『ハンニバル』


名作ホラー映画『羊たちの沈黙』でおなじみの連続殺人鬼、ハンニバル・レクター博士の若き日の精神科医時代を描く、ホラー・サスペンス・ドラマ『HANNIBAL/ハンニバル』のシーズン1がソフト化されました。
 


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FBI行動分析課のジャック・クロフォード(ローレンス・フィッシュバーン)は連続殺人鬼事件解決のために、あらゆる犯人に「共感」できる能力を持つ元FBI特別捜査官のウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)に捜査の協力を依頼。しかし、ウィルは己の能力を使って捜査をするうちに精神状態が不安定になっていく。

その様子を見たジャックは、ウィルに精神科医ハンニバル・レクター(マッツ・ミケルセン)を紹介。ウィルはレクターのカウンセリングを受けるようになるが――


上記のあらすじの通り、本作では『レッド・ドラゴン』以前のレクター博士とウィル・グレアムが描かれます。


ウィル・グレアム

共感の能力で難事件を解決していくものの精神に大ダメージを負うウィル・グレアム


囁くマッツ

この2人の関係性にも注目(萌えるはず)


あの印象的なカメラワークのオマージュなど、シリーズのファンが楽しい要素が本作には満載ですが、全編を通してレクター博士役がハマりすぎなマッツ・ミケルセンの美しい顔と気品溢れる演技も見逃せません。

中でも印象的なのは、度々登場するクッキングシーン


レクター博士のお料理

この他にエプロン姿なども見られます


楽しそうに微笑みながら、お料理しています。

人肉を。


お食事

客にも振る舞っていますが、その料理って......


ご存知の通り、レクター博士は食人連続殺人鬼。優雅で美しい調理器具捌きとお食事シーンだけでなく、殺人も見られるので、それが目当ての方はご心配なく。

何せ本作の最大の魅力の一つは気合の入った特殊造型による、おもしろ死体の数々。

詳しい内容は避けますが、本作に登場する死体の多くは、ただ隠されたり、置かれたり、埋められたりするのではなく、理解し難い強い美意識で、芸術作品のように展示されます

シリアルキラー/殺人鬼というのは、他人に理解できない倫理観と欲望と行動力を持つ人々なのだということを、改めて感じます。


乾杯

食べちゃらめぇぇええ!


なお、ジャック・クロフォードの吹き替え声優を担当するのは、日本のシュワとしてもおなじみの玄田哲章さん。ジャックは次から次へと発生する猟奇殺人事件解決のために、ウィルの協力を得て尽力するのですが......。

アメリカでは放送済みのシーズン2も、おもしろ死体満載かつシーズン1以上にサプライズが多いようなので、こちらのソフト化を待ちつつシーズン1と映画シリーズを復習するもよし。

アニメ『けいおん』でおなじみ、豊崎愛生さんと米澤円さんが日本語吹き替え版の声優を担当した、美少女姉妹がレリゴーするホラー映画『』、食人者ラブストーリー『カニバル』などのここ最近の食人映画とともに、『ハンニバル』を楽しむのも乙かもしれません。

『HANNIBAL/ハンニバル』は、シーズン1の前後半DVDがレンタル中、DVD-BOXが発売中です。


海外版トレイラー


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海外ドラマ『HANNIBAL/ハンニバル』|角川海外TVシリーズ

スタナー松井

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