• このエントリーをはてなブックマークに追加

今なら、継続入会で月額会員費が1ヶ月分無料!

【過去記事リバイバル】ミカド店長イケダミノロックの業務日誌「存在自体が錬金術!『ファイナルファイト』」
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【過去記事リバイバル】ミカド店長イケダミノロックの業務日誌「存在自体が錬金術!『ファイナルファイト』」

2020-04-27 17:00
    ども! イケダミノロックです。

     『上海II』『ファイナルロマンスR』と、これまで「ミカド」で10年以上稼動しつつけているゲーム基板を紹介してきた。今回も同じく、2006年の「新宿ゲーセンミカド」から、2018年の「高田馬場ゲーセンミカド」まで常に稼動し続けているタイトル『ファイナルファイト』を紹介したい。

    c341de4c5ec7d048716e19060e320806ee8d9335

     カプコンから1989年末リリースされたベルトスクロールアクションで、問答無用の有名作品! 

    1987年にテクノスジャパンが開発した、奥行きのあるフィールドを進むライフ制格闘アクションゲーム『ダブルドラゴン』を雛形とし、同作の世界的大ヒットを受け、メーカー各社がこぞって似たようなゲームの開発に着手し、1ジャンルとして定着した。

     今回紹介する『ファイナルファイト』も有象無象に開発された同ジャンルの1タイトルではあるが、グラフィック、遊びやすさ、爽快感、全てにおいて本家を凌ぐアーケードゲーム界屈指の名作だ。そもそもベルトスクロールアクションというワード自体はファイナルファイトを起点としてゲーム雑誌が使い始めたと記憶している。

    5bd6dff4852a152cfe5d01ea983ec6e1ce2fb690

    a3064dde8c5ba2e91022fdd2e668a9a329ed8094

     個人的感想だが、昔からカプコンは「完全に新しいゲームジャンルを無から作る」よりも「既存ゲームジャンルを究極まで面白くする」ことにパラメーターを全振りしている印象が強く、ある時期を境に『魔界村』『ロックマン』『ストリートファイターII』等、リリースされた代表作は全て世界中で大ヒットしている。もっと言うと、他メーカーは『ダブルドラゴン』を参考に『タフター○』『ワイル○ファング』『ギャン○ウォーズ』とか作っちゃう中、カプコンは『ファイナルファイト』を出した!! 見た目もそうだが、遊んでみれば俺の言いたいことは伝わるはずだ(笑)。

     『ファイナルファイト』のゲームの良さと面白さは、もはや語り尽くされているので省略。次回の記事では、いまだに『ファイナルファイト』が「ミカド」で稼動し続けている理由を、実際のインカムを明示しつつ検証・考察してみる。

     2006年8月から2018年12月まで、『ファイナルファイト』の売上アベレージは一週間で約12,000円。  この12年間、多少の波はあれど、着実に稼いでくれる優秀なビデオゲーム基板だ。

     ゲームの面白さはいまさら説明するまでもないが、その要因をまとめると……。

    ・選択するキャラによって攻略法が異なる点
     ガイ、コーディ、ハガーという一長一短ある3人のキャラを選択するわけだが、その性能差が絶妙で、例えるとガイやコーディだと楽な場面がハガーだと厳しかったりする。しかし、その逆もまた然りで、一度1コインクリアした人でも必ず他のキャラで遊びたくなる。

    80714c31d5a3fbfb14d0c331139e54b31ea1df90

    ・敵キャラがランダムな点
     これは昔のナムコゲームのように「CPUがプレイヤーの動き、行動を細かく見た上で対処行動をしてくること」を指す。プレイヤーの行動に対し、敵キャラがまるで生きているかのように動き、プレイヤーはアドリブを要求される場面が出てくる。人間は目まぐるしく変わる状況をその場で最適解を判断し、実行するといった作業に快感を感じる生き物だと思うが、いかがであろうか? ゲームを飽きさせない工夫が『ファイナルファイト』には詰まっている。

    ・五分五分の理論
     ただ理不尽に難しいだけのゲームであれば大多数のプレイヤーは必ず挫折する。『ファイナルファイト』も難しいゲームではあるが、かわりに「パンチハメ」「投げに繋がるレバー上下入れ攻撃」「4面冒頭の安全地帯」「ベルガーのボウガン封印」といった(敵からすれば理不尽な)テクニックをプレイヤー側が使用できる。最近では無双系と呼ばれる俺TUEEE!的ゲームも多いが、それは家庭用ゲームの話だ。昔からアーケードゲームはコインオペレートという性質上、プレイヤーの腕前とCPUの強さは五分五分のバランスが望ましい。つまり『ファイナルファイト』は、腕前に応じた理想的な難度を実現した数少ないタイトルといえよう。

    ・2人同時プレイの存在
     90年代には一般プレイヤーや初心者プレイヤーによる、コンティニュー使用のゴリ押しプレイ――「ミカド的」にいうなら「銭ゲバプレイ」を前提に開発されたタイトルがあるそうだ。『ファイナルファイト』にもそういった側面はある。しかし、90年代とは比較にならないほどビデオゲームを遊ぶ人が減ってしまった現在でも、「ミカド」では一般プレイヤーや若いカップルが『ファイナルファイト』の「銭ゲバ2人同時プレイ」に興じている姿を確認できる。これ憶測だが『ファイナルファイト』以降、同社ベルトスクロールアクションは海外需要から3人〜4人と同時プレイ可能人数を増やすため、キャラサイズを小さくしていった。その点『ファイナルファイト』だけはキャラサイズが大きく、一般プレイヤーへのアイキャッチ効果が絶大な点や、以降の作品よりキャラクターやグラフィックにオタクくささや色物感がない点を挙げておく。

     以上、そんな感じであろうか?

     もちろんゲーム自体が良くできているのが大前提の話だし、キャラクターサイズもデカけりゃいいってもんじゃない。これは余談だけど、キャラが大きいアーケードビデオゲームっていろんな意味で大味なタイトル多くないすか? 『○ウォリ』とか『○○の拳』とかアーケード版『○○城○キュラ』とか……。『ファイナルファイト』にはそんなタイトル群とは一線を画す。「開発者はゲームが破綻しないギリギリのサイズを緻密に計算していたのか!?」と思えるほどだ。

     また、『ファイナルファイト』はスーパーファミコンに移植されている点も見逃せない(2人同時プレイできないけど)。wikipediaによると一作目だけで148万本も出荷されているようだ。続編や他機種移植版や中古での販売数を考慮するとそのメジャー感は計り知れない。

     90年代に小学生だった子供たちが、かつて親兄弟と一緒に遊んだSFC版『ファイナルファイト』を懐かしみ、「ミカド」や各地のゲームセンターで今もアーケード版を興じていると思うと感慨深い。レトロゲームというとゲームの進化とともに人生を歩んできた50代や40代がドヤりたがるが、若い30代や20代にだって、思いを馳せるゲームタイトルは沢山存在している。

    e88bff100342912b3219aff00aa843a9e48a76fb

     最後に、『ファイナルファイト』には「錬金」というスコア稼ぎに必要な隠しテクニックが存在するのだが、ゲーセン経営者の立場から言わせてもらう。

      真の意味で「錬金」してるのはプレイヤーではなく『ファイナルファイト』の基板そのものだ。

    ae1f1694255ea4d79779aac53f01631312881c7d

     これからも『ファイナルファイト」は「錬金』していく……ゲームセンターある限り!!
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    ゲーセンミカドのブロマガ
    更新頻度: 不定期
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥550 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。