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結局のところ、体の声を聴けばわかる【後編】 #マインドフルネスでいまを生きる
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結局のところ、体の声を聴けばわかる【後編】 #マインドフルネスでいまを生きる

2016-11-27 13:00
    「ホメオスタシス(生体恒常性)」という仕組みは、いわば安定させる仕組み。わたしたちには、変化よりも安定を求める性質があるともいえます。そして、それは体だけでなく、心にも同じように作用します。

    「変わりたい!」そんなふうに思うとき、わたしたちは一気に変わろうとします。「健康になりたい」と思えば、早寝早起きをして、食事は腹八分目、これは食べない、あれは絶対食べる、などいろいろな項目をかかげ、それを実行しようとしては三日坊主で終わってしまう......。大きな変化は、思考としては大満足です。自分にはそれを実行するだけの力があると思えますし、達成感も味わえます。でも、体的には大きな変化はストレス。ホメオスタシスの仕組みにより、もとに戻そうとします。結果、いろいろ目標を掲げたけれどすぐに挫折、ということになるわけです。自分の意志力が弱いからとか、怠惰だからとか、そんなふうに自分を責めるのはナンセンス。もともと備わった仕組みにはあらがえません

    では、わたしたちは変わることができないのかというと、そんなことはありません。変わりたいのであれば、少しずつ、ゆっくりと。実はこれは、思考としてはまったくおもしろくありません。思考にとって大切なのは「やった感」。地味なことをコツコツと続けるのは、苦手とするところです。

    でも、ここでこそ「意志力」を使うときです。体に備わった機能に反することをするよりも、意志力で思考をコントロールするほうがまだラクです。「なにかをしよう!」「変わろう!」そう思ったら、少しずつ、少しずつ。そして十分になじんでから次のステップへ。「すぐに結果を!」「前へ!前へ!」というスピード感をよしとすることに慣れていると、じれったく感じるかもしれません。でも、小さなことをコツコツと。これがいちばんストレスが少なく、心身に無理強いすることなく、早く変化することができるとおもうのです。

    今日の1枚:

    先日の雪の日に撮った1枚です。急に寒くなったり急に暑くなったりすることもありますが、自然の変化はとてもゆるやか。はっと気づくと季節が移ろっています。

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