力をかき立てるものが必要不可欠。それは、ファインアートといった芸術品に限ったわけではなく、玩具やポップアート、ゴム製の人形、解剖学で使うモデルと多岐にわたります。この家にあるデル・トロ監督の好奇心を刺激するもの全てが、同じように重要なのだそうです。

    また監督は、好奇心を失うということは、発明する意欲を失うということに繋がると話しており、常にあらゆることに興味を持てるように、Bleak Houseをアーティストの想像力をかき立てる環境を作ることを目的とした、言わば、想像の加圧室にしたとのこと。

    最後に監督が案内したのは、自慢のスクリーニングルーム。ここには7000本のDVD、数百枚のレーザーディスク、ベータフィルム、VHS、数百冊の雑誌や本があり、壁には尊敬すべき人たちの絵等が飾られています。

    興味や創作意欲を刺激することに重きを置いたBleak Houseは、普通の人が住んだり仕事をするには適さないでしょう。しかし、常にクリエイティブでなくてはならないギレルモ・デル・トロ監督にとっては、これ以上ないパーフェクトな場所のようです。

    ちなみにio9によると、この映像は『クロノス』のクライテリオン盤Blu-rayのリリースの為に撮影されたのだとか。これからも、こういう特典映像が増えてくれると嬉しいですよね。製作秘話で作品に込めた思いや意図を語るのは一般的ですが、誰かの口で語られた誕生秘話よりも、作品が生まれた場所を見ることの方が、より作品に対する理解を深められるような気がしませんか?


    [via io9

    (中川真知子)

    関連記事

    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2013/10/deltoro_bleakhouse.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。