◆◆◆◆◆不思議堂◆◆◆◆◆
その日、阿文は不思議堂の年末大掃除をしていた。
日頃は手の行き届かない棚の裏、天井のすみの蜘蛛の巣なんかを丁寧に掃除する。
その横で、我関せずの吽野は小説原稿を書いていた。
吽野 「うーん……この表現、いまいちだよな〜。いっそ書き直す?いや、でも……」
阿文 「先生、原稿を書くなら自分の部屋でやってくれ」
店のカウンターの上に原稿用紙とお茶を並べた吽野は、
生返事だけ返して、唸っていた。
吽野 「君は作家の苦労をわかってないよ。ていうか、阿文クンは何をしているの?」
今更な質問に、阿文は呆れ返っていた。
阿文 「見てわかるだろう。年の瀬の大掃除。年に一度くらい気合を入れねば。ただでさえ、不思議堂はガラクタだらけだし。掃除が年内に終わらないかもしれない」
阿文の返答に、吽野はムッとして返す。
吽野 「ガラクタじゃない、商品だよ。俺が長年にわたり苦労して集めた、古今東西の品だからね」
阿文は吽野の言葉に耳を貸さなかった。
その間にも埃を被った皿を、使っていない棚の奥から探し当てていた。
阿文 「売れない骨董品はセールにしていいか?」
そう言って、皿や骨董品を大きなカゴの中に雑にまとめていく。
吽野 「ちょ、まって! そのお皿は高いんだ」
阿文 「そうなのか? ところどころ欠けているぞ」
吽野 「そういうものなの。このお皿は――……」
阿文 「百円が妥当だな」
吽野 「安すぎだよ!」
聞き捨てならないと、吽野は皿を取り上げようとした。
ところが阿文は、それをひょいとかわしてしまう。
阿文 「御託はいい。先生は原稿を終わらせるか、大掃除を手伝うか、どっちかにしろ」
吽野は眉間に皺を寄せ、これ見よがしの特大ため息をついてみせた。
吽野 「……どっちもやだ。労働と名のつく全てのものに、やる気がでない」
阿文 「また始まった」
吽野 「俺だってさ〜こんな三文小説家じゃなくて、もっとビッグネームになって不労所得で自由気ままに過ごしたいよ。こんな年の瀬まで、何が悲しゅうて労働するのか」
阿文 「神の遣いの我々も、働かなくては食っていけない。世知辛いことだが」
吽野 「そうだ。いっそ、サンタさんにお願いしてみようか。サンタさんって、いい子にプレゼント持ってきてくれるって話だからさ、きっと俺たちにも何かプレゼントしてくれるかもよ」
阿文 「何かとは」
阿文は適当に質問を返した。
吽野 「現金とか」
阿文 「そんなわけあるか。そもそもだ。サンタクロースが我々にプレゼントをくれるわけがないだろう」
吽野 「なんで?」
阿文 「我々にとってクリスマスは異教の行事だ。異教徒にサンタが親切にしてくれるわけがない」
吽野 「日本人の子供は仏教徒が多いけど、プレゼントを毎年もらっているって話だよ」
阿文 「あれは、同じく仏教徒の親御さんが用意しているんだ!この時期に、本物のサンタクロースの施しを受けたとあれば、主人様がお怒りになるかもしれないだろう」
吽野 「大丈夫じゃない? たぶん主人様はその辺ゆるいよ、しらんけど!」
阿文 「いいかげんなことを言うな」
吽野 「だってプレゼント欲しいじゃん!」
阿文 「先生はいい子じゃないから、プレゼントは諦めろ」
その時だった。玄関の外から、軽快な鈴の音が聞こえてくる。
それはどんどんとこちらへ近づいてきて、勢いよく、玄関の扉が開いた。
サンタクロース 「めり〜くりすま〜す!」
扉の前に立っていたのは、赤い服に白い髭を蓄えた男だった。
吽野 「うわーーー! あなたはもしや……サンタさん!?」
祓屋 「ふふふ! そうじゃ、ワシはサンタクロースじゃ!」
男二人の営む骨董品店にはおよそ似つかわしくない存在だった。
吽野と阿文は思わず顔を見合わせる。
吽野 「ひゅ〜! 噂をすれば、なんてタイミングだろう」
サンタクロースの登場に目をぎらつかせ、舌なめずりしていた吽野は
無邪気な子供たちとはかけはなれている。
その表情に気づき、サンタクロースは気圧されたのか後ずさった。
阿文 「そういえば……今年は商店街の活性化のためにサンタの仮装行列をすると回覧板にあったな。きっとそれじゃないか」
阿文の言葉を聞き、サンタクロースは、深く頷いた。
サンタクロース 「へへへ。やはりバレちゃいましたか。そうです、これは仮装……」
そう言いつつ、頭にかぶった赤い帽子を取り、口につけた髭をずり下げる。
どこか見覚えのある切長の目。阿文が察するよりも前に、
サンタクロースがその正体をあらわそうとした。ところが、
吽野は彼の説明を待たずに、血走った目で身を乗り出していた。
吽野 「サンタさん! 現金ください!」
祓屋 「え、えええ? 吽野さん、ほら、私がサンタというのは冗談ですよ。ていうか、私に見覚えありませんか?」
吽野 「サンタでしょ! いいから、現金だせ! 早く!」
祓屋 「……強盗か?」
吽野 「現金ください! 現金ください! お願いします!」
祓屋 「必死過ぎて怖い!」
吽野の形相は必死だった。ぎょっとしたサンタクロースが思わずたじろぐ。
阿文 「もしかしてあなたはいつぞやの……?」
気づいたのは阿文の方だった。
祓屋 「そう、祓い屋です! お久しぶりです」
祓屋は顔を明るくして、勢いよく一礼した。
サンタクロースの正体は
数ヶ月前、街角でインチキ占いをしていた、
あの悪魔祓いの青年だったのだ。
阿文 「ということは、連れの悪魔さんも一緒ですか?」
祓屋 「はい、ここに……」
祓屋が振り向くと、背後から現れたのは、恐ろしい異形だった。
大きなツノに、裂けた口、鋭い牙と鉤爪。
おどろおどろしい化け物は両手を広げ、
吽野に襲いかかるポーズをして見せる。
悪魔 「悪い子はいねぇかーーー!」
吽野 「ぎゃー! ナマハゲ!」
祓屋 「ナマハゲじゃなくて、これはクランプスの仮装です」
阿文 「クランプス?」
吽野 「どうでもいいけど、こっちくるな!」
吽野は目を剥いて叫んだ。
祓屋 「こら! やめないかっ。悪魔」
悪魔 「わははは」
異形は豪快に笑う。吽野はその笑い方に覚えがあった。
姿こそ違っていたが、間違いなく、祓屋の相棒の悪魔である。
吽野 「お前……こんな姿だったっけ?」
吽野は恐怖で竦み、掠れた声を絞り出した。
祓屋 「悪魔は変化するのが得意なんですよ。時には別人にもなれる。特に、私の家に代々憑いている悪魔は悪戯好きでな奴でして……」
吽野 「いやいや、そういう問題じゃないよ!」
阿文 「前よりも禍々しさがグレードアップしているような」
それを聞いた悪魔は気分を良くしたのか、逃げ腰の吽野ににじり寄る。
悪魔 「おい吽野! 今年一年、原稿の締め切りを破ってばかりいたな!」
吽野 「どきー!」
吽野は図星をつかれて、思わず飛び上がった。
悪魔 「阿文と編集さんに迷惑をかけただろう!」
吽野 「ぎくぎくー!」
悪魔 「悪い子は鞭打ちだ!」
悪魔は手に持った鞭を振った。
鞭は床に強かに叩きつけられ、ぴしっ!と鋭い音を上げる。
いよいよ吽野は震え上がって、阿文の後ろに隠れてしまった。
吽野 「うわー!!! 阿文クン助けて!」
阿文 「悪魔さん、構いません。しばいちゃってください」
吽野 「阿文クン!?」
突き放した阿文の言葉に驚き、吽野は阿文を凝視した。
けれども冷たい視線は厳しく吽野を咎めていて、
尚も震え上がることとなった。
祓屋 「おい、悪魔。お遊びもそれくらいにしないか」
悪魔 「でもよ、これが『クランプス』の役割だぜ?」
阿文 「祓屋さん、その『クランプス』というのは、なんですか?」
祓屋は「そうでした!」と急いで説明を始めた。
祓屋 「ドイツなどでは一般的な存在なんですが、サンタクロースの双子の兄弟と言われてるんです」
吽野 「双子の兄弟!?」
祓屋 「ええ。いわばサンタクロースの裏の側面……ブラックサンタといいますか。サンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスの相棒なんですよ」
阿文 「へえ。海外だとサンタとクランプスはセットなんですね」
祓屋 「そうですね」
悪魔 「クランプスは、悪魔とヤギが混ざった怪物だ。大きな角と牙を持ち、両手は凶悪なかぎ爪! 鎖と鞭を持った異形の姿をしている」
祓屋 「サンタはいい子の元にプレゼントを届けますが、クランプスは悪い子の元を訪れて、鞭を打って説教するんです」
悪魔 「悪い子は連れ去って地獄の穴に投げちまうぞっ!」
吽野 「脅しの手口が日本のナマハゲと同じだな」
「悪魔の本領発揮だ!」と、いつも以上に張り切っている悪魔を制止しつつ、
祓屋はこの仮装の経緯を説明した。
祓屋 「実は、今回、町内会の正式な依頼を受けまして、我々は商店街の活性化に一役買ってほしいと頼まれています」
吽野 「なら、サンタの仮装だけで十分だろ」
悪魔 「そんなのつまんねーだろ!せっかく俺は悪魔なんだ。本場の『クランプス』の恐ろしさを日本のガキンチョどもにも味わわせてやりテェのよ!あーははは!」
愉快そうに高笑いする悪魔の横で、祓屋は苦笑していた。
祓屋 「まあ、私はバイト代欲しさに町内会の依頼を受けたんですけどね……そのために、悪魔にも実体化してもらったというわけでして」
阿文 「占いは儲からないって言ってましたもんね」
祓屋 「ええ。しかも今年は寒くって……!外でじっと座ってたら凍死しちゃいますから」
阿文 「大変ですね、お互い」
祓屋はわざと身震いしてみせた。
そして、大袈裟な身振りで背に背負っていた白い袋を阿文に差し出す。
祓屋 「そんなわけで、はい!」
勢い余って受け取ってしまったが、阿文は首を傾げる。
阿文 「あの、これは……?」
祓屋 「サンタとクランプスの予備の仮装コスチュームです」
阿文 「え?」
鳩が豆鉄砲をくらったように、阿文は目を見開いた。
祓屋 「サンタとクランプスに扮して町内会を練り歩いてくれる人を募集中なんですけど、お二人とも興味ありません?」
吽野 「えー! 仮装して町内会を練り歩くんでしょ? 絶対やだよ。寒いし」
口を尖らせ、ぶうぶうと文句を口にする吽野だったが、
すかさず悪魔が睨みをきかせる。
悪魔 「おい。悪い子だな? またしばかれたいのか?」
吽野 「ぎくぎくー!」
弱みを握られた吽野は、ひっ、と息を呑み、子供さながらに縮こまってしまう。
阿文 「先生、祓屋さんに協力してきてはどうだ。どうせここにいても仕事は捗らないのだし、気分転換にもなるだろう」
この先、吽野が対して集中もせず、かといって掃除もせずに
ダラダラと過ごすことを阿文は予想していた。
吽野 「ひどい言い方だな……!」
阿文 「事実だろう。それとも……?」
吽野 「うう。わかったよ。やりゃいんでしょ、やりゃあ!」
吽野は半ばヤケクソで返事していた。
悪魔 「決まりだな。よろしく、相棒!」
祓屋 「阿文さんはいかがですか?」
阿文 「僕は大掃除があるので……」
断ろうと頭を下げようとした阿文の手を、祓屋は勢いよく両手で包み込んだ。
祓屋 「そう言わず! 掃除なら後で私も手伝いますよ。とにかく今は人手が足りないので、お願いします……!」
あまりの必死さに、阿文の決意も揺らいだ。
阿文 「……そう言われては、仕方ない」
祓屋 「ありがとうございます!」
◆◆◆◆◆商店街◆◆◆◆◆
商店街にはクリスマスの音楽が響きわたっていた。
店主たちは、色とりどりの飾り付けを店内に施し、
年末の掻き入れ時を逃さぬように工夫を凝らしていた。
そこかしこで、ケーキやチキンの売り子も声を張り上げている。
そんな中、阿文は祓屋に渡されたサンタクロースの仮装姿で、
道ゆく子供たちにお菓子を配っていた。
阿文 「メリークリスマース」
祓屋 「はい、いい子にはお菓子をあげるよ〜」
子供たちははしゃぎ声をあげ、
阿文と祓屋の腰に抱きついたり、握手したりしている。
一方の悪魔と吽野はクランプスに扮して、
物陰から様子を窺っていた。
吽野 「あの二人、商店街の客にちやほやされて、いい気になってんじゃない?」
悪魔 「ぶつぶつ文句たれてないで、シャキッとせい!」
そう言い残して、悪魔は勢いよく物陰から飛び出していった。
悪魔 「悪い子はいねーか! 言うこと聞かなきゃ、鞭打ちだぞおお!」
悪魔は嬉々とした笑顔で集まってきた子供たちを蹴散らす。
そこかしこで子供の悲鳴が聞こえ始める。
悪魔 「あーーはははは! いい悲鳴だ! もっと聞かせろ―!」
吽野 「やっぱ本職は違うな」
仕方ない、と重い腰をあげた吽野も子供たちを追い回す。
その横で、悪魔は生き生きとした演技で子供たちに突進していった。
悪魔 「人間の子供の悲鳴は最高だ〜! あ〜ははは!」
悪魔の迫真の演技で、その場は阿鼻叫喚、地獄の様相だった。
思わず吽野は悪魔に突っ込む。
吽野 「おい! 公私混同してんだろお前!」
その時だ。北風が商店街を吹き抜け、吽野は身を小さくした。
吽野 「うう! さみーー! もう我慢できない」
たまらず、吽野はどこかへ向かって駆け出した。
悪魔 「ああこら! 待ちやがれ!」
向かった先は、目の前の居酒屋だった。
阿文 「先生、そこは行きつけの居酒屋だろう!」
祓屋 「一人だけ抜け駆けはずるいです!」
吽野の抜け駆けを止めようと、阿文は全力で腕を引っ張る。
吽野 「仕方ないでしょ! このままじゃ凍死しそうだよ!」
悪魔 「そういうことなら。親父〜 酒を一升瓶でくれ」
吽野 「え? テイクアウトするの?」
阿文 「しかも一升瓶を……」
悪魔 「本場のクランプス行列では、飲酒が当たり前なんだ」
吽野 「それ本当なの?」
祓屋 「本当です。私は飲みませんけど」
悪魔 「ほろ酔いで歩けばすぐにあったまるぜ。ほらよ!」
吽野 「一升瓶をラッパ飲みできるか!」
悪魔はその場で酒をごくごくと飲み干した。
悪魔 「ぷは〜! うめー!」
吽野 「酒豪だ……」
悪魔 「う〜い! 悪い子は地獄の穴に落としてやるからなー!」
悪魔が叫ぶと、周囲の子供は悲鳴をあげながら四方に散っていった。
吽野 「最低だな、あの悪魔」
祓屋 「まあ、悪魔なので……」
阿文 「なんとかできないんですか……!子供達が本気で怖がっていますけど」
祓屋 「そ、そうですよね……! やってみます」
両手を握り込むように組んだ祓屋は、
いつになく真剣な目つきとなって、口を引き結んだ。
祓屋 「……むん!」
祓屋が力んだ瞬間、悪魔が鈍い唸り声をあげる。
悪魔 「ぐえっ……!」
悪魔の首に見えない鎖が巻きついて、
祓屋の方へと引きずられていくようだ。
吽野 「おおっ、効いてる……」
祓屋 「やい、悪魔! いい加減にしないと、本気で祓っちまうよ?」
悪魔 「……ふん、やれるもんならやってみろよ!困るのはお前たちだぜ」
子供たちだけでなく、商店街の店主たちも
クランプスがのけぞる異様な様子にざわついていた。
吽野 「おいっ、商店街で不穏な空気を出すなって」
吽野が小声で言うと、祓屋と悪魔は我に帰った。
祓屋 「すいません……!」
戸惑っている祓屋を助けようと、阿文は慌ててわざとらしい演技を続けた。
阿文 「そうじゃ! このサンタクロースがクランプスを追い払ってやる〜!」
祓屋 「そ、そうじゃ! 二人合わせて、行くぞ!」
祓屋&阿文「め、メリ〜クリスマース」
阿文と祓屋は背負っていた袋を振り回し、悪魔を追い払う仕草をする。
それを見ていた悪魔は、大きな舌打ちをしたのだった。
そして、大袈裟に仰向けに倒れ、わざとらしく呻いた。
悪魔 「ぐわわ〜……」
吽野 「ふう……いいかんじに軌道修正できたな」
悪魔 「また首を絞められちゃ、気分が悪いぜ」
◆◆◆◆◆居酒屋◆◆◆◆◆
仕事をようやく終えた四人は、仮装を脱ぎ捨て、
大急ぎで行きつけの居酒屋へ向かった。
冷えた体に焼き鳥と酒を流し込み、
少しでも早くあったまろうという算段だった。
祓屋 「それでは、今日は寒い中お疲れ様でした」
四人 「かんぱ〜い!」
四つのグラスがカチンとぶつかる。
吽野 「ああ、労働後の一杯は格別だな〜」
阿文 「労働が嫌いって言ってなかったか」
吽野 「だから、余計に酒が沁みるんだよ」
悪魔 「う〜い……」
祓屋の隣で、悪魔は豪快に喉を鳴らして酒を飲み干した。
人間の姿に化けたとはいえ、その目は焦点があっておらず、
顔を真っ赤にした赤鬼のようだった。
吽野 「この悪魔、既にでき上がってない?」
阿文 「一升瓶を飲み干していたからな」
悪魔 「俺は酔ってねーぞ!」
吽野 「おっさんかよ」
祓屋はかしこまって吽野と阿文に頭を下げた。
祓屋 「今日はありがとうございました! 久々にバイト代がでたので、これでしばらくは野宿しないですみそうです」
阿文 「お金がない時は、不思議堂を頼ってくださっていいんですよ」
祓屋 「阿文さん……!」
祓屋は感動して阿文の手をとる。
吽野 「そういえば、うちの店の掃除、手伝っていってよ?」
祓屋 「もちろん、心をこめてピカピカにします」
阿文 「先生が手伝ってくれたら、年内に大掃除も終わるはずなんだが」
吽野 「藪蛇だったな……」
悪魔 「ひっく、もういっぱいもってこ〜い!」
[了]
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