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Did You Know Gamingによる『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの豆知識、パート2です。
今回は、前回の「豆知識その1」に引き続き『スーパーマリオブラザーズ3』に関する豆知識からはじまり、『スーパーマリオワールド』、『スーパーマリオ64』の豆知識までを網羅しちゃいます。
テレサの元ネタが、普段はシャイだけど起こると怖い開発者の奥さんだったり、ワンワンがあの人の子供の頃の体験を元にしたキャラクターだったりと、今回も面白い豆知識がいっぱい詰まっていますよ!
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■『スーパーマリオブラザーズ3』
・7人のコクッパたちは、元々日本の開発チームによって生み出されたが、日本でのリリース版では「コクッパ7兄弟」とされ、個別の名前はなかった。
・アメリカでのリリースに際し、米国版ローカライズチームが7匹にそれぞれ音楽アーティスト名をつけた。
バンド組ませたらどうなるんだ...。
その7人のアーティスト名は:イギー・ポップ、モートン・ダウニー・ジュニア、レミー・キルミスター(モーターヘッド)、ロイ・オービソン、ウェンディーO・ウィリアムズ(プラズマティックス)、ラリー・マレン・ジュニア(U2)、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
・ルドウィッグ=ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの髪や、モートン=モートン・ダウニー・ジュニアの顔の星などのキャラクターたちの特徴がローカライズチームによる命名のきっかけとなったのかも。後にこの米版コクッパ達の名前は日本でもそのまま使われるように。
(※:モートン・ダウニー・ジュニアは1989年に顔に鉤十字が描かれるという事件に巻き込まれる。自身はネオ・ナチによる犯行としているが、注目をあびるため自ら描いたとも言われる。)
・アニメ『The Adventures of Super Mario Bros. 3』にもコクッパたちは「クッパキッズ」として登場しますが、アニメ版制作当時にはまだ米版『スーパーマリオブラザーズ3』ができていなかったため、コクッパたちには違う名前が付けられている。
イギーとレミーは、ヒップとホップに、ウェンディーはクーティー・パイ、モートンはビッグマウス、ロイはブリー、ラリーはチーツィーに、ルドウィッグはクーキーとなっている。
・ある状況下でコクッパと戦うことで、それぞれのワールドの王様から興味深いセリフを聞くことができる。
本作ではスーツを着ることで様々なパワーを得られるが、王様は例えばマリオがカエルスーツを着ている場合、マリオがカエルに変身してしまったかと勘違いをする。タヌキスーツの場合はそこにいるのがマリオでなく狸だと勘違い、ハンマースーツの場合はそのスーツを貸してくれ、というセリフになります。
スタッフの実体験でした。
・テレサのネタ元は、任天堂の開発者である手塚卓志さんの奥様。普段はシャイで内向的な方として知られていたそうですが、手塚さんのあまりにも長い労働時間には大激怒していたそう。
それがテレサの方を向いているとシャイで動かず、プレイヤーがそっぽを向くと、怖い顔をして近づいてくるというキャラクター設定へと生かされているそう。
・ワンワンの元ネタは、宮本茂さんが子供の頃追い掛け回された近所の犬。しかし犬は鎖で繋がれていたために、宮本さんに噛み付くことはできなかったそう。これがチェーンで繋がれたワンワンの設定のもととなった。
・しかし『スーパーマリオブラザーズ3』でのワンワンは、49回鎖が伸びきると鎖が外れ逃げ出してしまう。
・キャラクターとしてのワンワンは、元々『ゼルダの伝説』シリーズに登場する予定だったようですが、結局お蔵入りとなり、初登場は『スーパーマリオブラザーズ3』のワールド5となった。
・ワールド7の「土管の国」には、4つの小島がひとつの巨大な緑パイプの形を形成し、それが3つ存在する。
日本の京都にお城が!
・ワールド3の「海の国」にはマップ右端に他とは繋がっていない島々があり、その形は日本列島。任天堂本社のある京都にはお城も。
・ゲームボーイアドバンスの『スーパーマリオアドバンス4』で移植された『スーパーマリオブラザーズ3』には、カードe+を利用して追加可能なコースに「ワールドe」というものがあり、そのワールドには小文字の「e」の形の島がある。
コレにはなにか深い意味が...!?
・6-4にはなぜかキリスト教風の十字架がステージ情報にある。通常のプレイでは見ることができないが、パタパタの羽根を使って飛んで行くことで見ることが可能。
助走するスペースがないので他のアイテムでは不可。サブリミナル的なメッセージなのかも、とも言われますが、『星のカービィ2』のステージに存在するピクセルで描かれた裸の女性のように、開発者たちのジョークかも。
■『スーパーマリオワールド』
・ヨッシーは『スーパーマリオブラザーズ』当初から宮本さんによって考えられていたキャラクター。しかし、技術的な制約によって『スーパーマリオワールド』以前にはコンパニオンキャラは無理だった。グラフィックをデザインした日野重文さんは、スーパーファミコン版マリオに向けてヨッシーをデザインしていた。
・ヨッシーは一時は恐竜ではなく、友好的なクッパの類としても考えられており、ヨッシーの背中のサドル部分が小さな甲羅に見えるのはその名残。
なんか、高貴な名前っぽい...。
また1993年の任天堂キャラクターガイドによれば、ヨッシーのフルネームは「T. Yoshisaur Munchakoopas」(T.ヨシザウルス・ムンチャクッパス)とされている。
・ヨッシーの家のメールボックスには日本の郵便記号となっている。
・ヨースター島の山の上には黄色スイッチの宮殿があり、この山の名前は「かっぱやま」。日本の妖怪から採られた名前で、この山を登る途中の山頂に池のある山はまさに河童の頭のお皿のよう。
・コクッパたちのネーミングと同じように、4匹組の恐竜たちブイブイの英名、Reznor(レズナー)は、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーからとられているそう。
・日本版と英語版とではゲーム内のテキストに違いがある。例えばクッパの城に書かれているのは日本版では「Koopa」ですが英語版ではクッパの名前がバウザー(Bowser)となっているのでお城の表記も「Bowser」に。
・ボーナスステージではブロックを叩いて丸を出し、3つ揃えると1UPキノコが出る。しかし欧米では確認の印は丸印ではなくチェックマークなので少し違和感があるよう。
・3-Cと、チョコレーとう1の隠しエリアに出てくるトビプクは、欧米版のヨッシーは食べることが不可能だが、日本版では食べることができる。このトビプクを食べることの出来る仕様は、後に『スーパーマリオアドバンス2』のすべての地域版で適応されている。
・『スーパーマリオワールド』では、後々の作品にも登場するキャラクターもたくさん紹介されている。バニラドームの最後のステージに出てくるウンババなどがいい例。
ウンババは実はバニラドームの最初のステージで、下がりゆく足場をマリオが走り抜けなければいけない箇所にも出てくるが、溶岩に飲まれる気でもないとここでその姿を見ることはまずない。
・ウンババは『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』でその姿を大きく変えている。
見てみたかった...!
・ウンババは『スーパーマリオ64』では、『スーパーマリオワールド』の時のデザインに戻って登場する予定だった。製作途中の状態のウンババのアニメーションは、『スーパーマリオ64』をハックすることにより見ることが可能。
・アトミックテレサは階段を滑り降りてスライディング攻撃することで倒すことができる他、マントマリオ状態で一定以上のスピードを持ってアトミックテレサにぶつかる攻撃でも倒すことが可能。
・「まよいのもり」(英語版:Forest of Illusion)は、唯一のスイーツ以外の名前のついたエリア。『ゼルダの伝説』シリーズにも「「迷いの森」(英語版:Lost Woods)が存在する。
・スターロードからしか行くことのできないスペシャルゾーンのマップ画面にも面白い小ネタが。「SPECIAL」という点滅する文字の上のシンボルはスーパーファミコンのシンボル。このシンボルはスーパーファミコンのボタンの色で構成されている。
・スペシャルゾーンのマップ画面で2分間待っていると、BGMが『スーパーマリオブラザーズ』のテーマのファンキーなリミックス版に変わる。
■『スーパーマリオ64』
・『スーパーマリオ64』は、宮本茂さんが開発した作品の中で初めてチャールズ・マーティネーさんがマリオの声優をした作品。
・マーティネーさんは本作以前にも見本市で任天堂のリアルタイムアニメーションシステムでもマリオの声を担当している。
・マーティネーさんが初めてマリオのゲーム作品でマリオの声を担当したのは『Mario's FUNdamentals』(訳注:1995年発売、PC/Mac用ゲームコンピレーション。開発はPresage Software、販売元はInterplay)。
・アメリカ版にはマーティネーさんによるマリオの声が追加されている部分がある。タイトル画面の「ハロ~」、レベル選択画面の「レッツァゴー」、数分放置した時の「マンマ・ミーア」などの寝言など。
・ゲーム中の浅い水場でジャンプすると、時々水滴のエフェクトに混じって魚が出てくる。これが最初に確認できる場所はゲーム開始直後の城の周りの水場。
海賊船は泡になりました。
・日本版の『スーパーマリオ64』の3つ目のステージ「かいぞくのいりえ」で見ることのできる絵は、青いフレームに泡の絵となっているが、欧米版ではフレームの色が黄色で沈没船の絵となっている。後の『スーパーマリオ64DS』では、すべての地域版で泡の絵となっている。
・「かいぞくのいりえ」の欧米版では、箱のなかにスターが隠されている箇所があるが、日本版では箱はなく、スターは曝け出されている。こちらも『スーパーマリオ64DS』版では日本版にならい全地域版で箱が無くなっている。
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今回もいろんなトリビア満載でしたね。外国で発売されたバージョンでの違いなどはなかなか知ることができないので、こうして実際に見ることができると面白いですね。
Did You Know Gamingは昨年も『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの豆知識について取り上げていますので、未見の方は「あまり知られていない『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ8つの秘密」も、また『ゼルダの伝説』の豆知識も気になる方は「チャンバラの影響が強い『ゼルダの伝説』豆知識12選」も是非どうぞ。
Angry Wives, Vicious Dogs And Other Super Mario Bros. Secrets[via Kotaku]
(abcxyz)
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