ボケットさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
あなたは子育てで何が重要だと思いますか?
あるいは、もし自分が親だったらどんな子育てをすると思いますか?
今回は、DaiGo師匠が子育てをするとしたらどんなことを大切にするかという質問をもとに、子育てにまつわる心理学についてまとめてみたいと思います。
Q. まだ小さい子供がいます。私が子育てをする上で大切にしていることは、子供の好奇心や個性を優先することです。 ですから、他人に迷惑をかけなければ基本的には好きにさせていますが、DaiGoさんが子育てをするなら何を大切にしますか?
素晴らしいと思います。僕も好奇心を大切にすると思います。
好奇心と人間関係が重要なのではないかと思います。
もし将来家庭を持ったり子供ができたら、最高の友達ができる場所に入れてあげます。お金と権力と知識の全てを動員して、子供が良い友達が出来る所に入れてあげます。
それだけで、子供の人生の半分ほどは決まると思います。
あとは、早い段階で親元から離します。
友達との関係が影響を与えるということは、友達と一緒に過ごす時間が長い方がいい親友もできやすいでしょうし、切磋琢磨できる関係を作ることもできると思います。
ですから、僕としては親との時間よりも友達との時間を大事にしてあげたいです。
海外の全寮制の学校などに入れてもいいかなと思います。
できるだけ早い段階から海外に出させて、それだけの教育を受けるためにどれだけのお金が必要だったのかということはその時は分からないでしょうが、大人になってからそんな親のありがたさをいずれ理解してくれるといいのではないかと考えています。
それまでは、お互いに余計なストレスを抱えても仕方がないので、できるだけ早く外に出すと思います。
以上がDaiGo師匠がもし子育てをするとしたら大切にしたいことでした。
子供の才能と家庭環境
2018年のニューヨーク大学などが行った研究で、もともと遺伝的に良い遺伝子を持っている子供についての研究は色々とありますが、例えば、学歴などというものはどれくらい生まれ持った遺伝子で判別することができるのか、つまり、良い遺伝子、あるいは特定の遺伝子を持って生まれたら、いい大学に進んだりすることができるのかというようなことを調べています。
1,131,881人の遺伝子を調査し、そのデータを被験者の方々の学歴や経歴と比較するという実験を行っています。
その結果いくつかの残酷な事実が分かっています。
やはり、頭の良い遺伝子を持っている人の方が成功しやすいということですが、家庭が貧しい場合は、その才能が潰れてしまう可能性があるというシュールな結果です。
例えば、 人間の学歴の差というのは11%から13%までは遺伝で説明することができる ということが分かっています。
これは親が頭が良かったら子供も頭が良くなるというようなことではなく、僕たちは父親の遺伝子と母親の遺伝子を半分ずつ受け継いで、その遺伝子のスイッチがオンになるのかオフになるのかというのはほとんどランダムに決まり僕たちが生まれます。つまり、親が持っている遺伝子をそのまま受け継ぐわけではありません。
そして、 頭が良くなる遺伝子を持っているのに両親が貧しかった場合には、子供が大学を卒業する可能性は24% でした。
一方、 頭が良くなる遺伝子を持っていて、かつ、両親が裕福な場合には、子供が大学を卒業する可能性は63% だったということです。
さらに、 頭が良くなる遺伝子を持っていなくて、両親が裕福な場合には、子供が大学を卒業する可能性は27% でした。
つまり、頭が良くなる遺伝子、または、両親が裕福であるという条件の片方を満たしている場合には、子供が大学を卒業する可能性は24%か27%程度と約1/4程度の確率になるということです。
ところが、頭が良くなる遺伝子を持っていて両親が裕福だという両方の条件を満たしている場合には、子供が大学を卒業する可能性は63%まで上がるということです。
結局、親が子供のためにできることとは…
ですから、いくら生まれつきの才能があったとしても、両親が貧しいとやはりその能力を発揮することができなくなる可能性があるということがこの研究により分かったということです。
つまり、 子供のために親ができることとしては、虐待したり子供の恥を利用して心理的にコントロールしようとするようなしてはいけないことを気をつけてもらい、子供に良い人間関係ができるような環境や学校を用意してあげることぐらいが親にできる唯一のこと です。
教育レベルを高めるためにも、結局、親は稼ぐしかないわけです。
これは、決して貧しい家庭は駄目だというようなことではなく、もちろん貧しい家から反骨精神を発揮して大きな成功を掴む人もいますし、この実験の場合は大学を卒業するということを指標にしていますので、自分で起業する場合は学歴は関係なくなります。
年収でいうと1千万円から2千万円ぐらいまでは学歴が高い方が有利ですが、2000万を超えて企業などを経営しないとできないレベルになってくると、学歴は関係なくなる と言われています。
とはいえ、親が子供のためにできることとしては、頭を使って頑張って働くことによって、出来る限り家庭を裕福にし教育レベルを高めることによって、頭がいい遺伝子以外にも生まれつきの才能というものは色々とあると思いますので、その才能を潰さないようにすることだといえます。
親のウソ
南洋理工大学などが行った研究で、10代後半の379名を集めて、子供の頃に親からどんな嘘をつかれたのかということを質問しました。
例えば・・・
「いい子にしていないと鬼がやってくるよ」
「おまわりさんに連れて行ってもらうよ」
駄々をこねている子供に
「言うこと聞かないと置いて行くよ」
「今日はお財布を置いてきたから買えないの」
というような、要するに、子供の行動をコントロールするためにつく嘘は結構多くの親が使っているのではないでしょうか。
このようなの覚えていないぐらいのレベルの小さな嘘や可愛い嘘であっても、 子供の行動をコントロールするために嘘をたくさんつく親に育てられた人は、自分も嘘をつく確率が増えて、罪や恥などの感覚である罪悪感に苛まれやすくなり、それでいて、自己中で他人を操ろうとする行動が多くなる という傾向があったそうです。
ですから、親がつく嘘というのは子供に対しては非常に大きな影響を与えるものだということです。
子供に対して矛盾したメッセージを与えてしまうと、その矛盾は他人に対する信頼感に傷をつけてしまい、子供の不誠実さを促進してしまうということです。
確かに、日々の大変な子育ての中では面倒だとは思いますし、全てを理解させるのは難しいことだとも思いますが、それでも出来る限り正確な情報を伝えるとか子供の感情を認めるということをしてあげないと、子供が将来嘘つきになって苦しんでしまう可能性があるということです。
親のスマホ利用
今現在の親やこれから親になる人が気をつけなければいけないことです。
親のスマホ利用が子供の問題行動を増やしてしまうという研究があります。
ミシガン大学などが行った研究で、170の家庭を調査して母親と父親がスマホやタブレットをどれくらい使っているのかということをチェックしました。
それを使っている時間とその親の子供の問題行動を比較しました。
その結果、 両親がスマホを使う時間が長くなればなるほど、子供の過敏症や癇癪持ち、多動性や泣きわめきというような問題行動が増えてしまう 傾向が確認されています。
この研究は横断研究ですから、因果関係については不明ではありますが、デジタルの使用状況と親子関係には何かしらの関係があるのではないかということは、他の様々な研究でも言われていることではあります。
このようなことが起きてしまう原因としては、おそらくは子供というものは親の注意を引かなければ生物としては生きていくことができません。
ですから、その親がちゃんと自分に注意を向けてくれているかどうかということは、本能としてもかなり気にしながら生きているわけです。
そんな状況で、親がひたすらスマホを使っているとなると、子供は自分に注目してくれていないと思うので生物として危機を感じます。
そのため、もっと注目してもらいたいという感情が泣きわめいたりすることにつながるということなのかもしれません。
ここから先は、さらに親の SNS の利用と育児ストレスの関係、夫婦ケンカが子供に与える悪影響と、そのダメージを軽減する方法、そして、今は子育てをする予定はないっていう人でも、ぜひ知っておいてほしい子供との向き合い方について解説していきます。
自分が子供だった頃を思い出しながら、ぜひ一度考えてもらいたい内容になっていますので、続きをチェックしてみてください。
メンタリストDaiGoの「Dラボ」の知識をより活用したい方のためのブログです。
※紹介する本のAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。
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A. 人間は本来「自己効力感」を持って生まれてきているようです( ¨̮ )
「自己効力感」とは、
【自分の働きかけは○○にとって有効だ!】
というやつです。「自信」と呼ばれるものの正体はこれに当たりますが、
子どもの「知的好奇心」もこれに当たっているらしく、本来、子どもは「僕・私の、周りの世界への働きかけは、自分を成長させる上で重要だ!!」と本能的に認識しているらしいのです。
子どもは、大人のルールを無視して、どんどん物を触って遊んだり、外へ飛び出そうとして走ったりする思いますが、
その行動も、本来的に子どもに備わっている「自己効力感」(知的好奇心)で、
子どもからすれば、ルールを無視して、物触って遊んだり、外へ飛び出そうする行動は、
【僕・私の成長のために必要なことですから、やらせてください!!】
ってことみたいなんです( ¨̮ )
そういった意味では、なんでもやらせてあげたいんですけど、
唯一、大人が気をつけなければらならないことは、【危険だけは先に察知して、ギリギリのところで回避させること】です。
子どもは経験が浅い分、「どれが危険なのか」の判断は乏しいです。また、一度危険にさらされると、肉体的な未熟さから、回避することは大人よりも困難になります。
「成長のためにやってるんだから、なんでもやらせてよ!!」というのは、子どもの言い分で、その通りなんですが、危険があるものについては、大人が教えてあげる。
好奇心だけで突っ走れるほど、世界は甘くないと、僕は思っていて、
世界を突っ走れる(リードできる)のは、
【好奇心に冷静な判断能力が備わったとき】
だと思うんですね( ¨̮ )
子どもは「好奇心」は、本来、誰でも生まれ持ってきているものみたいなので、それは潰さずに残しておいてあげて、
冷静な「判断能力」については、大人が適切にフィードバックしながら、教えてあげる。
そういったところに焦点を当てて、子どもに接して、「世界に飛び出していく子ども」に育てていきたいですね(^^)/
ボケット(@小学校の先生)
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