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  • 一問一答「あなたが、もっと心の内側に入っていきたい人は誰ですか?」【傾聴力を鍛えるトレーニング】

    2022-08-09 14:00
    330pt

    あなたが、もっと心の内側に入っていきたい人は誰ですか?


    今回は、結婚する予定の彼女がコロナの最前線で疲弊していることについての相談をもとに、相手との信頼関係を築くための傾聴のトレーニングについて解説させてもらいます。


    Q. コロナの最前線で頑張っている彼女が疲弊して、最近思考がとてもネガティブで自分の価値を下げるような発言が多く不安定です。結婚する予定ですが彼氏としてどのように立ち回ればいいのでしょうか?


    コロナで極限の状態にいて、ずっと仕事を強制されているという状態になれば、忙しすぎてどうしてもメンタルは病んできます。

    このような場合には変にこちらから何かを求めるのではなく、相手の気持ちをただ聞き出してその感情にタイトルをつけるというテクニックがいいと思います。

    いわゆる傾聴と呼ばれるテクニックですが、これは FBI でテロリストとの交渉にも使われるようなテクニックです。

    激高しているテロリストと交渉するネゴシエーターは、交渉する時にまずは相手の話をひたすら聞きます。


    例えば、相手が今仕事が大変で、このまま仕事を続けることができるかどうかも不安だし、自分は結婚相手としてふさわしいか、わからなくなってきたというようなことを話したとしたら、そんなことはないと否定するのではなく、その内容に対して同調するのでもなく、相手のその感情を寄り添って一緒に解釈するようにしてください。

    一緒になって相手が感じている感情には違う視点もあるのではないのかということを紐解いていきます。

    相手の感情を否定するのではなく、一緒になって紐解いていくというスタイルで話を聞いてあげてください。


    寄り添って相手が思っている感情を言葉にさせてあげると、人間は自分の感情を言葉にすればするほどメンタルが安定してきます

    できるだけ細かく相手の話に対して質問して、その感情を感じた時のストーリーや理由を聞いてあげてください


    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。




    【傾聴】聞く力は人生を変える力


    傾聴のテクニックは、自分の意見を通したり相手の態度を変えたりすることもできますが、今回の相談者の方のように、悩みを抱えている人や苦しい状況にある人、あるいは、トラウマを抱えているような人に対しても使えるものです。


    交渉する時にも、相手を理解したり信頼関係を作る時にも、そして、大切な人のメンタルを安定させるためにも、広く使うことができるテクニックが傾聴です。


    傾聴にまつわる心理学については、以前に一問一答でも解説させてもらったことがあります。

    一問一答「人に誤解されやすくて困っています」〜傾聴の心理学〜

    一問一答「あなたは人の行動を変えられると思いますか?!」【聞き上手の力】


    相手に態度を変えてもらいたいとか、何かの交渉をしたいとなると、例えば、10の時間があったとしたら、そのうちの8を自分の言いたいことを言うために使ってしまう人が多いと思います。

    これは大きな間違いで、まず最初に8は相手の話をじっくりと聞いて信頼関係を築く必要があります。

    しっかりと信頼関係がそこまでにできていれば、残りの2で自分の言いたいことはすんなりと通ります。


    4つの傾聴の基本的なテクニック

    傾聴の基本的なテクニックとしてだけでも4つもあります。

    まずはポイントだけをまとめておきます。


    その1:口出し・反論・評価は禁止

    相手の話に対して、口出しをしたり否定的な意見を言うことも、良いとも悪いともそれを評価することも一切しません。


    その2:短く定期的に頷く

    相手が同意を求めてきたり息継ぎをしているタイミングに合わせて短く頷くようにします。


    その3:相手の発言をコンパクトにまとめる

    相手の情報をコンパクトにまとめるわけですが、その際には「要するに・・・」「つまりは・・・」というような言葉でまとめてはいけません。


    あくまで相手の発言を自分が正しく理解することができているかという確認をする意味で内容をまとめて伺います。


    その4:手短な質問を繰り返す

    時々、手短な質問を繰り返して相手に話を聞いているということを伝えるようにします。

    相手がそれまで話した内容に対して、自分の素朴な疑問を短い質問で投げかけるような感じです。


    ここで質問する内容は自分がわからないことではなく、相手が話したいであろうことにしてください。

    相手が何となくもう少し話したそうにしていた部分に触れると話が広がりやすくなります。




    聞き上手で人生を変える


    聞き上手な人は、それだけで相手のモチベーションを高めることもできますし、色々な情報を周りから教えてもらえるというメリットもあります。

    この情報を周りから教えてもらえるというところが結構大切なポイントで、今の世の中では様々な情報が溢れています。

    この情報が溢れた世界では、情報というものは、情報の質と鮮度が重要になります。

    そんな状況の中で、一番いい情報を手に入れることができる人は聞き上手な人でもあります。


    さらに、人間は自分の話を聞いてもらうことで脳が興奮するということもあります。

    実際に、人間が相手に話を聞いてもらっている時に脳がどんな反応をするのかチェックした研究があり、それによると、脳の報酬系と呼ばれるところが話を聞いてもらっている時には活性化していたそうです。

    報酬系は僕たちがご褒美をもらったりした時に反応する部分で、話を楽しそうに聞いてもらっていた間は、そこが強く反応していたということです。

    人間が楽しく話を聞いてもらっている時の脳のその活動は、現金をもらった時やおいしいご飯を食べている時と同じような活動を示しているとされています。


    ですから、一生懸命楽しい話をしようとしたり、会話を盛り上げようと努力する人もいるでしょうが、そんな労力をかけなくても、聞き上手になるだけで、相手に現金を渡したり美味しい食事を一緒にした時と同じぐらい脳のレベルでは相手に快感を作り出すことができるわけです。

    その結果、話を聞くだけで相手の考え方や意見を変えたり、相手を自分の味方にすることができます。


    聞き上手になるためのおすすめ本

    聞き上手になるための、おすすめの本を紹介しておきます。


    質問することによって、人間の心を動かすこともできますし、読むこともできます。

    これを上手に応用すれば、相手の行動を変えるだけではなく人間関係を良好にするためにも役に立ちますし、皆さんが相手に裏切られないかということを予測することもできるようになります。


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    問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる


    相手の話を聞くのが苦手だという人も多いと思いますが、相手の話に興味を持って聞くというのはそれだけで瞑想のようなトレーニングにもなります

    マインドフル・リスニングという瞑想のようなスタイルで相手の話に集中するという方法があり、それについて学ぶのであればこちらの本がとても参考になります。


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    ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)


    相手の話にマインドフルになるという意味では、こちらも参考になると思います。

    マインドフルな男性は仕事ができるようになるしモテるようになるという研究もあります。そんなマインドフルネスの基本について理解できると思います。


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    自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス


    人に頼み事をするのが苦手だという人も多いと思います。

    聞き上手な人は、相手の話をじっくり聞いて心の中に入ってから提案します。

    それによって、相手は素直にその提案を受け入れてくれます。


    人間は誰かに頼まれたことをしたりお願いを聞くとその相手に好かれるだろうと思いがちですし、断ると嫌われるのではないかと思いがちですが、実際にはそんなことはありません。

    心理学的には誰かの頼みを聞くよりも、誰かに頼みごとをした方が好意を持たれやすいということがわかっています。

    人間は助けてくれた人ではなく、助けた相手を好きになる性質があります。ですから、人を上手に動かすためにも、周りの人に助けてもらうということが大切です。

    そのための方法はこちらが参考になると思います。

    人に提案したりお願い事をするのが苦手だという人には、ぜひ読んでもらいたい本です。

    頼み事が上手くなるというのは人間関係が上手くなるということです。


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    人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学


    職場の仲間や部下だけでなく、取引先に対しても聞き上手になることで大きなメリットを引き出すこともできます。

    自分の意見を押し付けたりするのではなく、相手が自分で答えを出す質問の仕方と話の聞き方としては、こちらの本がとても参考になると思います。


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    謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か




    傾聴力を高める7つのトレーニング


    傾聴のテクニックを使って相手の話を聞くことで、相手のメンタルを安定させたり信頼関係を築くことができるとわかっていても、ついつい自分の言いたいことばかりを言ってしまうことがある人も結構いるのではないでしょうか?


    傾聴力を高めるための7つのトレーニングについて解説しておきます。


    トレーニングその1 :話を譲る

    もし、相手と同時に話をし始めた時には、必ず自分が譲るようにしてください。

    相手が譲ってきたとしても、絶対に自分からは話さないでください。


    これが重要なポイントで、これを習慣にしておくだけでも、自分から話したいという欲求を抑えるトレーニングにもなります。

    さらに、同時に話を始めた時はチャンスです。

    相手は譲ってくれたという感覚を持ってくれますし、相手の話が終わった後には必ずこちらの話も聞いてくれるようになります。


    話を譲るというのはとても重要なポイントです。

    話がかぶった時だけでなく、自分が話している時に誰かが割って入ってくることもあると思いますが、その時も必ず譲ってください


    話したい様子の人がいたり、話に割って入ってきたら全て譲ってください。

    常に譲っていれば、必ず最後に皆さんが話す順番になります。

    その時には周りの人たちは皆さんの話を聞く姿勢になっていますので、ここで話すと心に刺さります。


    人が話したいのを抑えて自分が話すことを貫く人もいますが、自分は話すことができて気分がいいかもしれません。

    ですが、相手は自分が話したいわけですから、話の内容は全く入ってこないわけです。


    話に割って入ってきたりされるとイラっとくることもあるでしょうが、すべて傾聴のトレーニングだと考えてください。


    トレーニングその2 :答えがわかっていても待つ

    相手が話していて、途中で話に詰まったり言葉が出なかったりすることもあると思います。

    相手が思い出そうと考えている時に、答えを思いついたからとすぐに言ってしまう人が多いですが、この時も、相手の台詞を引き取って終わらせてはいけません。


    相手が覚えているかと質問してきた時には答えてもいいですが、聞かれてもいないのに自分が言って話を奪ってはいけないということです。


    もし、相手が話に口ごもって会話に緊張感が生まれたり会話が進まなくなった場合には、沈黙を恐れて話したくなることもあるでしょうが、この時も、相手が考えている時の沈黙を自分の言葉で埋めることは絶対にしないでください。


    相手が一生懸命考えている時に自分が口を出すと、それは相手の発言ではなく自分の発言になってしまいます

    人間は自分の話をたくさん聞いてもらったと感じるから、返報性の原理で、逆に相手の話も聞く気になります。


    相手が一生懸命考えて思い出そうとしている時には相手から注意をそらさず、じっくりと一緒に待ってあげてください。

    皆さんが話す時に、言葉に詰まったり思い出せない時もあると思います。

    皆さんが先に相手が考えるのをじっくり待つ姿勢を貫いていれば、皆さんが話す場面で言葉に詰まっても相手は待ってくれます。


    相手が言葉に詰まった時も、それは傾聴のトレーニングのためのチャンスだと考えてください。

    そこでじっくりと慌てず待つことで、相手との信頼関係を築くことにも繋がります。


    そして、これによって相手が「この人はじっくりと話を聞いてくれるし、もし言葉に詰まっても待ってくれる人だ」と感じるようになってくれると、それが交渉の場面であっても、会話が敵対的な方向に進むことはまずありません。


    それが初対面の人であっても、難しい交渉の相手であっても、最初にじっくりと相手の話を聞いて、「この人は自分の話を聞いてくれる人だ」という印象を与えることができれば、その後からどうとでもなります。

    多くの人は序盤から自分の話をして結論を出そうとしますが、信頼関係のためには下地づくりが欠かせません。


    ここから先は傾聴のトレーニング方法の続きを紹介していきます。
    大切な人間関係で後悔したくないとか、より信頼関係を築いていきたいという方はぜひチェックしてみてください。

     
  • 一問一答「あなたは、どんな人だと裏切られても良いと思えますか?」【味方と敵の見分け方】

    2022-08-06 12:00
    330pt

    あなたは、どんな人だと裏切られても良いと思えますか?


    今回は、恋愛で相手を信じる方法についての相談をもとに、味方になる人と敵になる人の見分け方について解説させてもらいます。


    Q. 恋愛で相手をよく知ってから付き合うとなると時間がかかりますが、付き合い始めの頃に相手を100%信じることは難しいです。どうすればいいでしょうか?


    そもそも付き合い始めた頃でも付き合って10年経った頃でも、相手のことを100%信じることは無理です。

    大事なのは「この人だったら裏切られてもいい」「この人であれば何があっても受け入れることができる」と、見返りを求めず仮にその人に何があっても愛することができるという感情だと思います。


    相手を信用するということは、相手が裏切らないかどうかを見極めることではなく、「自分が裏切られてもいい」と信じることです。

    人を信用するというのは相手を評価する行為ではないと僕は思います。


    恋愛であれば、「この人とであれば将来何があっても一緒に乗り越えていくことができる」と思えることがその人を信用するということです。

    「その人が将来問題を起こさないかどうか」をチェックするのは、銀行がお金を貸す時に行うクレジットの業務です。

    それは恋愛には不適切な考え方だと思います。


    以上がDaiGo師匠からのアドバイスです。




    「裏切り」とは?


    人は良くも悪くも他人を裏切るものです。

    これは裏切りの構造を理解していないと誰でも陥ってしまいます。

    決して人を裏切らない人はいません。

    人は状況や環境によって相手を裏切るものです。


    例えば、DaiGo師匠のチームメンバーも信頼しあっていますが、その人に家族がいて僕を裏切る事をしなければ家族が殺されてしまうような状況に陥れば、当然ですが裏切ると思います。

    これは裏切りというものは状況によるということです。

    ですから、常に裏切りに対する備えをしなければいけませんし、裏切られたとしても相手が得をしないという状況を作らなければいけません。


    ただ人を信用するということはなく、自分が相手を信用すると同時にお互いに win-win の関係になれるかどうかということを考えてください。


    これはもっと言うと自分と手を切ることで相手が損をするかどうかということです。

    もちろん相手が人として信用できるかどうかということは見た方がいいと思います。

    ただそれはその状況や環境によって変わることですから、人として信用できるかどうかということを見るのは当然のことで、それと同時にwin-win の関係になっているかどうかということが欠かせません。


    自分がもらうばかりでは、いつか相手は手のひらを返します。

    そもそもそれはもらってばかりいる方が悪いわけです。

    もらった以上の事を相手に返せるぐらいの余裕がなければ、相手に下手に頼ってしまえば、頼り過ぎになってしまい状況により切られてしまう可能性があります。


    そして、自分と手を切ると損をするかどうかということも重要です。

    特に仕事においてはこれらの観点から相手を見る必要があります。

    このような基準をもって相手を見るようにしていれば、それだけでも結構裏切られることは少なくなります。


    万が一裏切られた場合にも対処ができるようになります。

    このような基準を持って人を信用した上で裏切られたということは、その環境が変わったということですから、その環境に対して対処するということができるようになります。


    お互いに win-win の状態になっているのに裏切ったということは、その win-win になれない状況に変わったか、相手が一方的に何かを奪いに来たかということです。

    そこに注目することで相手との関係を継続するべきなのかということが見えてきます。


    さらに、自分を裏切ったら損をする状況にしておけば、万が一状況が変わり自分を裏切りそうになったとしても、自分を裏切れば損をするということを思い出させることにより、その裏切りを回避することができますし、それで駄目なら関係を切ればいいだけです。


    人は裏切る前提で人と付き合う

    人は裏切るものです。

    裏切ることを前提に人と付き合うことが大切です。

    このように言うと嫌なイメージを持つ人もいるでしょうが、これは結構重要なことです。


    人に裏切られることを前提にして相手と付き合うということにはメリットがあります。

    裏切られることを前提に付き合っていれば、裏切られた時の対処も念頭にあるので万が一の時にも無駄に動揺することはありません


    例えば、とても信用していた人の借金の保証人になったとして、その人に逃げられたら大きなショックを受けると思います。

    そんなことになれば当然、経済的な問題も抱えてしまい、家庭が貧しくなったり子供を学校に行かせてあげられないというような問題も起きてしまいます。

    これと同じように、ちゃんと裏切りを想定した上で人と付き合わなければ自分の大事な人を守ることはできなくなります。


    だからこそ裏切りを前提として付き合うことが重要だと僕は言っているわけです。

    僕からお勧めできることとしては、3つの段階で相手との付き合いを考え直してみてください。

    その人が本当に人として信用できるかどうか?

    その人とwin-win の関係になれるか?

    自分を裏切ったらその人は損をするか?

    この3つで考えるようにしてみてください。


    裏切りというものは、皆さん自身が傷つくだけではありません。

    それは皆さん自身の大切な人まで傷つけてしまいます。

    あるいは、皆さんが皆さんの大切な人を守ることができなくなってしまいます。


    もし皆さんの大事な人に被害が及んでしまうことがあれば、きっと皆さんは黙っていられないはずです。

    その時には、自分の大事な人が犠牲になってしまうか、自分を裏切った相手が犠牲になるかの2択です。


    裏切りに対処し人との関係を学ぶためのおすすめ


    人がなぜ裏切るのかということについてはこちらの本がとても参考になります。

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    信頼はなぜ裏切られるのか―無意識の科学が明かす真実

    相手を脅したりコントロールしようとするマニピュレータについて学ぶのであればこちらが参考になります。

    相手をコントロールすることを目的に近づいてくるやばい相手を見抜く方法について学ぶことができます。

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    文庫 他人を支配したがる人たち (草思社文庫)

    人間関係の問題において相手をどうにか変えようと思っても、結局は他人を変えることはできません。

    そういった意味では結局は自分を変えていくしかありませんので、その点ではこちらの本がとても参考になります。

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    相手は変えられない ならば自分が変わればいい: マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係 (単行本)



    皆さんは他人のことをどれぐらい信用するタイプですか? 


    ここで皆さんに質問します 。

    次の10段階でみなさんはどれぐらい人を信用するタイプですか?

    人は全く信用しない:1

    ほとんど信用しない:2

    結構信用しない方だ:3

    どちらかというと信用しない:4

    50%50%ぐらい:5

    どちらかというと信用する:6

    結構信用する方だ:7

    基本的には信用して付き合うようにしている:8

    ほとんど信用する:9

    人を完璧に信用する:10


    皆さんはこの10段階の中で自分がどれぐらいだと思いましたか?


    アダム・グラントさんの研究を見ても収入的にトップの人たちもギバーで、ボトムの人もギバーだと言われています。

    人を信用する度合いと収入の高さについて調べた研究によると、最も収入が高くなる他人を信用する度合いが判明しています。


    最も収入が高くなる他人を信用する度合いは「10段階中8」でした。


    このアダムグラントさんも言われているギバーになろうという考えは間違っていなかったわけです。

    ただし、ここから先がポイントです。

    他人を信用した方がいいというのは間違いないようですが、なぜ10段階中の8の人が最も収入が高くなるのでしょうか。9や10ではない理由は何なのでしょうか。


    研究では、9や10と答えた人たちは8と答えた人たちよりも収入が7%近く低かったということです。

    ですから、基本的に人を信用する人の方が収入は高くなっていきますが、8ぐらいをピークにして9や10になると7%程度下がるということがわかったわけです。


    成功している人たちの中にはギバーが多いですが、あまりにも他人を信用しすぎてしまうとテイカーと呼ばれる他人から奪い取ろうとする人たちに持っていかれてしまい、収入が減ってしまうということです。


    10段階の信用レベルが1とか2といった最低レベルだった人の所得は、信用レベルが8の人に比べて収入が14.5%も低かったということもわかっています。

    ですから、他人を疑ったりするぐらいであれば信じて騙された方がマシだということを言う人がいますが、これは正しかったわけです。


    「力のあるいい人」に!

    いい人すぎると他人からむしり取られてしまうということもありますが、ポイントとしては「力があるいい人」になるのが最もいいそうです。


    例えば、陸軍の上層部を調べた研究を見てみると、陸軍の上層部と言われるといわゆる鬼軍曹のようなイメージがあり、ただ単に下に対して理不尽に厳しくするような感じもしますが、実際にはトップの人たちはとても人情深かったということがわかっています。

    ただし、力があるいい人になることが大切で、力がないいい人は社会的には下に追い落とされてしまうということがわかっています。社会的ストレスにより心臓発作のリスクが高まってしまうという研究もあるぐらいです。


    ここまでは人間の裏切りと信用のバランスについて解説させてもらいました。

    人を信じることで人生は上手くいくけれど、簡単に人を信用すると、裏切られたり自分の大切な人を守れなくなったりする可能性もあります。

    ここから先は、皆さんが裏切られたり騙されたりすることを避けられるよう、 人の見分け方について詳しく解説していきます。

    ぜひチェックしてみてください。


     
  • 一問一答「あなたは、仕事の不安を乗り越えるために、今どんなことができると思いますか?」【仕事の不安を乗り越え成長する方法】

    2022-08-04 14:00
    330pt

    あなたは、仕事の不安を乗り越えるために、今どんなことができると思いますか?

    コロナの影響もあり、仕事に対する不安を感じている人は多いと思います。

    DaiGo師匠の質疑応答でも、毎回仕事に関する相談はたくさん頂いています。

    今回は、まさにキャリアに関する相談をもとに、仕事やキャリアの不安を乗り越え成長するための方法について解説させてもらいます。


    Q. 終わりが見えなくて興味もない研究を続けるのがしんどくて、休学か中退を考えている修士1年です。
    中退して歓迎されているスタートアップの仕事に就いて、転職のためのスキルアップの勉強をするか、このまま研究を我慢して続けて、学歴の高い新卒カードを切ってメガベンチャーに挑戦するかで迷っています。
    アドバイスお願いします。


    僕は大学院を中退しました。

    卒論の終盤で僕が使っていた大学の機械が壊れて、僕が壊したわけではないですが修理するのに4,000万円かかるという話になりました。

    僕が大学にいる間には無理だと思うと言われて、他の機械を使うようになりましたが、それまで1時間でできた作業が10時間もかかるようになりました。


    さすがにそれはやる意味がないと思い、テレビやパフォーマンスの方に挑戦しました。

    また研究したければ戻ればいいし、一旦お金を作っておけば出資する形で研究に関わることもできると考えました。


    別に中退することが悪影響になることはないと思います。

    どんな理由で中退したとしても、大事なのはその後にしている行動です。

    今やっていることの方が人間にとってははるかに大事です。


    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。




    仕事の不安を乗り越える方法


    仕事に対する不安は誰でもあると思います。


    DaiGo師匠も皆さんと同じように不安がありました。

    学生の頃は周りのみんなは就職活動を始めていて、自分は本当にこれで大丈夫なのだろうかと不安でした。

    テレビに出ている頃も、皆んなが思っているほど稼げる仕事でもないし、時間ばかり取られてプライベートは全く無く自由も減ってしまいます。

    いつまでできるのかわからないという不安もありました。


    どんな仕事をされていても不安は少なからずあると思います。

    この仕事に対する不安のデメリットは、能力が低下することです。

    仕事やキャリアに対する不安は、皆さんの能力を下げてしまいます。その結果、また不安をどんどん抱えていくことになってしまいます。


    この不安を乗り越えて生産性を保つことが重要です。

    生産性を保ってさえいれば、大成功するかどうかはわかりませんが、ある程度自由でお金にも余裕がある生活をできるはずです。




    仕事やキャリアへの不安のデメリット


    リーズ大学の研究ですが、さまざまな職業で働く1,046人を9年間も追跡調査して、雇用安定性について分析しています。

    様々な職業や働き方をしている人がいるわけですが、彼らの仕事に対する不安がどのように変化して、それがその人たちの仕事やキャリアにどんな影響を与えているのかということを調べています。


    慢性的なキャリア不安による3つのダメージ

    その中には、慢性的にキャリア不安を抱えている人が一定数はいました。

    この慢性的なキャリア不安を抱えている人には、3つの変化が起きるとされています。

    この不安を放置したままにすると、僕たちの仕事やキャリアに大きなダメージを与えてしまいます。


    ①感情安定性の低下

    慢性的なキャリア不安を抱えている人は、それによって神経症的傾向が高まってしまいます

    いつのまにか不安やイライラが多い性格になってしまうということです。


    仕事で新しいことに挑戦したり取り組む時には、必ず不安があります。

    その不安を乗り越えていくことができなければ、仕事をしていくことはできません。


    イライラするのも問題で、これは判断能力を鈍らせてしまいます。

    当然ですが、それによって人間関係に問題を抱えてしまうこともあります。

    大切な人や家族との関係にもダメージを与えてしまいます。


    神経症的傾向が高くなるということは、感情のアップダウンが激しくなり、不安やイライラが多い性格になるということです。

    これは恋愛も仕事も続かない性格です。


    人間は年齢を重ねるにつれて、この神経症的傾向が低くなり感情が安定するようになります。

    それによって、 自分が一生懸命になれる仕事を見つけたり、共に過ごすパートナーを見つけたりできるようになります。

    慢性的なキャリア不安を抱えている人は、これができなくなってしまいます。


    ②協調性の低下

    慢性的なキャリア不安が続くと、他人への関心が低下します。

    自分の仕事に不安がある人は、自分のことで精一杯になってしまうので、他人に対して興味を持つことが難しくなります


    その結果、自分のことしか考えられない自己中な人になってしまいます。

    自分の時間を少しだけ犠牲にして、他人と一緒に過ごす時間を作ったりすることができなくなります。

    自分のことしか考えられない人は、人間関係を作ることができません。


    そうなると、自分の人生や仕事にとって付き合うべき相手との時間も作れなくなります。

    今ある人間関係を保とうとしても、先ほどの神経症的傾向が高まってしまうので、つい感情的になってしまい関係が壊れてしまう可能性も高くなります

    神経症的傾向が高くなると同時に協調性が低下するというのは、かなり危険な組み合わせです。


    ③誠実性の低下

    そして、これが最も大きなダメージです。

    慢性的なキャリア不安にさらされてしまうと、自分で目標を設定してそこに向けてコツコツと頑張ったりする意欲が低下してしまいます


    仕事でも長期的な目標を立ててコツコツと頑張ることができなくなるので、不誠実な方法やズルをしてしまいやすくなります。

    怪しい詐欺に騙されたりギャンブルに手を出したりしてしまう可能性が高くなります。


    コツコツと物事を頑張ることができる人は、それによってスキルや経験が積み重なっていきます。

    そうなると徐々に自分に自信を持つこともできるようになり、大きな仕事を任せてもらえるチャンスもやってくるようになります。


    目の前の安易なことばかりに手を出して、自分の将来のためのスキルアップも考えることができなくなります。


    以上のように、感情の安定性が低下して協調性も低下し、挙句の果てに誠実性まで低下してしまいます。

    仕事に必要な特性を悪化させてしまい、さらなる不安を生み出してしまいます。


    ですから、不安対策やネガティブな感情と向き合う方法を学んでおいてください。

    そのために役に立つであろうおすすめの本をいくつか紹介しておきます。


    ネガティブな感情を乗りこなすためのおすすめ

    ネガティブな感情の上手な使い方についてはこちらの本も読んでみてください。

    ネガティブな感情は抑えるのではなく、それを活かす方法を考えることが重要です。

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    ネガティブな感情が成功を呼ぶ


    自分の不安を乗りこなしていくためには、認知療法などで使われるものですがACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)という考え方を学んで頂けたらと思います。

    これはライフハックとして非常に使いやすいもので、こちらの本がわかりやすくて役に立つと思います。

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    自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる ――マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる (単行本)


    仕事がうまくいけば、

    お金を稼ぐことができさえすれば、

    この不安はなくなると考える人が多いですが、実際にはそうではありません。

    お金よりも「お金を稼いでいく過程」で手に入るものの方が大事です。


    キャリア不安をなくすためには、まずは不安対策から入ることが重要です。



    キャリア不安をなくす方法とは?!


    基本的には、余計なことを避ければキャリア不安を抱えなくて済みます。


    「積極性を身につける」

    キャリアにおいて本当に不安な状況でも、積極性が大切になります。


    キャリアの不安に強い人の特徴について調べた研究があります。

    短期の派遣契約を結んでいて契約期間の終わりが見えている労働者227名を対象に調べていますが、契約が更新されないことが確定しているので、当然ほとんどの人が大きな不安を抱えていました。


    ところが、一部の労働者には、契約期間の終わりが近づいても不安が増加しない傾向が確認されています。

    その人たちは、自分のキャリアを作るために積極的な行動をとっていました


    では、その積極的な行動とは何でしょうか?

    例えば、

    自分のスキル開発

    人脈作り

    キャリア計画

    将来の仕事に必要な資格取得

    上司や先輩へのキャリアの相談


    つまり、その先の自分のキャリアを良くするために、積極的に行動している人は、仕事が本当に厳しい状況でもキャリアの不安を抱えづらかったということです。


    仕事が大変な状況、仕事がなくなってしまうかもしれない状況、

    その事実に対して不安を抱えるのではなく、不安を感じた時こそ積極的に行動する必要があります。

    先ほどの3つの大きなダメージを受けて、実際の仕事のパフォーマンスを低下させてしまうことを防ぐには、積極的に行動するしかありません


    仕事をしているうえではうまくいかない時もあると思いますが、そんな中でも積極性を保つ事ができている人は、いつかチャンスをつかんで成功できる人です。


    研究者のコメントによると、契約の終了が近いにもかかわらず将来のキャリアのための積極的な行動をとることができている人は、「自分のキャリアを自分でコントロールできている」という感覚を持っていたそうです。

    そのため、キャリア不安を抱えることも少なかったということです。


    人間は、このコントロール感を増やすために行動するべきです。

    将来のために積極的に行動することができていれば、「これだけやっているのだからきっとうまくいく」と思うことができます。

    自分の将来を信じることができるぐらいまで積極的な行動をとりましょう。


    積極的に行動している間には不安は生まれません。

    自分を信じることができなくても構いません。

    自分のやってきたことを信じてください。

    それがいつかきっと繋がると感じられるコントロール感が、実際に皆さんの不安を減らして、むしろ能力をアップさせてくれます。

    その結果いいキャリアに繋がります。


    そんな人生や仕事でのコントロール感について学ぶのであればこちらの本が役に立ちます。

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    マインドセット「やればできる! 」の研究


    ここから先は、具体的に仕事やキャリアの不安をなくすための方法と、根本的な原因への対策まで解説していきます。
    仕事やキャリアに不安を感じることなく、挑戦し続けるために続きもチェックしてみてください。