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U2他のMVを手がけた作家による4人の初体験の記憶を描いたアニメ
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U2他のMVを手がけた作家による4人の初体験の記憶を描いたアニメ

2015-04-28 12:30
    初体験 アニメーション 映像クリエイター Jonas Odell


    暗黒のような想い出も、バラ色の想い出も、人生いろいろです。


    【大きな画像や動画はこちら】

    よっぽど仲の良い友人同士でない限りは、なかなか聞くに聞けないであろう初エッチの話。

    今回は、有名映像クリエイターが4人の男女の初体験の記憶を、オリジナリティー豊かな絵柄でアニメーションにした動画をご覧ください。



    タイトルは『Never like the first time!』で、日本語にすると『初めての時のようなことはない!』という感じでしょうか。では動画のストーリーを掻い摘んでみてみましょう。


    ■1人目

    初体験 アニメーション 映像クリエイター Jonas Odell

    シチュエーションが2人をエロい気分にさせる


    最初の主人公は、初体験が15歳の男性。50年代だった当時、どれのパーティーは子供じみて感じられた彼は、父親の黒縁メガネとオールバックの髪型で大人ぶっていました。

    ある時パーティーに出向くと友人から8年生(日本での中学2年生)の時に初体験を済ませた自慢話を聞かされるものの、未経験の主人公にはピンときません。そして場がムーディーな雰囲気になった時に、5歳の頃からの幼馴染と一緒に踊り、スロー・ダンスで徐々に昂った彼女に誘われ、2人でトイレへ。

    コンドームは?」と聞かれるも持っていなかった主人公は、ダッシュで別の友人からひとつ貰い、彼女との初体験は無事に終了。扉の外の人々は、2人がナニをしていたのか察していたので温かく迎えてくれたものの、自慢話の友人は不機嫌MAX

    主人公はちょっとした優越感を感じたのでした。


    ■2人目

    初体験 アニメーション 映像クリエイター Jonas Odell

    何ヶ月もかけてひとつずつステップ・アップしてきたものは何だったのか?


    2人目は、当時14歳だった女性。毎週土曜日に彼の部屋に行っていた彼女。1年半付き合った頃でしたが、最初はキスで土曜日が何回か過ぎ、次はお互い服の上から触れ合うのに土曜日3回分、そして上半身だけ脱いで乳房にキスをするのが何度か続き、やっとお互いが全裸に。

    それから数回の土曜日の後、ついにその日が訪れました。10種のコンドームから好きなものを選ぶよう言われた彼女は、をチョイス。準備OKでいざコトに及ぶと彼はアっという間に果ててしまい、「これまで積み上げてきたものはコレでおしまい?」と、拍子抜けして彼の部屋を後にしたのでした。

    そして翌日、双方の目的が果たされたので2人は別れてしまいましたとさ。


    ■3人目

    初体験 アニメーション 映像クリエイター Jonas Odell

    酒の力は恐ろしい


    「初体験はそんなに良いものじゃなかった」と言う人は多いですが、3人目の女性は特に酷かったそうです。とある夜、女友達と飲みながら歩いていると自転車に乗った男たちに出会い、気付けば彼女はそのうちの一人、トビーアスという名のオッサンとキスをしていました。他の友人たちも残りの男性ダースとキスをしていたのです。

    彼らのアパートに上がってさらにお酒をあおっていると、友人たちとダースは奥の部屋に消えてしまいます。トビーアスは自分たちもやらないか? と持ちかけてきますが、彼女は経験済みとして見られたいためにジラしながら断っていました。

    その後の記憶は、彼女がトビーアスに尺八をして、気持ちが悪くて精液をビール瓶の中に吐き出したら瓶で殴られてしまったこと。隣室の友人たちに帰ろうと促しても断られてしまい、またお酒を飲み、そこで一度気を失ってしまいます。

    正気に戻ると外はもう日が高く、身体中が痛み、服を着ていないことに気付いた彼女。自分の服を掻き集め、友人たちを叩き起こして部屋を脱出したものの、結局そこで処女を失ったのかどうかは定かではないまま。

    それ以来、その夜着ていたトレンチ・コートは着なくなりました。


    ■4人目

    初体験 アニメーション 映像クリエイター Jonas Odell

    必然的にくっつかずには居られないベッド


    最後は1920年代に青春真っ盛りだった男性。学校で出会った女性と会話をしていた彼は、下宿の配置の奥行きという退屈な話の中で、「貴方の部屋がどうなっているのか、見られたら良いわね」という言葉を聞き逃しませんでした。

    部屋でコートを脱いだ流れで全部脱いでしまった2人ですが、幸か不幸かベッドは一人用の窮屈な造り。

    20年代は何につけてもタブー意識が付きまとい、学校では何も学べませんでした。女性の妊娠は男性からの手紙によるものだとか、処女を奪えばその女性は病院で縫合するまで流血し続けるだとか......。でも、この時の体験はそんな噂から来る恐怖心を吹き飛ばすほど力強く、2人は朝まで愛し合ったのでした。

    翌朝、世界は清々しく味気のない建物もお城に見え、歩いた道は鮮やかな色彩の中に浮かび、彼は初めて「満ち足りた」と思ったのだそうです。命ある限り、あの瞬間は忘れられないだろう......とのことで、今でも鮮明に憶えているそうな。




    「Sploid」で紹介されていた動画『Never like the first time!』でした。

    制作したのは、スウェーデンの映像作家ヨナス・オデルさん。ショート・フィルム、テレビ・コマーシャルなどのメディアで国際的に活動している方で、ローリング・ストーンズU2ゴールドフラップフランツ・フェルディナンドなどのミュージック・ビデオでも、独特のテイストでアニメと実写を取り込んだ作品を残しています。

    初体験は100人いれば100通り。もしもご自身の体験をアニメ化するのであれば、どんなスタイルの描画になるでしょうか?


    参考:white-screen
    Short film animates people's stories about their first time[Sploid]

    岡本玄介

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2015/04/short-animation-of-peoples-first-time.html
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