ホラー映画の中の女性はキャーキャー叫ぶだけで足手まといと考える人も少なくありません。実際そういったケースも多々ありますが、80年代にスラッシャー映画が流行して以来、最後まで生き残るのは女性が多いです。
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そこで今回はHalloween Costumesが制作した、ホラー映画を輝かせる可憐で強い「ファイナルガール」をまとめたインフォグラフィックをご紹介します。
「もう少し描き用があっただろう」と突っ込みたくなるイラストとともに、襲いかかる脅威から生き残った女性たちのステータスや武器などを見ていきましょう。
なお、犯人の正体などのネタバレが一部含まれているので、ご注意ください。
選ばれし13人のファイナルガール
■ライラ・クレイン(ヴェラ・マイルズ)『サイコ』(1960年)
ステータス:生存(続編で死亡)
脅威:ノーマン・ベイツ
武器:知力
■サリー・ハーデスティ(マリリン・バーンズ)『悪魔のいけにえ』(1974年)
ステータス:生存(心を傷を負って正気を失う)
脅威:食人ファミリー
武器:スピード、スタミナ、忍耐
■ローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)『ハロウィン』(1978年)
ステータス:生存
脅威:マイケル・マイヤーズ
武器:ナイフ
■エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)『エイリアン』(1979年)
ステータス:生存
脅威:ゼノモーフ
武器:シャトルエアーロック、フック、シャトルエンジン
■アリス・ハーディ(エイドリアン・キング)『13日の金曜日』(1980年)
ステータス:生存(続編で殺害される)
脅威:パメラ・ボーヒース
武器:マチェット
■ウェンディ・トランス(シェリー・デュヴァル)『シャイニング』(1980年)
ステータス:生存
脅威:夫、ホテルの霊
武器:バット、包丁
■ナンシー・トンプソン(ヘザー・ランゲンカンプ)『エルム街の悪夢』(1984年)
ステータス:生存
脅威:フレディ・クルーガー
武器:ブービートラップ、信じる心
■クラリス・スターリン(ジョディ・フォスター)『羊たちの沈黙』(1991年)
ステータス:生存
脅威:バッファロービル、ハンニバル・レクター
武器:銃
■シドニー・プレスコット(ネーブ・キャンベル)『スクリーム』(1996年)
ステータス:生存
脅威:ゴーストフェイス(彼氏と友達)
武器:銃
■レイチェル・ケラー(ナオミ・ワッツ)『ザ・リング』(2002年)
ステータス:生存
脅威:サマラ
武器:息子を救うという純然たる決意
■サラ・カーター(シャウナ・マクドナルド)『ディセント』(2005年)
ステータス:生存
脅威:地底人
武器:ピッケル
■エリン(シャーニ・ヴィンソン)『サプライズ』(2011年)
ステータス:間違いなく生存
脅威:彼氏、その家族、何人かの雇われた殺し屋
武器:斧、ナイフ、スクリュードライバー、焚き木、その他使えそうなものは全て
■ミア・アレン(ジェーン・レヴィ)『死霊のはらわた』(2013年)
ステータス:生存:憑依されたのちに生き埋めにされるが蘇生
脅威:死者の書から出現した邪悪な死霊
武器:チェーンソー
いかがでしたか?
一見頼りなさげな女性が悲鳴を上げながらも知恵を絞って、殺人鬼や怪物に反撃する展開はスラッシャー映画の流行以降、定番となりました。
スラッシャー映画は90年代に人気のピークを越え、その後衰退します。しかし、1996年の『スクリーム』でスラッシャーは不死身の殺人鬼のごとくよみがえりました。
その立役者とも言えるのが、ネーブ・キャンベル演じる控えめで健気な処女(途中で処女喪失しますが)のシドニー・プレスコット。
彼女は最初こそ殺人劇に怯えますが、ラストでは衝撃の犯人を知って大いに傷つきながらも即座に気持ちを切り替え、可憐な少女像はどこへやら、汚い言葉を吐きつつ銃を片手に果敢に戦います。
観客とホラー映画界にファイナルガールの魅力と重要性を再確認させることとなったシドニーこそが、究極のファイナルガールと言えるかもしれません。
皆さんのお好きなファイナルガールは誰でしょうか?
The One That Got Away: Horror Movie Final Girls Through the Ages [Infographic][Halloween Costumes CA Blog]
(中川真知子)
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