史上最も珍妙な楽器12選


人生の友、音楽。その音楽を奏でるための楽器には、多種多様なものが存在します。今回は、そんな中でも珍妙な楽器12種ご紹介。


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以下より、io9が選んだ美しい音色を持つ、奇っ怪な楽器が演奏される映像をご覧ください。




■オタマトーンジャンボ

アートユニット明和電機のおたまじゃくし/音符型楽器オタマトーンです。動画はジャンボ版ですが、通常版のオタマトーンはフィンランドの電気屋さんなどでも売られています。


■アルモニカ

歴史の教科書ではアメリカの政治家としての顔を学びますが、発明家でもあったベンジャミン・フランクリン。水の入ったワイングラスを使って演奏するのを見た彼が、水量による調節無く、多数の音階を同時に弾けるようにと、1762年に発明した楽器がこちらです。動画の最後では、モーツァルトがこの楽器のために作ったソロ曲も演奏されています。


■テオルボ

持ち運びには不便そうなネックがとても長いリュートで、弦はネックの長さの違う二箇所にとりつけられています。16世紀末から存在する楽器です。


■ハイパーブラス・フルート

歴史上作られたフルートの中で最も大きい物で、15m近いチューブがついています。PVCと木でできており、発明したのはイタリアのフルート奏者ロベルト・ファブリシアーニさんです。


■ダクティロフォノ

アルゼンチンのコメディー・音楽グループLes Luthiersによって、1967年に作られたもの。文字キーを叩くと文字が打ち込まれる替わりにアルミニウムチューブが叩かれる、タイプライターと鉄琴を融合したような鍵盤打楽器です。


■ピカッソギター

42本の弦4つのネックを持つこのオバケギターは、1982年から1984年の2年をかけ、弦楽器職人リンダ・マンザーがパット・メセニーの為に作ったものです。


■ホイールハープ

弧を描くように配置された61個のキーボードで演奏する楽器。中には回転する円盤が入っており、鍵盤を押すと弦が振動するため、こんなユニークな形になっています。


■テルミン

ロシアの発明家レオン・テルミンが1920年に発明した世界初の電子楽器。触れること無く、手をかざして演奏します。動画はテレビ番組『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』での『スター・トレック』のテーマの演奏です。


■ダクソフォン


ハンス・レイチェルさん発明の実験的楽器で、片側が固定された薄い木製のブレードを弓でこすって演奏します。音はまるでドナルドダックの声のようです。


■ハーディ・ガーディ

クランクを回すことで内部のホイールが回転、鍵盤を押すとホイールに弦が当たって音が出る、ホイールハープにも似た楽器。こちらは11世紀以前から存在するようです。


■コントラバス・バラライカ

17世紀後半に生まれたとされるロシアの民族楽器、バラライカのデッカイやつです。演奏する姿は、まるで巨大なトルティーヤチップスを持つ小人といった感じにも見えます。


■ジ・アメリカン・フォトプレイヤー

ベル、ドラム、オルガン、ピアノ、その他もろもろが合体した、ちゃんぽん楽器。1910年から1928年までに8000から1万2000台が作られました。現在ではそのうち50台しか残っておらず、動くのはその中でもたった12台なんだそうです。

元々は、サイレント映画に音楽やサウンドエフェクトをつけるために作られたとのこと。音楽経験のない映画館のスタッフでも使えるようにピアノ/パイプオルガン部分は電動で演奏され、紐を引っ張ったり、ボタンを押したりすると音が出るようになっています。




皆さんの気になった楽器はどれでしょうか? もっと奇妙な楽器を知っている方は是非教えてください。


[via io9

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