かるっ! 軽いよ! いわゆる1つのスタンダードなカナル型インナーイヤーですが、エクササイズ用に使ってもいいかも 「ヘッドフォン少女」という特集名だけれども、イヤフォンもピックアップしていきますよー。こちらはAKGの「Q350」。3gという軽さがステキなカナル型です。アマゾン価格は9000円を切るかんじ。カラバリはこのグリーンの他にホワイトブラックがあります。 なお構造的にほぼ同じと考えられる「K331」はシルバー/ブラックの2トーン。お値段も同価格帯です。シブめのカラーリングを好む方にオススメ。

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■ところで

「AKGばかり取り扱ってて、ステマじゃないの?」と突っ込まれそうなので先に弁解させてください。多くの製品をまるごとまとめてお借りしたために、現在同じメーカーの製品が続いておりますし、まだまだ続きます。編集作業の都合上ということでご容赦を。 当連載記事の人気が高くなれば、他のメーカーの製品もどしっとお借りしてレビュー&写真をお届けできますので、どうか清き1クリックを! そして機材協力いただけるメーカー&代理店様! ご一報ください!
■第一印象
遠すぎず、近すぎず。サウンドステージが広い音場系と、音を鼓膜の近くで鳴らすモニター系の中間的なサウンド。固めの打ち込みサウンドだと硬質感を程よく維持してくれますし、映画やゲームのサントラなど、残響成分をふんだんに含んだ曲は密度が高まっていいカンジ。曲だけじゃない。SEやボイスの鳴らし方もストレートで好ましい。 高音の立ち上がりの表現力に長けているので、ハイハットワークがキーポイントのハイテンポな曲はオールマイティに楽しめそう

反面、アコースティックギターやドラムなど、楽器の胴鳴りはおとなしめ。響き成分を抑え目にまとめる傾向があるので、ホールトーンを好む方には合わないかもしれません。
■ZONE OF THE ENDERS HD EDITION ANUBIS OPモーション比較

解像力は十二分。BGMとSEや声がケンカせず、分離して聴こえるのがGOODです。聞き取りやすい。ビジュアルメディア用に使うには音像が大きく感じられる重低音系のほうがいいのかもしれませんが、軽さと相成って長時間楽しんでも身体への負担になりにくい長所とみました。
■【初音ミク】 月見夜ラビット 【オリジナル曲】大百科コモンズ

複雑な波形のディストーションギターが入ってきても、ミクさんいいよミクさん。確固とした存在感をアピール。隠されがちなハイトーンのピアノも1音1音かっちりと捉えて鳴らしています。

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音の傾向●低域と高域にハイライトがあるドンシャリ
音の伸び●やや固めで高域が伸びる
音の細かさ●なかなか
オススメのジャンル●ダンスミュージック、エレクトロニカ、ポップス
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Q350[AKG]
協力・オレンジフォト撮影会リッス (武者良太)
RSS情報:http://www.kotaku.jp/2012/09/headphone-girls-q350.html