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夏休みに小屋での夜を生き残るための13の心がけ
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夏休みに小屋での夜を生き残るための13の心がけ

2014-07-22 22:00
    夏休みが恐ろしく楽しくなるホラー映画13選+α」の中で、いかにキャビン(小屋)が恐ろしいかをお伝えしました。もう「キャビン=死ぬ」の方程式が出来上がっているような危険度です。

    【大きな画像や動画はこちら】

    賢い読者の皆さまなら、夏休みにキャビンに1泊しに行こうなんてことは考えないと思いますが、万が一、その場の雰囲気や友人からの強引な誘いでキャビンに行く事になってしまったなら、io9がまとめた「夏休みに小屋での夜を生き残るための13の心がけ」を参考に生還して頂きたいと思います。


    ■準備を怠らない

    たった一晩と言えど、森の中のキャビンに行くとなれば念入りに準備しなくてはいけません。軽装備で行くなんてもってのほかです。食料や飲み物(いざと言う時の判断が出来なくなるのでお酒は控えましょう)の他に、懐中電灯や提灯、投光照明器、たいまつなどの明かりを確保するものが必須です。

    というのも、暗闇は一瞬にしてあらゆるものを奪い、破壊してしまうからです。また、移動手段も重要なので、予備の車のキーや、カーバッテリー、ディストリビュータ・キャップ等も用意しておきましょう。

    しかし、予備のガスタンクや武器などは、身を守るのではなく、それが原因で己を危険にさらす可能性が出て来るので、持って行かない方が得策です。不安であれば、護身用として「さや付き猟刀」をオススメします。この武器なら、超自然のハンターたちとも互角にやりあえるでしょう。型にはまった武器では意味をなさない事が多い事を覚えておきましょう。あぁ、そうそう、大きなバケツも忘れずに。


    ■キャビンに向かう途中に出会う人を馬鹿にしない

    おそらく、キャビンに向かう途中、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアに立ち寄ると思いますが、そこで出会う全ての人たちに敬意を持って接すること。どんな外見をしていたとしても、どんな視線を送って来ようとも、決して馬鹿にしたりおちょくったりしてはいけません。

    万が一、彼らが貴方を脅かしたり、意味の分からないことを一方的にまくし立てて来たり、不道徳なことを言って来たとしても、最低限のマナーを守った対応をするべきです。また、道路を横切る片目の老婆を見かけたら、優しく丁寧に「何かお助け出来ることはありませんか?」と手を差し伸べると良いでしょう。


    ■駐車するときは、出来るだけキャビンの近くに

    キャビンに到着したら、くれぐれも車をキャビンの近くに停めましょう。事件が起こった時、貴方はキャビンから飛び出し、一目散に車へと走ることと思います。しかし、車が遠くに停めてあったら、乗り込む前に捕まってしまうかもしれません。

    キャビンの目の前に停められるようであれば、そうして下さい。また、直に発車出来るようなポジションで駐車するのも忘れずに。


    ■地下に繋がる入り口は全てふさぐ

    地下程恐ろしい場所はありません

    必ずチェーンなどで対策を


    キャビンの中に入った貴方は、軽く部屋をチェックし終わったら荷物をほどく作業に入るかもしれません。でも、待って! 荷物より何より重要なことを忘れていませんか。キャビンの地下は危険が一杯です。

    とにかく、すぐに地下に繋がる入り口という入り口を全て塞ぐのです。チェーンや鍵を使って、誰ひとり、何一つ這い出て来れないようにしなくてはいけません。仕掛け扉のようなものが床にあったら、釘を打ち付けた後に重しをのせましょう。


    ■キャビンの中のものを触らない

    キャビンの地下に繋がる入り口を探している間に貴方は、キャビンの前の持ち主が残した様々なアイテムを目にすることでしょう。しかし、触ってはいけません。それらは殺傷能力の高いウィルスに犯されているとでも考えて、放っておくべきです。

    特に日記を読んでみたり、テープを再生してみたり、ホームビデオを見てみようなんて考えるのはやめましょう。前住人のプライバシーを侵害するどころではなく、貴方の命が危険にさらされます。考えてもみて下さい。貴方が家を引っ越す時、読まれたり見られたりしたら恥ずかしい物を置いて行くでしょうか?

    置いて行かなくてはならないような手に負えない物」だったり、「次に来る人への罠」である可能性が高いのです。人形も然り。特に精巧に出来た人形や子供を夢中にさせるぬいぐるみなんかは、本来であれば前の持ち主の相棒とも言える存在です。

    決して触ってはいけません。そいつらは生きていると考えるのが妥当でしょう。また、調理器具も触らない方が無難です。前の居住者が殺されて、そこで調理された可能性もあるのですから...。


    ■露出は少なく

    キャビンをパーティー会場か何かと勘違いして、男性の目を意識したような布面積の小さい恰好をする女性がいますが、それは大きな間違いです。キャビンでは、動き易さと露出度の低さこそが最大のお洒落です。

    露出していい部分は、頭部と手のみ。デコルテ、脚、足首等、隠せる場所は全て隠さなくてはいけません。これは、夏だろうと外気温40度だろうと関係ありません。徹底しなくてはならないルールです。キャビンにやってくる超自然の輩は、熱中症よりも遥かに恐ろしいのです。


    ■ベッドで寝ない

    どんなに部屋数があろうとも、どれほど寝心地の良さげなベッドが置いてあろうとも、そこで寝る事は考えるべきではありません。キャビンでは、全員が集まって一緒に寝るべきです。キャビンの1番広い部屋で寝袋で寝ましょう。

    理想は、お互いの顔が確認出来るように、円を描く形になることです。また、それぞれのドアや窓といった侵入口も見張れるようにあっていれば尚良いでしょう。


    ■防御線をはる

    侵入経路を見張る事が出来ているからといって、防御線をはらない理由にはなりません。シワシワにした新聞紙や割れたガラス(電球を袋一杯にしてハンマー等で割ると良いでしょう)を用意し、侵入経路とされる場所に10フィート(約3メートル)程度に渡って配置するのです。

    ローテクなセキュリティグッズですが、効果は期待出来ます。


    ■何があってもキャビンを出てはいけない

    自然も敵です。

    植物も貴方を殺しに...


    キャビンに何かが侵入した、もしくは攻撃されたとなると、貴方は一刻も早くキャビンから逃げ出したいと思うかもしれません。しかし、その感情は無視するのです。意外かもしれませんが、キャビンは外よりもはるかに安全です。

    外に出れば、そこは深くて暗い森の中。植物が意志を持って触手のように枝をはわせて来なかったとしても、木の幹に足を取られて転倒し、気付いたら方向感覚を失っていて遭難なんて危険性もあります。また、キャビンの中にいれば、攻撃者の数やサイズも限られる事でしょう。しかし、広大な森では、数もサイズも無制限です。キャビン内に限界を感じ、どうしても車で逃げ出さなければならないという状況が来たら、相当な覚悟を決める必要があります。


    ■何があってもグループを離れて1人になってはいけない

    1人になってはいけない

    1人になれば、それはフラグです。


    誰かと同じ空間に長くいれば、衝突することもあるでしょう。そんな時、少し頭を冷やす目的でひとりになりたいと思う人もいるかもしれませんね。しかし、グループから離れた貴方は、襲われる確立がぐっと高くなります。また、貴方が外に出るなり別室に移動するなりすれば、貴方を気にかけた人が後を追うこともあります。

    そうなると、必然的に貴方を心配した心優しい人物も危険な目にあってしまうのです。貴方の行動は、自分の命だけでなく、他の人の命まで危険にさらすのです。なので、必ず全員がお互いの姿を確認出来る場所にいなくてはいけません。誰かが移動したら、「放っておけ」と吐き捨てるのではなく、全員で移動します。

    トイレもそうです。しかし、トイレにゾロゾロと向かうのは非効率的と言えるでしょう。そこで大切になってくるのが最初の項目でも書いた大きなバケツなのです。大きなバケツを簡易トイレとして部屋の角に置き、グループに見守れる中で排泄しましょう。キャビンでは、プライバシーやプライドは捨てる必要があるのです。


    ■法律やモラルに反するような事はしない

    キャビンが特別な場所だというのは、皆さんも十分承知している事と思います。しかし、だからといって何でもアリと言うわけではありません。酒を飲んで大騒ぎしない、クスリをしない、またセックスもしない。特に、セックスはゼッタイにダメです。

    セックスは、キャビンだけに限らず、全ホラー映画の中で死亡フラグです。どうしてもイチャイチャしなくてはならない雰囲気になったら、軽めのヤツに止めておきましょう。我を忘れるような激しいのは何があっても避けなくてはいけません。

    キャビンの中では、自分がこんな風に他人に接してもらえたら良いな、と思うことを仲間にしてあげるべきです。そこにいる全員がそうであれば、誰かがひとりで出て行きたくなるような状況にも陥る事もないでしょう。


    ■撮影してはいけない

    楽しい思い出を動画に残したいのは十分理解出来ますが、「ビデオカメラでキャビンでの一夜を録画」=「死亡フラグ」というのは覚えておいた方が良いでしょう。


    ■寝てはいけない。どうしても寝なければいけない場合は、シフト制で

    基本は寝るべきではありません。セックスをせず体力を温存し、レッドブルをがぶ飲みして徹底的に睡魔と戦うのです。しかし、万が一、貴方がいとも簡単に睡魔に負けてしまうような意志の弱い人間なら、チェーンソーで浣腸されるくらいの覚悟を持って寝て下さい。

    本来なら、その場にいる全員が一晩中起きて侵入者等が来ないかどうかを見張るのが理想です。しかし、どうしても寝なければいけないのであれば、シフト制にしましょう。ただし、誰か1人が見張って、残り全員が寝るというようなルールは絶対に避けましょう。危険が迫っても1人の力では全員を瞬時に起こす事はほぼ不可能です。

    起こしている間に犠牲者が出るかもしれません。なので、グループの内、半分は寝て半分は起きて見張っているという形を取るのが良いでしょう。


    ■恐怖の一夜が明けたと早とちりして、飛び出して行ってはいけない

    夜が開け、貴方が生き延びていたと仮定しましょう。暗闇に怯え、超自然のハンターに怯え、孤独に怯えた貴方は、日の光を希望と勘違いして、飛び出して行くかもしれません。太陽の光が「恐怖の終焉」を意味することは多々ありますが、全てのケースがそうとは限らないと言うことを頭に入れておいた方が良いでしょう。

    確かに、悪の力は日中の光の元では弱まります。しかし、皮肉な事に、弱まった力でさえ貴方を痛めつけるには十分なのです。念には念を入れて、午後まで待つことをオススメします。




    ここまですれば、キャビンから無事に戻って来れるかもしれません(ウィルスや勘違い野郎グループ対策が抜けているので、確実に生還できるという保証はありませんが...)。この13項目の他にも注意しておくべき事があれば、是非、皆さんとコメント欄で共有して下さいね。


    [via io9

    中川真知子

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2014/07/13-tips-for-surviving-a-night-in-a-cabin.html
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