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イタリアNo.1コスプレイヤー、ジョルジャさんに独占インタビュー!
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イタリアNo.1コスプレイヤー、ジョルジャさんに独占インタビュー!

2014-10-15 22:30
    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー


    素顔はやんちゃでラヴリー、内面もトレビア~ンな美女でした。

    かつての記事「美女いわエロいわ、森にたたずむイタリア人コスプレイヤー」に登場して以来、『BLAZBLUE』のライチ、『DEAD OR ALIVE』のかすみ、『アベンジャーズ』のブラック・ウィドウなどでコスプレ特集の常連となった、イタリアン美女コスプレイヤーのジョルジャ・ヴェッキーニさん。


    【大きな画像や動画はこちら】

    つい先日、「東京ゲームショウ2014」をメインに、関西方面への訪問やアニメ・グッズ購入のために来日した彼女に、イタリアのコスプレ事情や面白エピソード、彼女の活動の様子、コタク・ジャパンへのメッセージや未公開写真とギャラリーなど突撃インタビューをしてきました!


    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー

    アラレちゃんメガネでオハコンバンチワ


    世界的にも有名な上、相当なニッポン大好きっ子のジョルジャさん。彼女の人生は、私たち日本人と同じく懐かしの日本アニメと共にありました。

    まず最初のコスプレは『アルプスの少女ハイジ』。これは彼女がまだ2歳の時で、お母さんに衣装を作ってもらって楽しんでいたそうです。そんな原体験がベースにあり、14~15歳になる頃にはマンガが大好きで自分でもキャラクターもののイラストを描いたりしていたそうです。

    そして時は流れ、本格的にコスプレイヤーとしてデビューしたのが、『ハイジ』から17年後の1997年。イタリアの「コミック・コン」でセーラーマーズに扮して参戦したのがオフィシャルな初コスプレだったのだそうです。

    今でこそ「Cosplay」という言葉が常識になっているコスプレ文化ですが、当時はまだこの単語が存在せず、ただ「○○のキャラクターになる」といった感じで漠然とした表現をするしかなかったのだそうです。

    そして今で言う「コスプレイヤー」というのはイタリア全土でも10人前後しか存在しなかったのだとか。もちろんジョルジャさんはその中の1人として活動していましたが、昔を振り返ってこうおっしゃいました。

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    当時この趣味は、周りからは変人扱いをされて、白い目で見られていたんですよ。
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    それが今となっては、軽く1000人を超すコスプレ人口となり、イタリア各地でも様々なコンベンションが開催されるように。さらにはコスプレ・コンテストは必須で、しかもメイン・イベントとなるそうです。

    そんな現地のイベントで、中でもジョルジャさんがお勧めしてくださったのが「ルッカ(Lucca Comics And Games)」。ここは街中が会場となり、開催時には街の人口の3倍のお客さんとコスプレイヤーさんたちで溢れかえるのだとか。

    これはヴェネツィアで毎年2月に行われる、伝統的な「マスカレイド」と似ていて、同じく街中が会場となるのです。とここで、話しついでに面白いことを教えて貰いました。

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    イタリア人がコスプレするのは、もともと持っている私たちの遺伝子がそうさせるんですよ。ほら、「マスカレイド」があるじゃない? それにブラジル人もそう。だって「リオのカーニバル」があるでしょ? 
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    なるほど!! これは合点が行く説明ですね。情熱的なだけでなく、コスプレの血が流れているラテンの人々。彼らが生まれながらにして、コスプレイヤーになる素質を持っているだなんて...これはかなり有利です。


    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー

    質問にお答えしますヨ!


    ジョルジャさんのコスプレは、たとえば『マジンガーZ』のあしゅら男爵や、『アタックNo.1』の鮎原こずえ、『超電磁マシーン ボルテスV』のプリンス・ハイネル、『ルパン三世』の峰不二子、『キャッツ♥アイ』の来生 瞳といったド昭和のキャラクターが多いのも特徴です。

    ですが、最近の若いコスプレイヤーはやたらとゴテゴテした重装備のコスチュームが多く、ジョルジャさんのような(それらと比較すると)古くてシンプルなコスプレは少な目だとおっしゃいます。

    しかしどうして、遠く離れたイタリアで、そんなに昔から日本のアニメが観られたのか? ちょっと不思議に思いませんか? 実はこれ、イタリア元首相のベルルスコーニ氏が、その当時にテレビ番組のコンテンツ不足を打開するために日本から買っていたのが事の真相なのだそうです。

    イタリアの標準語に吹き替えられたアニメは、地方でも放送されたお陰で共通言語の統一も出来てしまった、という副産的な結果もあったり、フランスなど近隣諸国でも放映(または電波が飛んでいた?)されたりと、当時日本アニメの普及が当たり前のものだったかからなんですって。


    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー

    裏ピース!

    そんなこんなで2005年、ジョルジャさんは名古屋で開催された「世界コスプレサミット」にて、『デビルマン』妖鳥シレーヌのコスプレをして優勝しました。ステージ上では『マジンガーZ』のテーマソングをカンペキに歌いきり、審査員を感動させたのだそうです。


    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー シレーヌ

    その時のシレーヌ


    その優勝で彼女の知名度は一気に高まり、翌年に優勝したブラジルのチームが「あなたに憧れて名古屋を目指してコスプレをしました」と言ってくれました。これまでスチュワーデスだったお仕事を辞めて、コスプレ一本でやっていく事になったんですって。

    ちなみにこの来日時、テレビ愛知からのリクエストで鮎原こずえのコスプレをして欲しいと頼まれたのだそうです。

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    他にもゴージャスなコスチュームはいろいろ持っているのに、どうしてなのかしら? と思ったんですよ。


    でもこずえになってパレードを歩いていたら、とても多くの人たちが喜んでくれてたんです。だから回転レシーブをして、テーマソングで流れるセリフ「ダケド涙ガ出チャウ、ダッテ女ノ子ダモン!」を再現をしたんですよ。そしたら拍手喝采の大盛り上がりで、を流して感激している人もいたんです。

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    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー 鮎原こずえ

    コートの中では平気なの


    ここで感じた事が、彼女のコスプレをする意義にも直結してくるのですが、ジョルジャさんに「あなたにとってコスプレとはなんですか?」という質問をしてみたところ...。

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    自分が憧れている、夢のキャラクターへのトリビュートですね。コスプレは本物としてリアル・ライフに蘇らせて、人々を感動させるものです。古いキャラでも、人々の心に触れて、それで喜んでもらえたら幸せになれるんです。
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    とおっしゃいます。確かに子供の頃に観て育ったアニメのキャラが、リアルにコスプレされていたら、観るほうもアガりますもんね。

    もうひとつ、コスプレをしていた時のユニークな苦労話を教えてもらいました。

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    『DEAD OR ALIVE』かすみになった時、すでに存在するフィギュアを参考にしたのですが、カメラを持ったファンから「ちょっと前かがみになってタイツを直すような仕草をして欲しい」と頼まれたんですよ。


    そうしたら、他の人たちもみんな同じポーズを撮りたがって。私は生身の人間なのに、不思議なものでフィギュアと同じポーズをさせて撮影したいんですね。何人も何人も同じ体勢を要求してくるので、お陰で腰が痛くて痛くて...(苦笑)

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    撮りたい人たちの気持ちもわからないでもないですが、ご本人としてはファンの心理を垣間見た気がしたようです。その写真がこちらです。


    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー かすみ

    長時間はさすがに腰の負担が...


    そんなジョルジャさんに、今後のコスプレの予定を伺ってみました。

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    山下しゅんやデザインの、『メトロイド』サムス・アランのゼロスーツに、ポイズン・アイビー、それに『鋼鉄ジーグ』の女王ヒミカをやろうとしています。
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    比較的新しいキャラもありますが、『鋼鉄ジーグ』とはまたシブいとこ突いてきましたね。彼女は永井豪作品のファンとあって、実際に永井先生にもお会いしたこともあるそうです。

    先生に「アナタの1番お気に入りの悪役は、あしゅら男爵ですか!?」と問い詰め、強引に「イエス」と言わせたことがあるのだとか。

    そしてこちらの動画が、人間界へ来たあしゅら男爵が、ついつい面白そうな映画が流れているのを観て、世界征服は二の次にしてしまう、愉快なコマーシャルです。



    好きなアニメは『ブラック・ジャック』、『美少女戦士セーラームーン』、『彼氏彼女の事情』。そしてとにかく魔法少女シリーズの...特に『魔法の天使クリィミーマミ』の大ファンで、インタヴュー時に抱えていたショルダーバッグもそのグッズ、中から出てくるのもマミのグッズだらけという、アニメ少女な一面も見せてくれました。

    現在はコスプレ関係のイベントで司会やプレゼンターとして、サブカルやオタク文化を紹介するオンライン番組の司会者として、アニメの声優として、そして女優歌手もこなしつつ、イタリア産の『プリキュア』的なアニメ『Wink』フローラのオフィシャル・コスプレイヤーとしてもご活躍されているとのこと。

    スッチー姿も拝みたかった気がしますが、時代が追い付いた今、彼女がやっていることは全て彼女がやりたかった天職と言えるようです。


    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー

    あっかんべー


    そして最後に、コタク・ジャパンに向けてメッセージを頂きました。

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    皆さんニンニチハ! これからも情熱的で最高のコスプレをお届けしていきますヨ! 楽しみにしていてくださいネ! 「I Love タコヤキ!!」
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    最後のは、両手をスピーカーのような形で口元に当てて強調されていました。本気で大好きだそうです。

    ということで、ご覧のとおり、サイコジェニーばりの大きな目で見つめられたら凍りつきそうなほどの美女なのにも関わらず、それを鼻にかける様子は全く無いのがジョルジャさんの魅力でした。

    美人でセクスィーなだけでなく、とても優しくてサービス精神が超旺盛。面白エピソードでは顔を赤らめながら、興奮して喋ってくれたり、カメラを向ければ頼んでもないのにヘン顔をしてくれます。


    イタリア コスプレ ジョルジャ インタヴュー

    目が回る~!


    イタリア人のお爺さんから小さい子まで、「美人だから結婚して」と(アチラの礼儀として?)求婚されまくるというジョルジャさん。さすがにそこまでは失礼なので言いませんが...実際にお会いしてみて、一発で大ファンになってしまいました。

    そんな彼女のコスプレ写真が大量に楽しめる、公式ウェブサイトとfacebookファンページもぜひ訪れてみてください。

    と、その前に! コタク・ジャパンの為に送っていただいた未公開モリガンのコスプレ写真、そしてその他ジョルジャさんのが随所に観られる、昭和アニメのコスプレ写真もどうぞ! 


    GiougiaCosplay
    facebook

    岡本玄介

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2014/10/giougia-cosplay.html
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