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実現しないとは限らない? SFゲームのストーリーに見る未来に起きること
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実現しないとは限らない? SFゲームのストーリーに見る未来に起きること

2015-02-11 21:30
    SFゲーム 空想科学 未来予想 インフォグラフィック


    SFゲームのストーリーを参考に、西暦23000年より先までを予想してみました。


    【大きな画像や動画はこちら】

    せいぜい4~5年先のことくらいであれば、人類がどんなテクノロジーを開発してどのように暮らしているか、予測しやすいのだと思いますが、たとえば70年、700年、1000年も先のこととなると、なかなか想像しにくいですよね。 

    遠い未来の世界では、サイボーグが我が物顔で闊歩しているかもしれませんし、現代社会で通用しているシステムが全て使い物にならなくなっていたり、宇宙空間に新しい植民地を建造したりしているかもしれません。

    今回はルーマニア人のグラフィック・デザイナー、ノーバート・ディメーターさんが作成したインフォグラフィックで、SFゲームの世界観での未来を見ていきましょう。これらが、人類の行く末の可能性の一つかもしれません。


    SFゲーム 空想科学 未来予想 インフォグラフィック

    予想が当たるかどうかは、その時代にならないと判らない!


    テレビゲームが大好きだというディメーターさんが、年代がハッキリと判っているゲームのストーリーを拾い、時系列で並べたこのインフォグラフィック。ゲームの世界で直近の未来は2017年、遠い未来は23000年より先のものになっています。

    書き出されているものを見てみましょう。

    ---------------------------------------

    ■2017年:『アースディフェンスフォース』

    エイリアンの侵略に加えて、やつらは地球の昆虫に変態する。それが巨大に育ち人間を駆逐する手伝いをするのだ。恐ろしい。


    ■2020年:『クライシス』

    エイリアンたちが地球を発見し、何百年も冬眠していた。やつらが目覚めた時、人類は恐怖に震え焼き尽くされてしまうだろう! 


    ■2023年:『パーフェクトダーク』

    2つのエイリアンの種族により、惑星間の戦争が起こっていたが、巨大企業が胡散臭い事業を展開している時に地球へやってくるのだ。


    ■2023年:『クライシス2』

    ニューヨークで謎の疫病が発生したというのに、エイリアンたちが襲ってくる。民間軍事会社である「C.E.L.L.(CryNet Enforcement & Local Logistics)」が街の治安を護るべく戦う。


    ■2024年:『ジェット セット ラジオ フューチャー』

    とある企業が、力によって東京の街を支配下に置こうと企てている時、敵対する2組のギャング団たちがローラーブレードで戦うのだ...。


    ■20125年:『マッシブ アクション ゲーム』

    どこの国の軍隊であっても国境線を超えることが禁じられ、代理戦争契約の覇権を得るために傭兵企業が国家の代理戦争を繰り広げるようになってしまった。


    ■2027年:『サンセット・オーヴァードライヴ』

    栄養ドリンクが人間をモンスターに変形させてしまう世界。残った生存者たちは、モンスターらとも、そして人間同士でも争い合うのだ。


    ■2027年:『デウスエクス:ヒューマン:レヴォリューション』

    政府よりも大企業のほうが力を持っているという世界。そして人体サイボーグ化が一般的になっている社会。たとえ自分から頼んでいなくても、改造されてしまうのだ。


    ■2032年:『ONI』

    地球は極限状態まで汚染が進んでおり、全人類はひとつの霊体に融合していた。つまり、海外旅行にパスポートは要らないということだろうか?


    ■2033年:『The Last of Us』

    菌類が人々を攻撃的なゾンビに変えてしまったのが20年も前のこと。人類は滅んだ。生きるってことは大変だ...。


    ■2033年:『メトロ2033』

    核戦争によって破壊されてしまった世界。モスクワも破滅に追いやられたものの、生存者たちは地下で暮らしている。しかし、ミュータントとなった動物があちこち徘徊している世界だ。やれやれだぜ。


    ■2038年:『ヘルゲイト:ロンドン』

    残念なことに、地獄からやって来た悪魔たちが地球を侵略してしまい、人類のほとんどは失われてしまった。だが古の法によるテンプル騎士団のナイトが、まだ人々のために戦ってくれているのだ。


    ■2038年:『ブリンク』

    自然災害が地球を襲い、人々は「アーク」と呼ばれる中空に浮く都市で暮らしている。だがそこもかなり混み合ってきた。資源は底を尽き始める反面、反乱する者たちが増えてきてしまった。


    ■2047年:『クライシス3』

    ニューヨークはドームによって閉鎖されるも、C.E.L.L.はエイリアンたちをエネルギー供給源として狩り、奴隷としても販売していたのだ。大きい声では言えないけどね。


    ■2047年:『デファイアンス』

    すでに人類が地球に住んでいることを知らず、エイリアンたちはここが自分たちの星だと主張して移り住もうとし、戦争が勃発。どっかで聞いた話ではないだろうか?


    ■2048年:『ヘイズ』

    新しく開発されたドラッグは、兵士をより優秀に戦わせることができるのだが、実際には戦闘をしていないかのような幻覚を見させてしまう作用があるのだった。だが誰もが好んで服用するわけではないぞ。


    ■2052年:『ワイプアウト』

    武器を搭載した、宙に浮く車両で反重力レースの競技に挑むレーサーたち。そのコースは恐ろしいほど危険なものとなっている。こいつはヤバいぜ!


    ■2054年:『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』

    テロリストたちが先進国の核融合炉を吹き飛ばして破壊を続ける世界では、普通の軍隊ではとてもじゃないが叶わないとあって、民間軍事会社の兵士たちが強化外骨格を身にまとい立ち向かうのだ。


    ■2058年:『シャドウラン』

    テクノロジーが進化しているだけでなく、魔法が使える世界であり、幾ばくかの人々はモンスターに変態している。さらには企業が世界を牛耳っているとあって、基本的にクソみたいな場所なのだ。


    ■2069年:『シンジケート』

    人々は情報に接続するため、人体に神経チップを埋め込んでおり、電化製品を作ることはもう時代遅れな社会となった。チップを埋め込んでいない人々もいるが、彼らの人生はつまらない。そして、ここでも企業が世界を操っている。


    ■2072年:『システム・ショック』

    人工知能に操られている、巨大な宇宙ステーションが存在する世界。その内の一つの調子が悪くなり始め、人間をミュータントやサイボーグ、はたまた生きる屍に変えてしまう。


    ■2080年:『バイナリー ドメイン』

    世界は地球規模の温暖化に耐え切れず、ほとんどの人類は死滅。多くのロボットたちが人間を手助けしてくれるが、中には人間を殺すものもいるのだった。


    ■2084年:『リメンバー・ミー』

    記憶がインターネット上において、書き換えることも他者と共有することもできる世界。しかし、それが人口とミュータントを監視することにも繋がる。どういうわけか、パリが大変なことになっている。


    ■2097年:『G-ポリス』

    大きな戦争が起こった後、政府はもう軍事力を持てなくなってしまう。企業が地球とコロニーを統治するが、政府が管理にあたるのだ。


    ■2090年:『フロントミッション』

    世界の国家は再構築され、緊張感は最高潮を極めている。そんな中、戦闘は「ヴァンツァー」と呼ばれる巨大ロボットたちが行うようになった。


    ■2094年:『ディープダウン』

    世界では魔力を宿した人工遺物が見つかり、それに触れると遠い過去に瞬間移動することができる。そしてモンスターを討伐するのだ。


    ■2097年:『ワン・マスト・フォール』

    人間と精神的にリンクされたロボットを操り、手動や思念を使って闘技場で戦わせる...というだけなのだ。マジで。


    ■2094年:『フューチャー・コップ:LAPD』

    この世界の警察はホバー・カーを所持しており、これが完全武装したコンバット・メカに変形し、急増した犯罪と戦うようになった。(※注:表記は2094年ですが、本来の設定は2098年)


    ■2114年:『システム・ショックII』

    光速よりも速く航行できる船が建造された、イカした世界。恨みを持ち凶暴化した人工知能がそれを乗っ取り、人々が殺される。これは非常にマズいことになったな。


    ■2135年:『レイジ』

    我々が知る人類というものが、小惑星により滅ぼされてしまった世界。生存者たちは力を合わせて山賊やミュータントたちと戦うのだ。宇宙はなかなか激しい。


    ■2137年:『エイリアン:アイソレーション』

    エイリアンたちは人間が大好物で、まるで晩御飯のように食べてしまう。ほとんど廃墟と化した宇宙ステーションに乗り込むが、あなたの叫び声は誰にも届かない。


    ■2142年:『バトルフィールド2142』

    ヨーロッパ同盟と東アジア連合が、新氷河期時代に侵食されていない土地を巡り、争って奪い合う。なんと冷酷な世界だろう...。


    ■20145年:『ドゥーム3』

    火星の科学者たちが、瞬間移動の実験を試みる。その装置は不安定だったため、彼らは地獄の門を開いてしまう結果に...。火星での生活は最悪なものになってしまったようだ。


    ■2160年:『スターランサー』

    人間は太陽系銀河を植民地化したものの、互いに争う2つの政治派閥が存在する世界になってしまった。みんな仲良くできないものなのだろうか? 


    ■2163年:『エンスレイブド オデッセイ トゥ ザ ウエスト』

    地球規模で起こった大戦争の後、ごく少数の人々が生き残った。だが、長きに渡る戦いに残された殺戮兵機たちもまだウヨウヨしている。残念。


    ■2183年:『マスエフェクト』

    超光速航行技術により銀河の間を行き来できるようになったのだが、これが知力を持った異星生命体を見つけることに繋がる。彼らは人間たちと仲良くなった...まぁ結果的に、大体の種族は...。


    ■2190年:『シド・マイヤーズ アルファ・ケンタウリ』

    この時代になっても、まだ人類はひとつになっておらず、たとえ同じ惑星を植民地化しようとしても仲が良くならない。さらには、その惑星には意識が有るので、植民地化の邪魔をしようをしてくるのだ。


    ■2199年:『ストライク・スーツ・ゼロ』

    地球連合は宇宙コロニーと戦争の真っ只中。小型船と巨大駆逐艦が星々の上でぶつかり合う


    ■2345年:『ビヨンド・グッド&イーヴィル』

    人類は遠く離れた銀河に植民地を作ることが出来た。そして、そこでエイリアンたちと一緒に暮らしている。しかし悪い知らせなのは...そんな世界でも、やっぱり政府はイヤ感じだ。(注:表記は2345年ですが、本来の設定は2435年)


    ■2357年:『キルゾーン』

    地球は大々的な核戦争に突入。人類は他の星を植民地化して移り住まなければならなくなった。人間たちは散り散りになり、またもや同族同士で戦争をしているのだ。


    ■2345年:『フリースペース』

    人類は宇宙では遠い種族となり、エイリアンたちと仲良くなっている。残念ながら、人類はその他の野蛮なエイリアンたちや反逆者たちと戦わなければいけない。しかも宇宙空間で...。


    ■2401年:『タイムスプリッターズ』

    時間旅行が当たり前になった世界。そこでは時間を引き裂く連中を阻止しなければいけない。エイリアンの種族が人間の歴史を止めて地球を破滅させようとするのだ。


    ■2499年:『スタークラフト』

    人類は地球より流浪の民となり、遠く離れた天の川に植民地を建造した。しかし反逆者たちとさらに2つのエイリアン種族たちが、それを邪魔してくる。


    ■2504年:『デッドスペース』

    人類が軌道上に在るエイリアンの惑星で鉱石を、巨大な船を使って発掘している世界。しかし悲しいかな、人間たちは殺人モンスターに変わり果てていく...。そういうものだ。


    ■2531年:『ヘイロー・ウォーズ』

    宇宙船も集団居住地も、超高速宇宙旅行だって全部のテクノロジーが超絶に発達している世界だというのに、人間たちとエイリアンたちは戦争をしている。しかも、それが宗教のためなのだ。


    ■2522年:『ヘイロー』

    人類とエイリアンたちはまだ戦争をしているというのに、新たなエイリアン種族がそこに割り込んできて、互いに破滅させようとしてくるから、さぁ大変。ここでは知的生命体に寄生する生物と、その宿主となりうる全ての知的生命体を絶滅させる最終兵器も存在する。


    ■2625年:『ブリード』

    人類は遠く離れた星の銀河に、戦争をするべく彼らの軍隊を送り込んでいた。しかし故郷に帰還する間の20年で、エイリアンが地球を征服していたことを発見する...!!


    ■2714年:『デスティニー』

    大きく繁栄した時代を終えた人類は、ほとんど地球上から絶滅しようとしていた。知られざるパワー「ザ・ライト」を持った謎の球体に救われない限り、生き残る手立てはないのだ。


    ■2960年:『フリーランサー』

    太陽系銀河で起こった大きな市民戦争の後、人類は銀河系へ旅立った。そこで植民地を形成し、古の時代に行っていた生活へと戻るのだった。


    ■3300年:『エリート:デンジャラス』

    人類は素晴らしい宇宙船に乗り、銀河を探検している。貿易や強奪、海賊行為や暗殺といった方法で財を成そうとすることからして、人間は何も変わっていない。だが私たちには、昔より遥かに優れたテクノロジーが味方についている。


    ■23000年以降:『イブ オンライン』

    イン塁は新たな銀河に行けるワームホールを発見した。そのおかげでアチラ側にも植民地を建設することができた。しかし、そのワームホールが潰れてしまったせいで、銀河の向こうから戻って来られなくなってしまった。そしてついには、人類はその起源を忘れてしまう。


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    ざっと見てきましたが、ほとんどの作品がディストピアとなった地球か、宇宙空間の惑星で争いを繰り返しています。加えて、敵は大体がエイリアンミュータント、もしくは同じ人間。そして、互いに殺し合ってばかりです。

    遠い未来のことは判りませんし、もしかしたら本当にそんな世界に変貌してしまうのかもしれませんが...。皆さんは、100年後1000年後の未来はどうなっていると思いますか?


    The Future Of Video Games[Kotaku]

    岡本玄介

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2015/02/the-future-of-video-games.html
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