2019年末からの忙殺タスク第3弾「ゲームとテクノがスキ!」出演・開催までの経緯。
ライブ前日、豪さん倒れる! そして、もし豪さんがインフルエンザだった場合、状況的に演者の8割がインフルエンザ感染している可能性が浮上! 無理にライブを敢行してお客さんに病気をうつしてしまったらライブなんてやる意味がない……。細井さんは「豪さんがインフルエンザと診断された場合ライブを中止します!」と関係者へ早々に伝達。豪さんの検査結果は果たして……!?
15時くらいだろうか? WASi303さんが豪さんに連絡。病院検査の結果を確認すると……。
細井さんの取り計らいで、普段は絶対に使用しないはずのピックをなぜかひと月前に買っていた細井バンドのベーシスト・カズキくん、豪バンドのギタリストでありながらなぜかひと月前にベースを始めていたりょうくん、WASi303さんのスカウトによりO.T.K.の菊池さんが抜擢された。
さすがに演奏を予定していた曲目すべてを前日(※実質数時間)コピーしてもらうのは難儀すぎるため、当日のセトリは半分削って演奏することに。いやぁ……代役ベーシストの皆さんにはほんと感謝しかないです、ありがとうございます(涙)。これで豪さんも安心して療養できるはず!
そうなんだよ、追い込まれた状況自体を受け入れ、開き直ることができればピンチはチャンスとなる。それにチケットを買ってくれた人に対し、我々自身が楽しんで演奏しなければお客さんには伝わらない! そういう意味では、あの日の演者全員がプロだった。リハーサル時に佐藤豪さんの代役ベーシストたちの仕上がりっぷりもプロだった。リハーサルを終えて俺は確信した。
「これは素晴らしいライブになる!」と。
3.Repeated tragedy(雷電 II/STAGE 1)
4.Advantageous development(雷電 IV/STAGE 5)
5.Can't retrace(雷電 IV/STAGE 2)
WASi303(Gt)
■O.T.K.
MariNa(Vn)
鷹股慎(Gt)
勝俣和貴(Bass)
長谷川醇(Drums)
阿嘉彩(Perc)
日高まお(Cho)
イケダミノロック(Gt)
昨年3月15日から走り続けた11ヶ月の物語がついに完結! 集まってくれたお客さん、演者として誘っていただいた細井さんには感謝しかないです、ありがとうございました!
世の中の表に出ている企画やイベントって、理想を100%叶えて実現してることはほぼあり得ない。みんないろんな問題点や妥協を繰り返して形になっている。サービス、エンタメ業を30年近くやってるゆえ、これまで色んな逆境を潜り抜けてきた。
俺は仕事をするうえで「自分が乗り越えることができない問題や障害」は自分の目の前には決して現れないと思うし、「どうしても実現できない(諦めないと駄目)事象はすべて、今やるべきでない」という意味の“守り”だと思うようにしてる。そう思えば人生なんて楽しいもんだ。
2019年末から続く忙殺ワークスは終わった……。これを乗り越えることができたのは、自分の仲間のおかげだ。自分に関わる全ての関係者とお客さんに感謝します、ありがとうございました! 明日からまた生きるぞ!
(完)