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【第426号】マンソン・ファミリーと若手トップガンほぼ全員出世してる説
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━マクガイヤーチャンネル 第426号 2025/3/19━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━だんだんと暖かくなってきたせいか、眠くて眠くてたまりません。
寒の戻りが終わって完全に春になったら、朝起きられないのではないかと心配してます。
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
〇3月24日(月)19時~ 「『Flow』とどうぶつ映画(仮)」
3/14に映画『Flow』が公開されます。大洪水に呑まれつつある世界で一匹の猫の冒険を台詞無しで描く長編アニメーション映画です。監督のギンツ・ジルバロディスは前作にして長編デビュー作『Away』の監督・製作・編集・音楽を新海誠ばりに1人で手がけたこと、本作は既にゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞を受賞し、アカデミー賞では長編アニメーション賞、国際長編映画賞の2部門にノミネートされていることでも話題です。
特に注目したいのは、猫の冒険を『Away』と同じく台詞無しで描く劇映画という点です。動物の擬人化、人間と人間以外の動物、映像とその解釈、ドキュメンタリーと劇映画、アニメと実写……様々な語り口のある映画です。
そこで、『Flow』を解説しつつ、さまざまな人間以外の動物を主人公とした「どうぶつ映画」を合わせて語りその本質に迫るような放送を行います。
ゲストとして映画ライターの竹島ルイさん(https://x.com/POPMASTER)と編集者のしまさん(https://x.com/shimashima90pun)に出演して頂く予定です。
〇4月7日(月)19時~ 「最近のマクガイヤー 2025年4月号」
・時事ネタ
・HERE 時を越えて
・BETTER MAN ベター・マン
・ミッキー17
・エミリア・ペレス
・ネムルバカ
・教皇選挙
・エレクトリック・ステイト
・ロングレッグス
・映画ドラえもん のび太の絵世界物語
・おーい!どんちゃん
その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
〇4月21日(月)19時~ 「『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』と濃爆おたくスタジオ カラーの野望(と富野由悠季の怒り)」
4/8深夜よりガンダムシリーズの新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が放送されます。昨年の12/4に発表された時点では完全に謎のガンダムシリーズでしたが、1/17に公開された「劇場先行上映版」である映画『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』にてまさかの世界観――1st『ガンダム』の一年戦争でジオン側が勝利した世界――が判明し、サイバーコミックスや『濃爆おたく先生』や『ギレンの野望』が映像化を果たしたかのような映画の前半に大興奮したガンダムおじさんは自分だけではないはずです。一方で、映画の後半は『フリクリ』や『トップをねらえ2!』と同じような人物配置や同じようなテーマが垣間見え、『GQuuuuuuX』が庵野秀明ではなく鶴巻和哉の作品であることがはっきりと分かるものになっていました。
そこで放送開始にあたり、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の見どころについて解説・予想するような番組を行います。
ゲストとしてお友達の虹野ういろうさん(https://x.com/Willow2nd)をお迎えしてお送り致します
〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています
当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。
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また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。
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合わせてお楽しみ下さい。
さて、本日のブロマガですが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のマンソン・ファミリーと、『トップガン マーヴェリック』の若手トップガンパイロットを演じた俳優たちについて書かせて下さい。
マンソン・ファミリーと若手トップガンほぼ全員出世してる説
●『ANORA アノーラ』のマイキー・マディソンと『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のモニカ・バルバロにびっくり
「皆が好きな映画とおれの好きな映画は違う」と常々意識してる自分です。なので、世の映画好きと比べると比較的アカデミー賞に対する興味が薄いです。
しかしそんな自分も、『ANORA アノーラ』のマイキー・マディソンが主演女優賞を獲ったのには驚きました。や、『ANORA アノーラ』の演技は主演女優賞に申し分のないものだと思いましたよ。びっくりしたのは、それまでほぼ無名といっていい若手女優が、いきなり下品なセックスも痴話喧嘩も顔がぐちゃぐちゃになるほどの愁嘆場も披露して、アカデミー賞をかっさらっていったことにびっくりしたのです。
……ですが、ちゃんと調べてみると、マイキー・マディソンは完全に無名というわけではありませんでした。ドラマ『ベター・シングス』ではメインキャストの一人ですし、シリーズ5作目の『スクリーム(2022)』やCGアニメの『アダムス・ファミリー(2019)』ではそれなりの脇役も演じていました。
なによりも、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)』でマンソン・ファミリーの一員を演じていたのでした。ブラピに頭をカチ割られ、ディカプリオに火炎放射器で焼かれるというおいしい役どころです。
そして、この映画のマンソン・ファミリーのメンバーは、オースティン・バトラー、マーガレット・クアリー、シドニー・スウィーニー……という、ここ数年の映画で大活躍している俳優たちが演じていたのでした。
一方で、『ANORA アノーラ』と同じくアカデミー賞の様々な部門でノミネートされていた『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は結局一つもオスカーを獲れませんでしたが、助演女優賞にノミネートされていたモニカ・バルバロにも同じような理由でびっくりしました。
モニカ・バルバロはティモシー・シャラメ演じるディランのライバルにして恋人であったジョーン・バエズというおいしい役どころで、シャラメに負けないくらい演技も歌も上手かったのです。マイキー・マディソンと同じように完全に無名というわけではなく、『トップガン マーヴェリック(2022)』で若手トップガンの一人、ナターシャ・“フェニックス”・トレース役を演じていたのでした。
『トップガン マーヴェリック』は、パイロットを演じたキャストたちが全員F-18戦闘機(複座)に乗り込んで撮影したことで有名ですが、トム・クルーズとバルバロだけが一度もゲロを吐かなかったというエピソードも記憶に新しいです。というか、フェニックス大尉はこんなに歌が上手かったのか。
そして、『トップガン マーヴェリック』で若手トップガン・パイロットたちも、既に売れっ子だったマイルズ・テラーは別として、グレン・パウエル、ルイス・プルマン、ダニー・ラミレス……と、同じようにここ数年大活躍している俳優たちが演じていたのでした。
せっかくなので、自分の備忘録としてマイキー・マディソンとモニカ・バルバロ以外のマンソン・ファミリーと若手トップガンたちについてまとめさせて下さい。
●元マンソン・ファミリーの売れっ子たち
①オースティン・バトラー
オースティン・バトラーはマンソン・ファミリーのNo.2「テックス」を演じていました。出演時間は少ないのですが、マンソン・ファミリーが実質的に乗っ取っていたスパーン映画牧場で乗馬体験ツアー担当として登場したり、最後のポランスキー邸襲撃シーンではリーダー格としてブラピ演じるクリフと格闘したりと、それなりに印象的な活躍をしていました。
この三年後、オースティン・バトラーは『エルヴィス』でエルヴィス・プレスリー役を演じ、ブレイクすることとなります。
②マーガレット・クアリー
クリフの車をヒッチハイクし、スパーン映画牧場まで送って貰うマンソン・ファミリーの女の子を演じていたのがマーガレット・クアリーです。クリフを気に入り、車の中で誘惑するシーンが印象的です。役名はずばり「プッシーキャット」。
アンディ・マクダウェルの娘であるマーガレット・クアリーはこの後『哀れなるものたち(2023)』、『憐れみの3章(2024)』と連続でヨルゴス・ランティモス作品に出演しました。『マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020)』では主演を務めまました。同じく主演を務め自由奔放なレズビアンを演じた『ドライブアウェイ・ドールズ(2024)』でただものじゃないなと思ったものです。『サブスタンス(2024)』も楽しみにしています。
③シドニー・スウィーニー
シドニー・スウィーニーもマンソン・ファミリーの一員「スネーク」を演じていました。
この直後、シドニー・スウィーニーはテレビドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA(2019)』にゼンデイヤ扮する主人公ルーの幼なじみの姉キャシー役で出演してブレイクしました。『恋するプリテンダー(2023)』で製作総指揮を務めつつ主演してグレン・パウエルとラブコメしたり、『マダム・ウェブ(2023)』でスパイダーウーマンの一人を演じたりと大活躍です。
④マヤ・ホーク
マヤ・ホークはポランスキー邸襲撃前に車で逃げ出す「フラワー・チャイルド」を演じていました。
マヤ・ホークはユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘で、この直後に『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3のロビン役でブレイクしました。歌手としても活躍し、脇役ですが『アステロイド・シティ(2023)』や『マエストロ: その音楽と愛と(2023)』にも出演しています。最近はユマ・サーマンにめちゃめちゃ似てきましたね。
ユマ・サーマンはタランティーノ作品のミューズでしたが、『キル・ビル Vol.2』で強制的に危険なスタントをやらされ大怪我を負って以来、タランティーノ監督作に出演していません。2018年、謝罪されてタランティーノ監督を「許した」ことを発表していますが、マヤ・ホークの出演は母親と監督の関係性回復も理由の一つなのかもしれません。
https://www.cinemacafe.net/article/2018/05/07/56610.html
⑤ダコタ・ファニング
元天才子役ダコタ・ファニングは、ほぼ寝たきりになっていた牧場主ジョージ・スパーンの世話係「スクィーキー」を演じていました。この時点でキャリアも貫禄も十分で、ブラピとのやりとりも堂に入ってました。というか、ちょっとキャリア的に伸び悩んでいた時期だったかもしれません。
⑥ハーレイ・クイン・スミス
オタクのお父さんケヴィン・スミスに好きなアメコミキャラの名前を付けられた娘がハーレイ・クイン・スミスです。
女優になった娘は父の監督作に多数出演することになるのですが、本作ではスパーン牧場に住むファミリーの一員「フロッギー」を演じていました。チョイ役ですが、それなりの存在感がありましたね。
●元若手トップガンの売れっ子たち
①グレン・パウエル
若手トップガンたちの中で一番の売れっ子となったのがグレン・パウエルです。
子役出身で『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー(2003)』が映画デビュー作なのですが、その後絵に描いたようなイケメンWASPに成長し、ブレイク寸前でした。
『恋するプリテンダー(2023)』『ツイスターズ(2024)』と、イケメンWASPであるけれども女性主人公をケアしたりサポートしたりするような役柄を意識的に演じているのが20年代という感じです。
リチャード・リンクレイター作品には何度か出演しており、脚本と製作も務めた『ヒットマン(2023)』では役者として立ち位置を反映したようなメタ的な役柄を演じています。
②ダニー・ラミレス
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2025)』でホアキン・トーレス/二代目ファルコン役を演じたダニー・ラミレスは、ミッキー・“ファンボーイ”・ガルシア中尉役で『マーヴェリック』にも出演していたのでした。
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー(2021)』で既に同役を演じていたので、『ブレイブ・ニュー・ワールド』への出演は既定路線だったのかもしれません。いかにもサイドキックといった明るいキャラクターは三作で共通しています。
③マニー・ジャシント
『スター・ウォーズ:アコライト(2024)』でめちゃめちゃ重要な役「カシミール」を演じたマニー・ジャシントですが、『マーヴェリック』にもひっそりと出演していたのでした。クラスの一番後ろ、最も目立たない位置ですね。「ビリー・“フリッツ”・アワロン大尉」という役名がちゃんとあるそうですが、台詞は全カットされたそうです。
https://hollywoodreporter.jp/movies/55695/
『アコライト』では元ダンサーという身体能力を活かし、とんでもないアクションを披露していました。残念ながら『アコライト』はシーズン1で終了となりましたが、今後絶対にアクション映画で活躍しそうな気がします。
④ルイス・プルマン
ビル・プルマンの息子ルイス・プルマンは『マーヴェリック』で冴えない若手パイロット「ボブ」を演じました。皆、「フェニックス」とか「ハングマン」とかカッチョ良いコールサインなのに、ロバートの愛称「ボブ」なのです。
ルイス・プルマンは5月公開の『サンダーボルツ*(2025)』にも同名の「ボブ」役で出演が決まっています。
まず間違いなくマーベル世界の最強キャラにしてメンタルが不安定なマーベル版スーパーマン「セントリー(本名:ロバート・レイノルズ)」役であり、今後のブレイクが期待されます。
ただ、MCUはかなりの割合でコミックのファンを斜め上に裏切るサプライズを用意してくるので、ボブはボブでもいつもデッドプールにいじめられている相棒にして雑魚ヒドラ戦闘員ボブかもしれません。
そんなわけで、マンソン・ファミリーと若手トップガンたちの活躍についてまとめてみましたが、〇〇の息子や娘とか、子役出身者が多いのは、コネやキャリアというよりも、若手で演技が安定している役者をオーディションで探すと自然とそうなるからなのかもしれません。
また、若手トップガン筆頭とマンソン・ファミリーのキレイどころがラブコメの末につきあうことになる『恋するプリテンダー』は超重要作ということになります。これは観とかないと!
番組オリジナルグッズも引き続き販売中です。
マクガイヤーチャンネル物販部 : https://clubt.jp/shop/S0000051529.html
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思わずエナジードリンクが呑みたくなるヒロポンマグカップ
……等々、絶賛発売中!
本メルマガもニコ生の番組内容も、TwitterやFacebookやブログ等で話題にして頂けると、宣伝になるのでとてもありがたいです。常識の範囲内で引用やコピペや文字起こしによる紹介もして頂いて構いません。でも、全文コピペや全文文字起こしは勘弁な!
Dr.マクガイヤー
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ブログ:冒険野郎マクガイヤー@はてな
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今後の放送予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━マクガイヤーチャンネル 2025/3/12━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━おはようございます。マクガイヤーです。
先日の放送「最近のマクガイヤー 2025年3月号」は如何だったでしょうか?
久しぶりのMCUらしいMCU作品『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』の他に、『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』、『ANORA アノーラ』、『ブルータリスト』といったアカデミー賞受賞作品について語る回になりました。
本日のブロマガはお知らせのみとなります。
〇3月24日(月)19時~ 「『Flow』とどうぶつ映画(仮)」
3/14に映画『Flow』が公開されます。大洪水に呑まれつつある世界で一匹の猫の冒険を台詞無しで描く長編アニメーション映画です。監督のギンツ・ジルバロディスは前作にして長編デビュー作『Away』の監督・製作・編集・音楽を新海誠ばりに1人で手がけたこと、本作は既にゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞を受賞し、アカデミー賞では長編アニメーション賞、国際長編映画賞の2部門にノミネートされていることでも話題です。
特に注目したいのは、猫の冒険を『Away』と同じく台詞無しで描く劇映画という点です。動物の擬人化、人間と人間以外の動物、映像とその解釈、ドキュメンタリーと劇映画、アニメと実写……様々な語り口のある映画です。
そこで、『Flow』を解説しつつ、さまざまな人間以外の動物を主人公とした「どうぶつ映画」を合わせて語りその本質に迫るような放送を行います。
ゲストとして映画ライターの竹島ルイさん(https://x.com/POPMASTER)と編集者のしまさん(https://x.com/shimashima90pun)に出演して頂く予定です。
〇4月7日(月)19時~ 「最近のマクガイヤー 2025年4月号」
・時事ネタ
・HERE 時を越えて
・BETTER MAN ベター・マン
・ミッキー17
・エミリア・ペレス
・ネムルバカ
・教皇選挙
・エレクトリック・ステイト
・ロングレッグス
・映画ドラえもん のび太の絵世界物語
その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
〇4月21日(月)19時~ 「『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』と濃爆おたくスタジオ カラーの野望(と富野由悠季の怒り)」
4/8深夜よりガンダムシリーズの新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が放送されます。昨年の12/4に発表された時点では完全に謎のガンダムシリーズでしたが、1/17に公開された「劇場先行上映版」である映画『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』にてまさかの世界観――1st『ガンダム』の一年戦争でジオン側が勝利した世界――が判明し、サイバーコミックスや『濃爆おたく先生』や『ギレンの野望』が映像化を果たしたかのような映画の前半に大興奮したガンダムおじさんは自分だけではないはずです。一方で、映画の後半は『フリクリ』や『トップをねらえ2!』と同じような人物配置や同じようなテーマが垣間見え、『GQuuuuuuX』が庵野秀明ではなく鶴巻和哉の作品であることがはっきりと分かるものになっていました。
そこで放送開始にあたり、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の見どころについて解説・予想するような番組を行います。
ゲストとしてお友達の虹野ういろうさん(https://x.com/Willow2nd)をお迎えしてお送り致します
〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています
当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。
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また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。
https://macgyer.base.shop/items/25929849
合わせてお楽しみ下さい。
番組オリジナルグッズも引き続き販売中です。
マクガイヤーチャンネル物販部 : https://clubt.jp/shop/S0000051529.html
同じく新製品スーサイド・スクワッド Tシャツ
思わずエナジードリンクが呑みたくなるヒロポンマグカップ
……等々、絶賛発売中!
本メルマガもニコ生の番組内容も、TwitterやFacebookやブログ等で話題にして頂けると、宣伝になるのでとてもありがたいです。常識の範囲内で引用やコピペや文字起こしによる紹介もして頂いて構いません。でも、全文コピペや全文文字起こしは勘弁な!
Dr.マクガイヤー
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【第425号】マクガイヤーが印象に残っている過去回
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━マクガイヤーチャンネル 第425号 2025/3/5━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━おはようございます。マクガイヤーです。
いよいよ本格的に花粉症が辛い季節になってきました。
この感じがゴールデンウィークくらいまで続くかと憂鬱ですが、やり過ごしてゆくしかりませんね。
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
〇3月9日(日)19時~ 「最近のマクガイヤー 2025年2月号」
お題
・時事ネタ
・映画ドラえもん のび太の絵世界物語
・フライト・リスク
・ウィキッド ふたりの魔女
・TATAMI
・名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN
・ANORA アノーラ
・ブルータリスト
・ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク
・キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
・Broken Rage
・セプテンバー5
その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
〇3月24日(月)19時~ 「『Flow』とどうぶつ映画(仮)」
3/14に映画『Flow』が公開されます。大洪水に呑まれつつある世界で一匹の猫の冒険を台詞無しで描く長編アニメーション映画です。監督のギンツ・ジルバロディスは前作にして長編デビュー作『Away』の監督・製作・編集・音楽を新海誠ばりに1人で手がけたこと、本作は既にゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞を受賞し、アカデミー賞では長編アニメーション賞、国際長編映画賞の2部門にノミネートされていることでも話題です。
特に注目したいのは、猫の冒険を『Away』と同じく台詞無しで描く劇映画という点です。動物の擬人化、人間と人間以外の動物、映像とその解釈、ドキュメンタリーと劇映画、アニメと実写……様々な語り口のある映画です。
そこで、『Flow』を解説しつつ、さまざまな人間以外の動物を主人公とした「どうぶつ映画」を合わせて語りその本質に迫るような放送を行います。
ゲストとして映画ライターの竹島ルイさん(https://x.com/POPMASTER)と編集者のしまさん(https://x.com/shimashima90pun)に出演して頂く予定です。
〇4月前半 「最近のマクガイヤー 2025年4月号」
詳細未定
いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
〇4月後半 「『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』と濃爆おたくスタジオ カラーの野望(と富野由悠季の怒り)」
4/8深夜よりガンダムシリーズの新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が放送されます。昨年の12/4に発表された時点では完全に謎のガンダムシリーズでしたが、1/17に公開された「劇場先行上映版」である映画『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』にてまさかの世界観――1st『ガンダム』の一年戦争でジオン側が勝利した世界――が判明し、サイバーコミックスや『濃爆おたく先生』や『ギレンの野望』が映像化を果たしたかのような映画の前半に大興奮したガンダムおじさんは自分だけではないはずです。一方で、映画の後半は『フリクリ』や『トップをねらえ2!』と同じような人物配置や同じようなテーマが垣間見え、『GQuuuuuuX』が庵野秀明ではなく鶴巻和哉の作品であることがはっきりと分かるものになっていました。
そこで放送開始にあたり、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の見どころについて解説・予想するような番組を行います。
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合わせてお楽しみ下さい。
さて、本日のブロマガですが、10周年記念回のおまけとして、自分が印象に残っている過去回について書かせて下さい。
●豪華ゲスト出演回
まず一番に思い出すのは豪華ゲスト出演回です。
具体的には、有料化初回の岡田斗司夫出演回、大西裕弥さんと中村佑介先生に出演して頂いたトランスフォーマー回、町山智浩さん出演回などなどですね。
当初は岡田斗司夫チャンネルを間借りする形で運営していた当番組ですが、(岡田斗司夫に)色々あって独立する際の初回に出演して頂きました。ニコ生の登録者数に勢いをつけて貰ったこともあり、これについては今でも感謝しております。
自分は小学生の頃アメリカに住んでいまして、G1こと『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』を現地アメリカでリアルタイムに体験しました。トランスフォーマーには並々ならぬ思い入れがあるのですが、トランスフォーマーのデザイナーである大西裕弥さんをお呼びして番組ができたのは感慨深いものがありました。世界的なイラストレーターである中村佑介先生と「トランスフォーマーともだち」という不思議な関係性を築くことにもなりました。
映画評論家の町山智浩さんは、光栄にも川越スカラ座でのイベントにお呼び頂いたのを契機に出演して頂けるようになりました。映画をメインに扱っているチャンネルですので視聴者の皆さんにご好評頂いているのですが、一番楽しいのは横で話を聞いている自分だという確信が今でもあります。
いずれも、弱小チャンネルであるマクガイヤーチャンネルでは、豪華ゲストに出演交渉をするのは自分ことマクガイヤー本人であるわけですが、交渉中のドキドキ感含めて強く印象に残っています。
●意外にも成立した回
10周年記念回でも話しましたが、「絶対に話したい!」というテーマはすぐに無くなっちゃうわけですよ。また、個々のテーマには映画やイベントと連動させる等のやるべきタイミングがあります。その結果、来月は何について話そうか困ってしまうという「ネタ切れ状態」に、早い時期に陥ることになりました。
こういう時は周囲の「これについて話して欲しい」というリクエストがあると助かります。自分なりの話し方ができないので採用しない場合も多いのですが、「前々から興味があって調べていた〇〇と××を△△の切り口でやれば成立するじゃん!」となる場合もあります。
ふなっしーを扱った回はまさにそのような回で、しまさんがファンだというふなっしーの本質を、みうらじゅんが発明した「ゆるキャラ」という概念で改めて捉え直すという、思いがけず上手く成立した回になりました。オチの「最終的にふなっしーは選挙に出馬する」は、今でもありえると思っています。
『食人族』とカニバリズムの回もそのような回でした。元々細菌やウイルスが感染源ではない感染症としてのプリオン病に興味があって色々と調べていたのですが、そのままプリオンや狂牛病について解説するという立てつけでは誰も観てくれません。しかし、この時番組のファンからカニバリズムについて解説してくれというリクエストがあったのでした。プリオンを軸にカニバリズムの歴史やデメリットについて解説しつつ、映画『食人族』も絡める――というやり方で間口の広い番組になったのではないかと思います。
いずれも、ありふれたネタ(知識)のパッケージや組み合わせを工夫することでありふれていない解説になる、ということを学べたのは良い経験でした。
●もっと上手くやれたはず回
一方で、今となっては後悔している回もあります。
特にSTAP細胞騒動について語った回は後悔しています。騒動から時間的に間が無かったこともあり、小保方さんを擁護する形で締めていますが、小保方さんの手記や日記が出た今となっては、擁護する要素はほとんど無いと考えています。
『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』について解説した回は評判が良かったのですが、脚本を担当した円城塔についての解説が浅かったかもしれません。特にこの後、円城塔が書いた小説版『ゴジラ S.P』が発表されたのですが、研究者の屈託が描かれていたことは特筆すべき点だと考えています。
『ダンジョン飯』回も今となっては悔いが残ります。放送時点で著者の九井諒子は僅かなインタビューにしか答えていない謎の漫画家だったのですが、連載を終えて一息ついたのかその後多数のインタビュー記事が発表され、『ダンジョン飯』の発想の基となったあれやこれやが明らかとなったのでした。また、自分の『ウィザードリィ』についての知識が中途半端というのもありました。
●次の10年もよろしく!
そんなわけで、上手くいった回よりも上手くいかなかった回の後悔の方が強く印象に残っていたりします。また、『ワイルドスピード』回や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』回のような、リアルタイムでの映画公開のタイミングに合わせて行った回は何を話していたのかすぐに思い出せなかったりもします。その時その時を頑張って番組を続けていたら10年経ってしまったという感じです。
次の10年も頑張っていきますので、生暖かく見守って頂けると幸いです。
番組オリジナルグッズも引き続き販売中です。
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Dr.マクガイヤー
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