なるほど! これは言葉の壁を取り払いますね!
オーストラリアのKotakuの記事では、Kinectの人体スキャンが面倒だったり、自分の動きをちゃんとトレースできていなかったりという、ちょっとした不具合が積もり積もって、今後Kinectの将来は大丈夫なのだろうか? という声が上がっていました。
テクノロジーそのものとしては、革新的で面白いものですが、正確性が要求されるゲームの場合はどうなのか...という疑問はアメリカのKotakuでも言われていた矢先のことです。
ではゲームの世界を離れて、たとえば手話の翻訳機として世間一般で利用されるのはどうでしょう。第二の働き口が見つかったようで何よりではないでしょうか?
以下で医療の現場や、道案内の係に聴覚障害を持った方がどのように利用できるか、マイクロソフト社によるデモ動画をご用意しました。ではどうぞ。
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これは便利。もしかしたら多言語にも利用可能?
手話の解らないお医者さんが、患者さんを診察する時なんて凄く便利そうですよね。「そんな時は筆談があるじゃないか」と思われるかもしれませんが、患者さんの目が悪い、指先を怪我している、または国の教育が行き届いてないために字の読み書きができない、などいろいろなケースが想定できます。
これまで聴覚に難を持った方々は、意思の疎通が上手くいかず、様々な苦労をされていることと思います。今回の動画はホンの一例とはいえ、それがKinectの技術によって改善し、場合によってはこの技術が、その人の人生すら一変させてしまう可能性を秘めているかもしれません。
これはマイクロソフト・リサーチ・アジアの中国チームによって研究されているものですが、大まかなシステムが一度完成すれば、どんな言語にも対応できそうな印象です。
いろんなタイプの不自由さを抱えている人々に、ちょっとだけゲーム技術の応用で生活が改善されたら、なかなかステキなコトですね。この研究はぜひとも進めて頂きたいと思います。
[Via Fast Company via Kotaku]
(岡本玄介)
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