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美術のお時間、ファイン・アート肖像画編です。
今回ご紹介します動画は、女性の肖像画で1508年代から1954年までの美術史約500年の移り変わりが、たった3分でわかるとてもユニークなものです。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『ほつれ髪の女性』も、ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』も、パブロ・ピカソノと付き合っていた40歳年下の彼女も、みーんな次から次へグニョーンとモーフィングしながら次の肖像画に変化していきます。
3分なのに90作品にも及ぶ、美女たちの競艶をどうぞお楽しみください。ではどうぞ!
2枚が混ざった中間の顔もやはり美女。
「JEZEBEL」で取り挙げられていたこの動画。アートに詳しい方もそうでない方も、とりあえず美術の世界で描かれるのは、美女ばかりなのがお分かりかと思います。
ずっと観ているといろいろ気が付くかと思いますが、美女たちはほとんどが顔をちょっと右に向けており、(時折り左向きも在りますが)正面からというのは1900年代になってから描かれるようになった...って感じがしますね。
その時代ごとに絵のタッチの流行や、ファッションの移り変わりも感じ取ることができ、さらにはアール・ヌーヴォー、印象派からキュービズムにシュール・リアリズムなど抽象的な表現が始まったのもどの辺りか...? というのも大体分かります。
もちろん500年間に描かれた女性の肖像画は何万点と存在するでしょうが、美術史的に有名な作品を掻い摘んで並べると、こういう感じになるんですね。
もしも動画に出てくる全作品のアーティストとタイトル、制作年が気になりましたら、サムネール付きのリストをチェックしてみてください。
Watch 500 Years of the Female Portrait in Three Minutes[JEZEBEL]
(岡本玄介)
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