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ロボットテレホンアポインターが出現!? (彼女は自らがロボットであることを否定)
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ロボットテレホンアポインターが出現!? (彼女は自らがロボットであることを否定)

2013-12-19 22:30
    ロボットテレホンアポインターが出現!?(彼女は自らがロボットであることを否定


    これは、聞いていると不安になってくる!

    Kotakuの姉妹ブログであるGawkerが、ロボットのテレホンアポインターらしきものが存在しているらしいと報じています。

    その謎の電話は、TIMEの編集長が受けた保険のセールスらしいのですが、自然な言葉のやり取りに聞こえるにも関わらず、微妙に会話がなりたっていなく、感情がこもっているようで無機質。かなりの違和感を感じる電話相手だったようです。

    それでは、以下から詳細と、そのやり取りの録音データをどうぞ!
     


    【大きな画像や動画はこちら】

     
    その日、TIMEのワシントン支部に勤めるマイケル・シェラー編集長の携帯電話に、サマンサ・ウェストという女性から電話が掛かって来たそうです。健康保険のセールスだという彼女の声は、本物の人間の声のように流暢で自然ですが、シェラー氏は、この声がロボットのものだと直感したそうです。

    シェラー氏と同僚は、サマンサの番号に何度かかけ直し、やりとりを録音したそうです。では、以下でその時のやりとりをお聞きください。



    ---------------------------------------

    シェラー「あなた、ロボットですか?」

    サマンサ「あははは、え? なんですか? 私は生身の人間ですよ。多分、電波が悪いんでしょう。申し訳ありません」

    シェラー「あぁ、そうですか。何だかロボットのように聞こえますね」

    サマンサ「私は生身の人間ですよ。多分、電波が悪いんでしょう。申し訳ありません」

    シェラー「ロボットでないのであれば、「私はロボットではありません」と言ってもらっても良いですか?」

    サマンサ「私は生身の人間ですよ」

    シェラー「信じますよ。ただ、「私はロボットではありません」と言ってもらえますか? そう言ってもらえるだけで良いのですが」

    サマンサ「あはははは。ここにいるのは生きている人間ですよ」

    シェラー「わかりますけど、「私はロボットではありません」と言って欲しいんです」

    サマンサ「あははは、何でですか?」

    シェラー「お願いです。「私はロボットではありません」と言って下さい。とても大事なことなんです」

    サマンサ「私は生身の人間ですよ。聞こえていますか?」

    シェラー「ええ、聞こえていますよ。だから、「私はロボットではありません」と聞きたいんです」

    サマンサ「はい、私は生身の人間ですよ」

    シェラー「「私はロボットではありません」と言ってくれますか?」

    サマンサ「ははははは」


    ---------------------------------------

    会話が通じているようで、通じていません。文面だけだと、からかっているだけのように見えなくもありませんが、音声を聞く限り、自分の返答により人がイライラしていく様子を楽しんでいるような印象も感じられません。まさに、ロボットと会話しているようです。

    TIMEによると、上記のやり取りの他にも、サマンサ・ウェストと名乗る女性は幾つかのテストで以下のような反応をしたそうです。

    「トマトスープに含まれる野菜はなんですか?」と聞いたところ、彼女は質問を理解出来ていませんでした。また、昨日は何曜日でしたか、と何度か質問すると「電波が悪い」と答えました。

    TIMEは、サマンサ・ウェストの番号を公開しましたが、現在は繋がらないそうです。しかしそうなる前に、プレミア・ヘルス・プランズのブルース・マーティンと名乗る人物から話を聞くことに成功したそうです。彼は、サマンサ・ウェストという人物に関しては知らず、その番号も会社が使用している番号の内のひとつでしかないと話したようです。

    そして、この件を記事にするのであれば、社名、電話番号、そしてウェブサイトにも触れてほしいと伝えて来たので、TIMEは了承。しかし、先方からのリクエストだったにも関わらず、記事がリリースされた次の日には、ウェブサイトは閉鎖されてしまったのです。

    しかし、興味深いのはそれだけではありません。

    Gawekerによると、Atlanticのアレクシス・マドリーガル記者が、この技術が何なのかを調べようとしたところ、サマンサが行った会話を実現出来るプログラムはたったひとつしか無いということが分かったようなのです。しかし、それは、カジュアルにテレアポに使えるようなレベルのものでは無いのだそうです。

    そのことから考えて、マドリーガル記者はこのサマンサが、英語に不慣れな女性、もしくは、電話の最中に流していたサウンドボードに予め録音されている返答のアクセントに不慣れな人物なのではないかと考えているようです。

    なお、TIMEのコメント欄には、同様の電話を受け取ったことがあるという人が何人か書き込みしています。彼らも違和感を感じ、「ロボットなのか」というような質問をしたところ、やたらと電話を切りたがったり、「イヤですわ、そんな風に聞こえます?」というような返答をされたそうです。


    Thinkstock/Getty Images

    [image via ThinkStock via Gawker

    中川真知子

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2013/12/robot_callers_are_denying_that_theyre_robots.html
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