親になって子供の面倒を見るゲームが超イラつく!


子を持つ親としての体験を味わえるゲームというのはなかなか存在しませんが、無料のブラウザゲーム『Jostle Parentは一番それに近いものを与えてくれるゲームかもしれません。


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しかも、その一番大変な部分を......。

Pippin Barrさんが製作したこのゲームは、3人の子供を持つ親を操作して、日々の家事を行なうというもの。3人の子供は育ち盛りで触っちゃダメなものや食べちゃダメなものに興味津々、ゲームプレイはてんやわんやに!

Pippinさんは開発ノートにこう記しています:

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基本となるアイデアはこうです。親が1日、自分の子供の世話をするゲーム。でも親としてできるアクションは「ぶつかる」(Jostle)ことだけ


男性だけのゲームではバカらしいので、ランダムで「Jostleママ/パパ」になるようにしています。本作は『Octodad: Dadliest Catch』(※)のゆるいパロディになっていますが、これは皮肉ではなく、コンセプトが似ているといったものです。


『Octodad』は本質的には悲劇的なゲームといった雰囲気でしたが、(『Jostle Parent』は)個人的に『Octodad』がそうあってほしかったような、ダークな方向にストーリーやインタラクションが向かいます。この作品では悲劇がより露骨なものとなります。限定的な性質の、コミュニケーションスキルも限定的な人間として行動しなければいけない、その上で家族を守るという重要な仕事もこなさないといけないのです。

※注:『Octodad:Deadliest Catch』は人間のふりをして生きるタコ(子供が二人いる)を主人公にしたゲーム


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緑、赤、オレンジのグラフィックのちょこちょこと動きまわる3人の子どもたちを、キッチンまで連れて行き、朝食を出し......といったタスクをこなさなければいけません。しかし、家の中でも危険はいっぱいです。


親になって子供の面倒を見るゲームが超イラつく!2

「満足するまで芝を刈ってから子どもたちを室内に連れ戻して」
「子供を毒の入った箱から遠ざけて」


ある種「猫の放牧」(バラバラな個性の人たちをうまく管理するという意味)シミュレーター的と言えるかもしれません。最初に気づくのは、プレイヤーの移動が簡単ではないということ。壁にぶつかるとしばらく立ち尽くしてしまうなど、目標とする方向へ向かうには繊細さが要求されます。

『Jostle Parent』の目標はほとんど常に、すべきでないことをしようとする子どもたちを止めること。黙って見ていれば軽率な行動をとって怪我をしている子どもたち、それは、子を持つ親たちの愚痴でもよく聞く内容です。

例えば、キッチンには壊れたコンセントがあり、子供がそれに触らないようにしなければいけませんし、子どもたちが朝食を喉に詰まらせないようにしないといけません。庭には毒の入った箱が置いてあるので、芝刈りをしつつも、子どもたちが箱に近寄り過ぎないようにしないといけないのです。

子どもたちは常に、少しずつ一定の速度で、あなたが一番行ってほしくない方向に向かって動きまわり、それが心配の種になります。


親になって子供の面倒を見るゲームが超イラつく!3

「子どもたちをバスに入れて送り出して」
「子どもたちを交通から遠ざけて」
「子どもたちが視界の外に出ないように」


一人の子供を行かせないといけない場所へ連れて行っている間に、他の子供は感電したり毒を食べたりしてしまいます。米Kotakuカーラ・エリソン記者はこう記しています。

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間違って子供を家の外に出してしまい、子供がどこに行ったのか見に行ったら、家の外には公道がありました。もう少しでパソコンに向かって舌打ちするところでした「一体何考えてんの!?」と子供に怒鳴りつけたかったです。『Shelter』(※)をプレイして以来、コンピューターの中の動物の命がとても心配になっています。


最悪なのは、小さなピクセルたちを見守り疲れきった後に、ドアがあるんです。3人の子どもたちがドアに割り込まないよう、スクールバスへの道のりの邪魔にならないようにするのが、ドアに関して一番いらいらすること。あと親業も。もう全部イライラします。


私が言いたいことは一つ。Pippin Barrさんは見事です。Barrさんは自伝的なゲームを作り、私に子供を持つべきではないと再確認させてくれました。少なくとも3人は持つべきじゃないと。親になることを全然羨ましいとは思いません。毒やらバスやらが回りに存在する中で、現実の親たちは素晴らしい仕事をしています!

※注:プレイヤーがアナグマの母親となり、子どもたちを守るゲーム『Shelter』


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失敗して子供が交通事故に遭った場合、お墓参りの後に子供が一人減った状態で一日を繰り返すという、なんともやるせないゲームとなっています。でもそうならない限りは、テンヤワンヤしながら子どもたちが学校へ行く準備を手伝う親の姿を少しばかり体験させてくれる作品です。

気になった方は、Unwinnableの『Jostle Parent』のページからプレイできます。


[via Kotaku

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2015/04/the-game-about-being-a-parent.html