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モーション・コントロールなスパンキング・ゲームが登場
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モーション・コントロールなスパンキング・ゲームが登場

2014-12-10 00:30
    モーション コントロール スパンキング お尻ペンペン


    子供にならお仕置きやしつけ、大人になら性的な欲望を満たすお尻ペンペン

    世の中には、ライトなSMプレイとしておケツを叩く、または叩かれることに性的な快感を感じる人々がいます。これは総じて「スパンキング」と呼ばれ、平手やパドル、ムチや細長くしなる棒などを用いて臀部に鋭い痛みを起こさせるものです。


    【大きな画像や動画はこちら】

    日本ではそんなにメジャーな趣味ではないかもしれませんが、海外では結構ポピュラーなもので、スパンキング専門のビデオや雑誌を売る会社も存在するほどなんです。

    ポルノ業界の隙間産業みたいなジャンルではありますが、この度そのスパンキングがゲームになって登場。しかもモーション・コントロールに対応というのだから、その筋の諸兄にはたまりませんね。

    以下で開発者のお話や、動画でその様子をチェックしてみるとしましょう。職場やご家庭での閲覧には少々ご注意ください。



    イイですねぇ...そしてお馬鹿ですねぇ。

    このゲームのタイトルは『Hurt Me Plenty』。「ハート・ミー・プレンティー」とは、「私をたくさん痛めつけて」という意味になるのですが、まぁなんてマゾいタイトルなんでしょう! 

    動画でお分かりかと思いますが、ノートブックPCの上にはUSB接続された黒いデバイスが置かれていますよね。これがモーション・センサーで、この上で平手打ちをする仕草をすれば、モニター内のオッサンがパンツ一丁でのたうち回るというものとなっています。


    モーション コントロール スパンキング お尻ペンペン

    妄コンでお尻ペンペン


    クリエイターはロバート・ヤンさん。彼のこのゲームに対するコメントにはこうあります。

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    これはショート・ゲームで、男のケツを叩きまくってBDSM(ボンデージ、ディシプリン、サディズム、マゾヒズム)の世界に棲む住人たちが、どのように互いを承認慈しむことを形式化しているのかをお勉強するためのものです。


    私はどのようにしたら、「異性に貢いだ末のセックス」描写なしに濃密な関係を描くゲームを作ることが出来るのか、とても興味があったのです。


    そしてどのように表現的な動作をしたら役割を演じられるのか、とう事に加えて痛みと親密性について考えたのです。(念の為に言っておきますが、私のゲームががそこまで到達しているとは思いませんし、そこに達するまでまだ多くの要素が不足しています。その辺をデザインするのは難しいんです!)

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    ありきたりな描写であれば、「この世界を救ってくれてありがとう! 勇者さまのために一肌脱ぎますわ」なーんていう展開になりそうですが、このゲームにはそういうお約束は無いということなのです。

    ではどうしてスパンキングなのか? それはSMの主従関係と同じなのですが、ケツを叩くのが単なる自己満足なのではなく、その奥には互いの信頼関係が構築されており、双方別々の道から精神的な満足を得ようというポジティブな共同作業であるからなのです。

    確かにこうした精神世界をゲームで表現するのは難しいでしょうし、ヤンさんが目指す所に達するには、ただスパンキングするだけは不充分です。

    エロゲーではなくセックスをテーマにしたゲームは、たとえば抽象的なアートっぽい『Luxuria Superbia』や、都会的な女性の奔放なセックスで得点を稼ぐ『Ute』、それに思春期の女の子が映画『タイタニック』を観た後に、裸にした男女の人形でやり方を研究する『How Do You Do It』などがあります。

    セックスをテーマにしていないものの、『ドラゴンエイジ』や『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズといった洋ゲーには、巧みに演出された情熱的なシーンが出てきます。しかしながら、今回のスパンキング・ゲーム(の目指す方向)はまたこれらとは違ったアプローチのものです。


    モーション コントロール スパンキング お尻ペンペン ドラゴンエイジ

    『ドラゴンエイジ』では美しい愛の形を表現


    人間の深層心理と深く関わった性的/心理的欲求を表現するゲームというのは、今の時代だからこそ作ることが出来るようになったのかもしれません。ヤンさんには、さらなる開発に勤しんでもらい、こうしたジャンルのパイオニアになっていただきたいものです。

    ということで、このゲームが気になった方々は、こちらのサイトからダウンロードしてみてください。お値段は無料ですが、心付けとしていくらでも支払うことが出来るシステムになっています。

    プレイできるのはWindowsとMac OS X。もしもリープ・モーションをお持ちであれば、最新版のDX9をインストールしておく必要があります。

    モーション・センサーをお持ちでない場合でも、今のバージョンならマウストラックパッドにも対応していますので、好きなだけこのドMなオッサンのケツをペシペシ叩いちゃってください。


    A Game About Spanking. Consensual Spanking.[Kotaku]

    岡本玄介

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2014/12/game-about-spanking-consensual-spanking.html
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