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編集室日記(ロッキングオン30号 1977年)
19771001
○月×日 編集長が渡米するというので、渋谷、大類、橘川が羽田へ見送りに行く。渋谷は松村に<頼むから俺の留守中にROをつぶさないでくれ!>と哀願し、松村は渋谷に<頼むから病気にならないでくれ!>と心をこめて訴えかけるなど、美しい別れの風景でありました。しかし最近は米国に行く(住む)RO読者も多いようです。女の子が多いみたい。時々、米国からBNの注文などがあります。
○月×日 知っている人は知っていると思いますが、バウワウのニューアルバム<ファイヤー シグナル>のジャケット写真は斉藤陽一で、デザインは大類信、そして何曲か松村の詩が入ってます。特にシングルカットの<ロックン・ロール・ドライヴ>という曲は松村の作詞です。レコードが一枚売れると松村のところへ2円入ってきます。
○月×日 29号に書いた<桃栗3年……>の話ですが、何人かの人から手紙をもらって<ミカンはスイスイ20年>だとかいろいろ各地の言い方があるみたいです。一番長い言い方は中野区の杉山さんが教えてくれた<桃栗3年柿8年ゆずの大ばか18年。私がお嫁にいくころに花が咲くやら咲かぬやら>でした。
○月×日 前号29号のRVCの広告で、イギーとボウイの写真があって、訳詩がありましたね。勿論あれは岩谷のです。彼の顔を知らない人はロック論集を見て下さい。新宿・紀伊国屋の前に立ってます。
○月×日 話は前後しますが、渋谷のDJに続き、サブで松村と橘川のDJ大会がありました。しかし松村のアホが帰り道酔っ払って、ギャラをおっことしてしまった。
○月×日 滑川 一昨年まで全然泳げなかったのだが(銚子出身なのだが……)昨年の特訓の結果、今年は2000mまで泳げるようになった。後は、自転車だけだ!とガンバル。しかしROのスタッフでスポーツ万能という人は全くいないのね。斉藤さん位かな。
○月×日 月刊になりまして、とにかく単純計算しても今までより2倍働くわけで、でも実際はそれ以上にいそがしくなりそうです。数多くの人から、月刊になるに際して、励ましのお手紙をもらったのですが、しかし、大体、最後は「でも、月刊になって質を落とさ
ないで下さい」となっている。わたし達ってそんなに信用がないのかしらん。今度は日刊じゃあ。
7月25日 岩谷さんの第3子は男の子でした。「ロック詩集」買って下さい。
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橘川幸夫放送局通信
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