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そんなライトセーバーの誕生秘話を語る動画をio9が取り上げたので、紹介したいと思います。それでは、以下から15分に渡る動画と詳細をどうぞ。
『スター・ウォーズ』は40年代以降に公開されたファンタジー・アクションアドベンチャージャンルの映画に影響を受けているロマンティック・ファンタジー映画であり、銀河に平和をもたらすグループが使う象徴的なアイテムとしてライトセーバーが生み出されました。
ライトセーバーは、帝国軍が牛耳るより前に使われていた、攻撃よりも防御がメインの武器です。元々、ジェダイの武器は剣を予定していたジョージ・ルーカスですが、未来的な要素を入れたいと思い、テクノロジーを駆使したレーザーソードになったのだそうです。
エピソード4で使われたライトセーバーは、大判カメラ用のフラッシュの反射板を抜いた部品で作られました。ライトセーバーはパワフルでエネルギーが込められているものなので重量があるという設定になっており、俳優陣は基本的に両手で扱うようにと指示されていました。しかし、シリーズが進むにつれ、ルークが強く逞しくなって来たこともあり、剣戟のスピードがあがり、片手でも扱えるようになっていったのです。
エピソード4の頃のライトセーバーの光刃は、光反射性のテープを回転する刀身に貼付けて表現していましたが、5や6では刀身に棒を使い、後からロトスコープという技術で光を合成するようになりました。
また、撮影するシーンによって、ライトセーバーの刀身の長さは調節されました。時には、刀身無しということもありましたが、その場合、後からコンピューターで加えなければならなかった為、トラッキングに細心の注意を払ったそうです。
『スター・ウォーズ』には多数の特殊な音が登場しますが、ライトセーバーには、プロジェクターの回転した時に出すブンブンという音と、ワイヤーが壊れたマイクが付いたテープレコーダーを持ってテレビの前を通ったときに偶然拾った雑音が使われているとサウンド・デザイナーのベン・バート氏は語っています。
『帝国の逆襲』時点では、ベイダーの方が力が上ですが、それでも負けず劣らずの剣戟を繰り広げています。しかし、エピソード6では、ベイダーが自分の父親であり、皇帝が裏で操作していることを知ってしまっているので、実際のライトセーバーの闘いと同時に、心の葛藤も表現されています。
このように、ライトセーバーでの闘いは回を重ねるごとに変化していきます。そして、それは新3部作にも受け継がれているのです。
新3部作のライトセーバーファイトは、より高速で、より洗練されていて、より攻撃的です。そして、戦う目的は、平和から徐々に個人の感情に変化していきます。特に、ラストのアナキンとオビ・ワンの闘いは、お互いの感情の激しいぶつかり合いで、尺も長く取られているのです。
果たして次の J・J・エイブラムス版のスター・ウォーズではどのように、ライトセーバーが表現されているのでしょうか、そちらもとても楽しみです。ファンが製作をしたJ・J・エイブラムス版『スター・ウォーズ』の予告編動画や理想的なトレーラーを見て、妄想をふくらませておきましょう。
The Origin Of Lightsabers, According To George Lucas[via io9]
(中川真知子)
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