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原発事故対応に本腰を入れないと日本の将来はない!
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原発事故対応に本腰を入れないと日本の将来はない!

2013-01-28 20:00

    小沢一郎代表記者会見要旨(1月28日)

    1月28日午後、小沢一郎代表が党本部にて記者会見を行いました。冒頭、小沢代表より、本日初めて行われた幹事会において、先般発表された役員の一部訂正が了承されたこと、今夏行われる第23回参議院議員通常選挙の1次公認内定者が決定したことが発表されました。その後行われた質疑については以下の通りです

    小沢一郎代表記者会見

    【内容】

    所信表明演説について

    Q. 所信表明演説を聞いての感想は。 A.

    とてもいいことを話していたと思う。しかし実際に彼の言葉に示されたことを、どういう形でどういうように現実の政治の上で実現していくか、ということはなかったと思う。施政方針演説で示そうということなのかはわからない。今日の所信表明はいいことばかり話していたが、今申し上げた通り、それを現実政治の中で、内閣の総意として、どう具現化していくのかについては言及がなかった。

    Q. 安倍政権に対しどのような観点から論陣を張っていくか。小沢代表自身が代表質問等に立つ意思はあるか。 A.

    今日は(安倍総理は)いい言葉の演説だったが、経済問題ということを述べれば、消費税については来年からだから、どういう位置づけをし、どういう結果を及ぼすかは当然でてくる話である。彼が総理になる前は、経済状況が悪い時には消費税は凍結するのだ、という趣旨の話を諸君の報道から聞いたと思う。実際経済にそれほど大きな影響を与える消費税だから、これまた次の施政方針で言うのかわからないが、今日は、経済のパイを拡大させればそれでいいのだ、という類の話に終始したのではないかと思う。原発問題は、民主党政権からの問題だが、政権が代わっても、原発事故の処理、対応については、どの政権であれ、本格的に本腰を入れてやらないと、日本の将来はないというくらい私は危惧している。単に原発推進、反対というあまり意味のない議論に費やすよりも、まずは事故対応を徹底的に十分にやることが必要である。それから、高レベルの最終処理については、どうすべきかまったくわかっていないし、どれだけのコストがかかるかも誰も試算していない。その意味で、このことを避けて通るのでは政治の責任は果たせないと思うので、私どもとしてはその主張は、小さくても声は出来るだけあらゆる機会にあげていきたいと思っている。代表質問は、今回はとりあえず鈴木克昌君に衆議院はやってもらい、参議院は明日決めると言っていた。次の施政方針演説はどういう形でどういうようにするのかわからないので、確定的なことは言えないが、今回はそういうことでやりたい。私自身は国会の論戦もそうだけど、2月の中旬以降できる限り全国を行脚したいと思っている。

    参院選に向けて

    Q. 支持率の高い内閣に野党としてどう対峙していくか。生活の党は参院選に向け、どう浸透させていくか。 A.

    世論調査で支持率が上がっていることについては、いろいろな事情があるだろうから、そのことについてどうこうということは、別段私の方からはない。参議院の選挙については、先ほど申し上げたように、まず6人の現職を公認内定した。それから、できるだけ選挙区においても、ここはと思うところにはぜひ候補者を立てたいと思っている。比例区については結構名乗りを挙げている人もいるので、今週中くらいに、まず現職以外の人について確認の作業をしたうえで、これまた内定の方向へ第2次としてもっていければと思う。それから、何度も言うように選挙に上手い手はない。1人でも多くの人に、1人でも多くの国民に候補者も含め、みんなで自らの主張を語りかけ、理解を求めるということに尽きる。

    来年度予算案の防衛費増額について

    Q. 防衛費の増額、オスプレイの配備についてどう考えるか。 A.

    どちらも同じ問題点があると思うが、安全保障に力を入れ、今度の予算で防衛費を増額するということであれば、やはり日本自身の安全保障の基本的な考え方、そして日米の共同作業についての基本的な戦略について、しっかりした議論と理由付けがなければいけないと思う。党大会で申し上げたが、ただその時々のムードと場当たり的なことで、安保が大事だ、だから増額だ、とか、人質が殺されたから自衛隊派遣だ、とか、とにかく基本的な理念と論理立てが全くなしに、その場その場の情緒論に流されているという、日本の国のもっとも典型的な欠点をそのまま示しているように思う。だからその考え方次第で、防衛費を増額するということを、賛否は別にして、きちんとしたものがあればいいのだけれども、それがないのが日本の政治の一番の問題だ、というのが私の議論である。

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