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※※※ゲーセンミカドからのお知らせ※※※
【謝辞】
ゲーセンミカドを運営する株式会社INHは2024年4月20日を以て「創業20周年」、4月29日を以て高田馬場ゲーセンミカドは「開店15周年」となりました! 引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
【お知らせ】5月1日より使用硬貨が100円玉のみになります。
【4月6日&7日】「シュー大祭」DAY1&2アーカイブ公開中!
https://shootersfes.com/
「春のシューティング祭り2024」アーカイブ公開中!
https://www.youtube.com/playlist?list=PLBrwjhXaD0Pq-rfCix0fzg6aCUMgJd1-O
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」にイケダ店長が出演しました!
Amazon Music、spotify、などの番組公式ポッドキャストから聴取可能です!
「ミカドブロマガ本 "NO FUTURE"KM vs ミカド勢3」発売中!
https://ch.nicovideo.jp/mikadogame/blomaga/ar2148074
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『ゲーセン戦記:ミカド店長が見たアーケードゲームの半世紀』発売中!
https://ch.nicovideo.jp/mikadogame/blomaga/ar2148937「ミカドブロマガ本 "NO FUTURE"KM vs ミカド勢3」発売中!
https://ch.nicovideo.jp/mikadogame/blomaga/ar2148074
おつかれさまです。ハゲです。
ピンボールの歴史。前回はコイルやリレー制御のエレメカ(以下「EM」)が登場し技術的な発展していったお話でしたが、今回は1970年代からの電子制御によるソリッドステート(以下「SS」)が台頭してくる話に移ります。
SSの初出は1975年前後。BallyやWilliamsが既存のEMをプロトタイプとしてSSに改修を施している記録があり、本格的な導入は1975年のミルコゲームが出した『Spirit of 76』から、または1977年にWilliamsが出した『Hot Tip』からと諸説あるようです。
ナツゲーミカドでプレイしたことがある方はおわかりになられるかと思いますが『Flash』はこの時代の台です。1978年製。スコア表示がセグメントだったりBGMが付いていたりとSSの技術が見てとれます。ただゲーム的にはEM時代のルールのままなのでSSなのにEMの面影があります。この独特な雰囲気を醸し出しているのがこの時代の台の特徴ですね。
SSの登場はピンボールの大きな転換点と言えます。ゲームの処理速度の向上により出来ることが増えたのが大きな要因となりました。ゲーム内容としては1986年の『High Speed』の「マルチボール中にジャックポットをとる」を契機にマルチボールとジャックポットが当たり前のフィーチャーになります。特にマルチボールは同時に複数のターゲットを当てても処理ができないEMでは実装が難しいフィーチャーだったと考えられます。SSの処理速度の違いがよくわかる例ですね。そこから90年代に入ると複数のフィーチャーを同時または順番に攻略しウィザードモードを目指す流れが定石となり、ゲーム内でやることが一気に増える形となりました。
また、サウンドやライトによる台のビジュアルを強化する演出面も幅が広がりました。本格的なサウンドが入ったのも大きいですが、拍車をかけたのが90年頃に登場するドットマトリクスディスプレイにより映像演出ではないかと考えています。プレイヤーにルールを提示しやすくなったり、台のストーリーを映像で表現出来る事でより魅力的な作品に仕上げられるのは当時としては大きかった事でしょう。実際この辺りが確立された90年代前半の台はめっちゃ面白いんですよねー。出来る事が一気に増えて色々やりたい気持ちが台から溢れ出ているのがわかります。
こう書くと「この頃はピンボールイケイケやん!」と思いますが、そんなことはなく……そのへんは次回にします。
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