どーも! 「Fantom iris」ベースのキョウジです。
前回のぱっつん回に引き続き、ミカドで結成したゲームミュージックバンド「Fantom iris」の結成前日譚として、今回はキーボード・じんじゃとのエピソードを書いていこうと思います。
シューターベーシストと天才キーボーディストとの意外な出会い、そしてそのゲームタイトルとは?!
……じつを言うと、俺とじんじゃは一緒に演奏するようになってから10年ぐらいの歴があって、最初の数年は互いの腕を認めつつ、あくまでも奏者同士としてはクールな間柄だったんだよね。
今となっては完全に笑い話だけど、お互いの第一印象を話すと……
「腕は抜群にいいけど、斜に構えてスカシすぎ」
「完璧超人。ライブでメイクするとお前誰だよ?」
って感じでした。ひでぇ(笑)。
そんな感じで数年が経ち、何回も一緒にライブをする中で、あれはたしか「新宿Wild side」の楽屋だったかな? 彼女は突然、俺に向かって「そういえば、次回は佐藤豪さんって方と一緒にやることになったんだけど、知ってる?」と言ってきた。
「ふーん、佐藤さんか。へぇ……」と空返事したけど、5秒ほど経って「おい待てよ……こいつ今、何つった?」と思い、すぐさま聞き返すのですよ。
「ちょっと待て、今、サトウゴウさんって言ったか?」
「うん」
「どのサトウゴウさんだよ? ま・さ・か、あの『雷電II』とかの佐藤豪さんじゃねーだろうな!?」
「いや、その佐藤豪さんだよ」
こうもサクッと言われ、数秒ほど沈黙したのち、パニクりながら「オメーふざけんじゃねーぞ?! 俺の一番好きなVGM(ビデオゲームミュージック)コンポーザーだぞ!!」と、思わず取り乱してしまったのです(※いつもはこんな口調ではないです)。
……当時のそんなエピソードをギターのぱっつんと話したあとにすぐ思い出し、「こういう音楽をやるなら鍵盤はアイツしかいない!」と直感的に思い、口説きにかかったのだ(笑)。
音楽理論や技術的な部分はもちろん、曲に向き合う姿勢としても尊敬できるところが当時からあったし、今となっては『アカとブルー トリビュートCD』の楽曲アレンジやディレクションにおいても、自分の右腕となってくれる存在になりましたね。
ちなみに彼女の現在のメインキーボードは「クララ(要塞みたいなほう)」と「やつはしさん(斬馬刀みたいなやつ)」って名前だ! 覚えておくと良いと思う。
ってな具合で、次回の「Fantom iris ZERO3」では、ウチの誇る豪腕ドラマーと最悪の出会いについて、誌面で書ける範囲内(!?)で書いていこうと思います。初っ端からお互いに書けないことばっかりだからなぁ……まあいいか。
あ、その前にライブとか『アカとブルー トリビュートCD』の話を挟むかも。
ではまたー!
※ちなみに俺の一番好きなVGMは今も昔も『雷電II』の2面と8面の曲です。最高!
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