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不適切なのに大ヒットしてしまったロック・ソング10選
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不適切なのに大ヒットしてしまったロック・ソング10選

2015-08-14 23:30
    不適切 ロック ヒット マイ・シャローナ


    今では名曲として知られる、大ヒットした定番のロックソングでも、歌詞を読んだら実はロリコ○変態オヤジの誇大妄想としか思えないものがけっこうあるようです。


    【大きな画像や動画はこちら】

    時代的な背景も密接に関係していますが、今回はDangerous Mindsが選んだ、もしこの2015年にリリースされたらアウトな可能性の高い10曲をご紹介します。


    第10位:エアロスミス『Walk This Way』


    後にRun-D.M.C.がエアロスミスとコラボしてリリースしたことでも知られるヒット曲。負け犬の男子高校生が主役なのですが、歌詞はなかなかヒワイです。

    「男の子たちとシーソーでギッタンバッコン遊ぶ彼女は空高くまで足を上げ、真ん中の子猫ちゃんが丸見えなのも気にしない」ですとか、「チアリーダーと出会ったが彼女はマジで面倒なオンナだったって思い出すんだ。でも彼女のとも従姉妹とも小さなキスから愛が始まったのさ」という、Cは未経験なのにヤリチ○気取りの自慢話となっています。


    第9位:リンゴ・スター『You're Sixteen』


    (主に)女の子たちが大人の階段を一歩登るとあって、非常に特別な意味を持つ年齢である16歳。それは「スウィート・シックスティーン」と呼ばれ、パーティーすら開かれる一大イベントです。後述しますが、キッスにも『Christine Sixteen』なんて歌があるように、JK好きのオッサンがウハウハしちゃう年齢とも言えます。

    この曲は元々ジョニー・バーネットが歌っていたヒット曲ですが、リンゴ・スターによって再びヒットしました。ビートルズのメンバーが今回の記事で名を連ねるのは興味深いということと、「キミはボクのベイビーさ、キミはボクのペットなのさ」なんて最初にレコーディングしたのが、リンゴが33歳の時だったことから、ここにランクインしています。


    第8位:ザ・ローリング・ストーンズ『Stray Cat Blues』


    こちらは野良猫という表現を比喩に、15歳の家出少女を相手にする話です。彼女いわく「友達のほうがもっと激しいのよ」と言うので、「連れてきてうちらに加わってもらおうぜ」と提案する男の歌となっています。さらに最後には「問題ないよ、死刑になるわけでもないし」という、ユルくてスケベなオッサンっぷりが炸裂。

    しかしライヴではミック・ジャガーが15歳ではなく13歳へ変更し、さらに若い少女を連れ込んでいく歌になってしまうのです。確かに死刑にはならないにせよ、懲役は食らっちゃうでしょうね。


    第7位:オインゴ・ボインゴ『Little Girl』

    ---------------------------------------

    オレは小さい女の子が大好きなのさ
    彼女たちはオレをイイ気分にさせてくれるぜ
    彼女たちが周りにいると、街で男はオレ一人だけって気にさせてくれるのさ


    ---------------------------------------

    つまりはロリコ○変態野郎が主人公の歌ですね。ダニー・エルフマン曰く、「たくさんいる、いかがわしいキャラクターの視点に立って、悪ふざけでこの曲を書いたんだよ」という弁明で、世の非難を避けていたのだとか。


    第6位:キッス『Goin' Blind』、『Christine Sixteen』



    ベーシストのジーン・シモンズが歌うこの2曲は、どちらも16歳の少女に見惚れてしまった男の話です。しかも『Goin' Blind』は93歳の後期高齢者が「君は若いがボクは盲目になってしまうよ」とあんまりシャレにならない状態に陥りかけてしまい、『Christine Sixteen』では学校から出てきた女の子に一目惚れしてしまい、「あの日オレは君を自分のモノにしないといけないと分かったんだ」という独りよがりのストーカーっぷりを発揮します。

    とはいえ、ジーンは2000人以上と寝た性依存症としても知られた生きる性豪伝説なので、これくらい歌なんて可愛いものかもしれません。


    第5位:テッド・ニュージェント『Jailbait』


    『Cat Scratch Fever』でお馴染みのテッド・ニュージェントは、徴兵を逃れるために1ヶ月間シャワーも歯磨きもせず、3週間目からパンツの中に糞尿を出しっぱなしで採用試験に挑み、見事に不合格を勝ち得たという伝説の持ち主。

    さらには、30歳の時に17歳の女の子とセックスするのが目的で、彼女の両親から法的な親権を譲ってもらったり、12歳の少女と淫行したと訴えられたりと、とにかく醜聞だらけのドスケベ親父だったりします。

    そんなテッドが書いたのがこの曲。内容はこうです。

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    13歳の少女でも可愛いから気にしない
    オレのモノにしてやるぜ
    オマエの母親にも話は通してあるんだ
    オマワリさんちょっとまってくれ
    俺に手錠をかけるなら彼女にかけて
    彼女をアンタとシェアしようぜ


    ---------------------------------------

    といったもの。こりゃ目も当てられませんね。


    第4位:ベニー・マードンズ『Into The Night』


    こちらもまた16歳の少女に惚れ込んだ男の歌で、周りは彼女を放っておいてやれと忠告しているのに、「夜の世界に連れ出して見たこともない愛を見せてやるぜ」と息巻いています。ロマンチックな名曲とされているようですが、またしても若い女の子が大好きなオッサンの妄想曲です。


    第3位:ジェスロ・タル『Aqualung』


    イントロのリフが超有名で、クラシック・ロック系のラジオだったら毎日流しちゃうくらいの一曲。しかし、この歌の主人公「アクアラング」はホームレスで、このような出だしから始まります。

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    公園のベンチに座り、小さい女の子たちをいやらしい目で見つめる
    鼻水が垂れ、油っぽい指をボロボロの服で拭き取るアクアラング
    冷たい太陽で乾かす
    走り回る少女たちのフリル付きパンティーを目で追う


    ---------------------------------------

    えぇ、完全に事案発生ですね。


    第2位:ザ・ナック『My Sharona』


    ボーカルのダグ・フィーガーが書いたこの曲は「ガールフレンドになってくれ!」とシャローナ・アルペリンさんに向けたラブ・コールだったのだそうです。

    当時のシャローナさんは16~7歳でしたが、ダグは同級生......ではなく何と9歳上! 「キミに夢中なんだ! オレのソウルメイトだ! オレらはいつか一緒になるんだ!」という猛烈なアタックを開始したダグでしたが、その時シャローナさんは別の彼氏にゾッコン。しかし1年後に破局して、ダグと付き合うようになり、ついに結婚するまでになったのでした。

    豆知識ですが、このシングルのジャケットにノーブラで写っている女の子こそが若き日のシャローナさん。しかも、この格好は普段着だったそうです。「当時あまり自分の容姿に気を配らなかったから(笑)」とおっしゃっていますが、コンサート会場ではその格好を真似たファンたちがたくさん来ていたのだとか。

    この話は2人が結果的に結ばれたから美談になったものの、そうでなければ他の曲と同じくロリコ○親父の妄想で終わっていた可能性もありましたね。


    第1位:ゲイリー・パケット&ザ・ユニオン・ギャップ『Young Girl』


    1968年の名曲ですが、こちらでも若い少女にムラムラしてしまう男の心情が歌われています。またです。歌詞からストーカー気質の妄想男の心の中を覗いてみましょう。

    ---------------------------------------

    うら若き娘よ、僕の心から出て行ってくれ
    僕の君への愛は常軌を逸した物なんだ
    走って逃げたほうがいいよ
    君はとても若い少女なんだ(※)


    女性の魅力の全てを若さの下に隠し続け
    僕を愛してくれるほど成熟しているのだと信じさせた
    でも今は真実を知って心が痛む、おぉ


    (※)繰り返し


    香水と化粧の下の君は、まだ幼いってことを隠している
    そして君は間違いだってわかっているのに
    僕と2人きりになって誘うような眼差しを向けてくるんだ、おぉ


    (※)繰り返し


    だから早くママの居るうちへ帰るんだ
    きっと君が何処にいるのか心配しているに違いない


    僕の気が変わるまでの間に、早く出て行くんだ


    ---------------------------------------

    このうら若き乙女にも小悪魔的な要素があるようですが、男性からの一方的な視点なので、全部彼の誇大妄想である可能性も否定できません。しかし、ギリギリのところで手を出さずにいる、良心をなんとか保っている点は評価できるかと思います。




    いかがでしたか? 知っている曲がいくつも入っていたかと思いますが、「実はそんな内容だったなんて!?」とビックリしたものもあるのではないでしょうか。

    やはり社会の通念は流動的に変化するもので、大昔はこうしたストーリーも、純真無垢で視聴者の共感を得やすいロマンチックな恋だったのかもしれません。

    しかし、現代社会では厳しい目が多く、これらの歌が完全にアウトな時代になってしまったのでしょう。それに加え、3世代くらい昔は、17歳以下と結婚するのも当たり前の時代だったというのも、大きく関係しているようです。

    現代の音楽は現代の音楽で、過激にセクシーな衣装、踊り、歌詞の楽曲が多々ありますが、さすがにヒット・チャートにランクインするような曲だと、未成年に恋心を抱く歌詞はほとんど見かけなくなっているのではないでしょうか。

    今回は10曲でしたが、まだまだいかがわしい歌詞なのに売れた曲はたくさん存在すると思います。もしご存知のものがあれば、ぜひ教えてくださいね!


    JAILBAIT JAMBOREE: CREEPY COUNTDOWN OF THE TOP TEN 'INAPPROPRIATE' SONGS THAT WERE SOMEHOW HITS[Dangerous Minds]
    The Woman Behind 'My Sharona'[NPR]
    Aerosmith - Walk This Way[YouTube]
    Ringo Starr & His All-Starr Band - You're Sixteen - 8/22/2001 - Rosemont Theatre (Official)[YouTube]
    The Rolling Stones - Stray Cat Blues Live Altamont 1969 (Get Yer Ya-Ya's Out!)[YouTube]
    Oingo Boingo - Little Girls[YouTube]
    kiss - goin' blind[YouTube]
    KISS - Christine Sixteen [ The Summit, Houston 9/2/77 ][YouTube]
    TED NUGENT - Jailbait[YouTube]
    Benny Mardones - Into the Night ( Original Video Clip 1980 HQ ) AOR[YouTube]
    Jethro Tull - Aqualung Live 1980[YouTube]
    The Knack - My Sharona live (HQ)[YouTube]
    Gary Puckett and The Union Gap - Young Girl[YouTube]

    岡本玄介

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2015/08/inappropriate-hit-songs.html
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