サッカーチームとゲーム会社、その関係は単に「サッカーゲーム」でつながっているだけではありません。昔から、世界的なサッカーチームのスポンサーにゲーム会社がつき、ユニフォームにはそのロゴが記されてきました。
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中にはサッカーチームとゲーム会社とのウィンウィンな関係から長期にわたったものもありますし、中には関係者が苦悩したと思われるものも...。いろいろ見ていきましょう。
■シアトル・サウンダーズFC、MLS
マイクロソフトの本社があるシアトルの地元チームとXboxがスポンサーという関係。これは2008年からの契約で、当初はXbox 360のロゴが入ったユニフォームだったものも現在ではXbox Oneになっています。ロゴ以外にも、ホーム/アウェー用ともにXboxでおなじみの明るい緑のラインが入っています。
これは単なるスポンサーシップではなく、ブランディングとなっており、成功しているといえるでしょう。写真は2015/2016年シーズンの『Halo 5』仕様のサードカラー特別版ユニフォームです。
■ACFフィオレンティーナ、セリエA
任天堂はこの1990年代の契約で、露出面で成功しました。フィオレンティーナは当時アルゼンチンのスーパースター、ガブリエル・バティストゥータ選手が所属。ハイライト動画でもよく目にする活躍を見せました。
■SSラツィオ、セリエA
2008/2009年シーズンのクリスマス時期、数ゲームに渡り、ラツィオのホームユニフォームにはゲーム会社ではなく、ゲームのロゴがついていました。このクリスマス商戦時期にはコナミの『Pro Evo 2009』(『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2009』)が宣伝されていたのです。
しかし、EAの『FIFA』シリーズが評判でも売り上げでも勝っており、スポンサーシップがあっても残念ながら巻き返せず......。
■ユヴェントスFC、セリエAとLDアラフエレンセ、コスタリカ プリメーラ・ディビシオン
ソニーは世界中の多くのチームのスポンサーになっています。例えばイタリアの有名チーム、ユヴェントスとは90年代に、最近ではコスタリカのクラブ、LDアラフエレンセのスポンサーにもなっています。
■京都サンガF.C.、J1リーグ
じゃじゃーん、任天堂の日本語ロゴ! 京都をベースとする任天堂は1994年からサンガF.C.のスポンサーをしています。10年以上にわたって続いている関係です。
■アーセナルFC、プレミア UCサンプドリア、セリエA デポルティーボ・ラ・コルーニャ、リーガBBVA ASサンテティエンヌ、リーグ・アン
イングランドの有名チーム、アーセナルFCとの高額のスポンサー契約は、セガ最後のコンソールへの一撃と言えるかもしれません。それでも、ドリームキャストのロゴを胸につけていたのはヨーロッパのチームだけではありません。99年~00年頃には合計4チームがドリームキャストとスポンサー契約していました。
サンプドリアに至っては、アウェーのユニフォーム(写真には写っていませんが)にて、ドリームキャストのヨーロッパにおける無料オンラインゲームサービス「Dreamarena」のロゴもつけていたのです。
■チェルシーFC、プレミア バイエルン・ミュンヘン、ブンデスリーガ
1980年代後半、コモドールはドイツ最大のクラブと力をつけてきたイングランドのクラブとスポンサー契約を結んでいました。コモドール64が、主にゲーム機として使われていた時期です。コモドールのAmigaもまた、90年代初めにチェルシーのユニフォームに登場しています(チェルシーの画像はchuchalanachubelembeより)。
■マンチェスター・シティFC、プレミア
今では世界で最もリッチなクラブかもしれませんが、2000年ごろはそうでもなく、『トゥームレイダー』や『デウス・エクス』でおなじみのアイドスのロゴをつけていました。
■AJオセール、リーグ・アン
今でも続く『UEFAチャンピオンズリーグ』との公式パートナーシップもあり、PlayStationのブランドはなかなかサッカーユニフォームで目にすることはありません。しかし、フランスのオセールのユニフォームには2005年頃にはPlayStationのロゴと、赤いPSPのロゴもつけていました。
■東京ヴェルディ1969、J2
現在はJ2なものの、日本で最も成功しているチームの一つ、ヴェルディ。京都とサンガのスポンサーシップと同じように、こちらも地元応援スタイルです。コナミはヴェルディと90年代終わりからスポンサー契約を結んでいます。
■ジェフユナイテッド市原・千葉、J2
日本のゲーム会社と日本のサッカーチーム、そのスポンサー関係の中で最高なものはこれでしょう。90年代中頃、ジェフユナイテッドはセガによりスポンサーを受けていました。でもそこにはセガのロゴだけではなく、ソニック・ザ・ヘッジホッグの姿も描かれていたんです。
■スウィンドン・タウンFC、リーグ2
スウィンドン・タウンは数年間少なくとも一つのユニフォームに、EA Sportsではなく、EA Sportsの『FIFA』シリーズそのもののロゴが入っていました。とはいえ(少なくともスウィンドンのファンにとっては残念なことに)、ゲーム中でチームのステータスが上がっていたということはありません。
■プレミアリーグの審判たち
サッカーチームのユニフォームではありませんが、少なくとも2018/2019年シーズンの終わりまで、イングランドのプレミアリーグのレフェリーたちは、EA Sportsのスポンサーを受けてロゴ入りのユニフォームを着用するようです。
「ユニフォームなんて、スポンサーなんてどうでもいいんだ! ボールを蹴るところが見たいんだ!」という方は『キャプテン翼』もびっくりなボールの蹴りっぷりや、ボールを蹴ってサッカー選手を描く動画などをどうぞ。
[via Kotaku]
(abcxyz)
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