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いちさん のコメント

ラストシーンで、ミー坊が魚になって泳いでいくシーンに、「シェーン」を思い出してしまいました(最初は、ギョギョおじさんがシェーン的存在なのかと思ったのですが)
ドクターの解説読み、ミー坊の孤独を想うと、なんだかあのラストシーンに、「ここは俺の居場所じゃない」的な切なさを感じてしまいます。
No.1
18ヶ月前
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ マクガイヤーチャンネル 第364号 2022/10/5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。マクガイヤーです。 欲しいガレージキットがあったのでホビーラウンドというイベントに行ったのですが、二度寝して出遅れたせいか買えませんでした…… いつもはテンバイヤーなんて気にならない自分ですが、変えなかったガレキがヤフオクにプレミア価格で出品されているのをみるとギギギギ……となってしまいます。 冬のワンフェスでも売るらしいので、今度は気合を入れて早起きしなければ。 マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。 〇10月9日(日)19時~「『機動戦士ガンダム 水星の魔女』放送開始記念 レディー・ゴー!メカデザイナー天下一武道会」 https://live.nicovideo.jp/watch/lv338481924 10/2よりアニメ 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 が放送されます。テレビ放送されるガンダムシリーズとしては 『鉄血のオルフェンズ』 以来5年ぶりとなるそうです。 久しぶりのガンダムシリーズテレビ放送を記念して、というかかこつけて、お友達の虹野ういろうさん( https://twitter.com/Willow2nd )とメカデザイナーとメカデザインについてあれこれトークするニコ生をお送りします。 おっさんがアニメやプラモのメカデザインについてキャーキャー語る楽しい回になると思います。 〇10月31日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2022年10月号」 https://live.nicovideo.jp/watch/lv338737485 詳細未定 いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。 〇11月21日(月)19時~「『すずめの戸締まり』と新海誠の挑戦」 11/11より 『すずめの戸締まり』 が公開されます。歴史的大ヒットをした 『君の名は。』 『天気の子』 に続き、新海誠が監督・脚本を務めるアニメーション映画です。 これまで当チャンネルでは「セカイ系」「新しい貧困」「童貞」「女の子大好き芸人」といったキーワードで新海誠作品を読み解いてきましたが、久しぶりの女性単独主人公、更にロードムービーと、直近二作とは趣が異なるようです。また、「 『魔女の宅急便』 の影響を強く受けた要素がある」というコメントも気になります。 そこで、『すずめの戸締まり』と新海誠のフィルモグラフィーについて語るようなニコ生を行います。 ゲストとして編集者のしまさん( https://twitter.com/shimashima90pun )をお迎えしてお送り致します。 〇11月23日(水)19時~「『タクティクスオウガ』とゲームクリエイター松野泰己」 11/11にシミュレーションロールプレイングゲーム 『タクティクスオウガ リボーン』 が発売されます。1995年に発売されたスーパーファミコン用ゲーム『タクティクスオウガ』の二度目のリメイクです。 『タクティクスオウガ』といえば、約30年経った現在ではスーパーファミコン最高のソフト(の一つ)、シミュレーションRPGの名作として確固とした評価を得ています。当時20歳だった自分も前作 『伝説のオウガバトル』 と合わせて、興奮してプレイしたことを覚えています。 一方で、『タクティクスオウガ』のディレクターである松野泰己は明らかにゲームクリエイターとして天才ですが、スクウェアに移籍後は波乱万丈なキャリアを積むことになりました。かつて「松野信者」であった自分は、松野泰己の現在に複雑な思いを抱いたりもします。 そこで、『タクティクスオウガ』とゲームクリエイターとして松野泰己について語るようなニコ生を行います。 ゲストとしてお友達のナオトさん( https://twitter.com/Triumph_march )とひとみさん( https://twitter.com/hetoldme_m )をお迎えしてお送り致します。 〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています 当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。 https://macgyer.base.shop/items/19751109 また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。 https://macgyer.base.shop/items/25929849 合わせてお楽しみ下さい。 さて本日のブロマガですが、ニコ生でも紹介した 『さかなのこ』 について、言い忘れたことがあったので書かせて下さい。 ●舐めてた映画が凄かった 話題の映画『さかなのこ』ですが、はっきりいって舐めてたのですよ。 自分が良く行くシネコン「ユナイテッドシネマ」では、公開の数ヶ月前からこの映画のことを推していて、ロビーやらトイレやらにポスターやらチラシやらが貼ってあったのですよ。会員限定の試写会もやってたような気がします。 今や子供ばかりか全世代的に人気があり、つまりはお茶の間の人気者で、天下のNHKで冠番組まで持っているさかなクンの伝記映画なら、なるべく多くの館で公開したいし、シネコンで推すのは当然です。 更に、主演が名前を奪われた能年玲奈ことのんが主演、キャッチコピーは「男か女かはどっちでもいい」……匂う、これは匂う。電通や博報堂の匂いがするぞ! ……まぁ、本当に電通や博報堂が絡んでいたら、のんが主演になるはずがないのです。本作は東宝や東映といった大手ではなく東京テアトルとジャンゴフィルム(日活の子会社ですが)製作です。 とはいえ、さかなクンの伝奇映画をさかなクンとは似ても似つかぬルックスの役者が演じるという点で、メチャクチャ企画モノの匂いがしたわけですよ。 ●企画モノ映画 勿論、実在の人物、それも今現在生きている人物を、似ても似つかぬ役者が演じるというのは沢山あります。 最近の映画でいうと、 『あの頃。』 では劔樹人を松坂桃李が演じ、 『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』 では武居俊樹(をモデルとした竹田編集者)を堀北真希が演じました。 『ゲゲゲの女房』 のドラマ版では水木しげるを向井理が、映画版では宮藤官九郎が演じました。松坂桃李は全く劔樹人に似てないし、堀北真希に至っては言わずもがなです。たとえ若い頃といえども水木しげるは向井理にも宮藤官九郎にも似ていませんでした。もっとえいえば、布枝夫人は松下奈緒にも吹石一恵にも似ていません。 映画やドラマをエンターテイメントとして成立させるために、主演や重要人物を演じてさまになる役者が企画段階でキャスティングされた結果です。 これが行き過ぎると、いわゆる「企画モノ」として、企画ありきの中身が伴わないくだらない映画になりがちです。 ●初期さかなクン そんな先入観を抱いてしまったのは、世の中に出始めた頃のさかなクンが、明らかにお茶の間向けでもシネコン向けでも無い、異形の人物だったからです。さかなというか水産資源というか、水棲生物には異様に詳しいけれど、常にハイテンションでアスペルガーのように落ち着きが無く(さかなクンは長年発達障害説がありますが、説だけで何も公表していません)、さかなクン本人は会話をしているつもりでも相手にとっては話が通じていないような状況が、何回も放映されました。 さかなクンがさかなクンになる前、宮澤正之のテレビデビューは『TVチャンピオン』の「第3回全国魚通選手権」でしたが、その後「さかなクン」の愛称がつき、他のテレビ番組に出演するようになっても、お茶の間に受け入れられたわけではありませんでした。さかなに詳しい江頭2:50分や、イグアナの芸をしていた頃のタモリのような、「いろもん」枠のタレントとして扱われていたのです。 自分は大学時代にスキューバダイビングのサークルに所属しており、自宅でも魚を飼っており、一般人に比べてそれなりに魚に詳しかったりしました。その上で、魚や水棲生物だけでなく、漁法や調理法、水産学や地学にも詳しいさかなクンに驚き、ただものではないと思い、水産学科もいたサークルの同世代含めてそれなりのリスペクトを抱いていましたが、そのような見方をする人ばかりではなかったのです。 今でも覚えているのは、サークルのOBでさかなクンのことが苦手な人がいたことでした。魚類に対する知識はリスペクトするけれども、あのハイテンションなはしゃぎっぷりは苦手で、テレビにさかなクンが映る度にチャンネルを変えてしまうというのです。みちょぱやフワちゃんがテレビに出始めた頃と同じです。 一方で、サークルのOBには何人か水中カメラマンもおり、さかなクンと仕事をしている人もいました。さかなクンが苦手だというOBに対し、カメラマンのOBは、「さかなクンは実際会ってみてもテレビとほとんど変わらず、何事にも一生懸命に取り組む好人物で、年下だけど思わず応援したくなる」と、さかなクンを擁護し、応援していました。 ●『さかなのこ』の三部構成 で、映画『さかなのこ』なのですが、カメラマンのOBのように、さかなクンを応援した人は母親以外にも先生・同級生・町の魚屋さんや熱帯魚屋さんと沢山おり、その人たちがいたという幸運故に、ミー坊こと宮澤正之はさかなクンになれたのだ――という映画になっていました。 本作、さかなクンの幼少期を描く第一部(演じるのは西村瑞季)、高校生時代の第二部、未だ何者にもなれない青年が「さかなクン」になるまでの立志編とでもいうべき第三部――という三部構成になっているのですが、まずこの構成が堪りません。幼少期でのあれこれが原体験となり、高校生編での遊戯のようなヤンキー抗争編を経て、それらが立志編に繋がるのが見事です。ヤンキー抗争編がドラマ版 『今日から俺は!!』 を沖田修一なりにやったというか、実写版の 『名門!多古西応援団』 や 『湘南爆走族』 (決して 『ビー・バップ・ハイスクール』 ではない)を数倍緩くしたような雰囲気なのも、本作のリアリティラインを示すようで愛らしいです。 さかなクンは自分と同じ47歳なのですが、功成り名遂げた大人物のように思えます。今後、薬物使用やパワハラ・セクハラが発覚してスキャンダルが起き、さかなクンの世間的な評価や立ち位置が変わる……ということも無さそうです。 本作におけるさかなクンは、幼少期にメンターとなる人物と出会った後、「さかなが大好き!」という思いを胸に、人生を突き進んでいきます。この思いは最後まで変わりません。当初はさかなクンのことを変人だと考えていた周囲の人間がさかなクンの強い思いに感化され、彼を応援しようと変わるのです。  
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