ピクサー映画『カールじいさんの空飛ぶ家』は最愛の妻を亡くした偏屈爺さんが、大量の風船を使って思い出の家を飛ばし、そこにたまたま居合わせたボーイスカウトの少年と途中で出会ったリス依存症のお喋り犬と冒険の旅に出る――というお話。
今回は、本作をホラー映画風に編集した動画をご紹介します。
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老人同士の激しい取っ組み合いや悪巧みといった内容も登場するので、決してノホホンとしたお子様映画で終わることのない、大人も楽しめる作品ではありますが......。
以下ややネタバレがありますので、ご注意ください。
こちらはSploidに掲載された、ボビー・バーンさん編集の動画。
カール・フレデリックソンは、ラッセルが空飛ぶ家に乗っていることに気がつかないまま冒険に出てしまったので、意図せず彼を誘拐してしまいます。今回の動画はそこを「カールは誘拐犯だった」と編集し直しているわけですね。
こうして見ると、随分と誤解される要素の含まれたショットが多かったことに気づきます。ロープでぐるぐる巻きにされているのもそうですが、一歩間違えば表彰式でのラッセルとカールのやりとりすら、黒い計画を内に秘めて笑顔で少年に近づいた年寄りに見えます。
カールの険しい顔だけでも十分怖いですが、何かが隠されているように佇む最後の家のショットが怖い! 中で良からぬことが起きていると感じさせる雰囲気がビシバシ伝わってきます。
訳者はこの動画を見て、なぜか児童の肉を好んで食べていた猟奇殺人鬼アルバート・フィッシュを思い出しました......。編集された動画とはいえ、『カールじいさんの空飛ぶ家』を見て思い出すなんて、意外すぎて自分でも驚きです。
なお、ピクサーのホラーではなく実際の謎に興味のある方は、ピクサーの知られざる12の秘密や、ほぼ全てのピクサー映画に登場するピザプラネットトラックシーン集をどうぞ。
[via Sploid]
アルバート・フィッシュ[Wikipedia]
(中川真知子)
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