──ライフハッカー[日本版]より転載

大きなビンに入ったピクルスやジャムを開けようとして、ビクともしない蓋に遭遇したことは誰でもあるでしょう。

握力が足りないのか、手が滑るのか、蓋はビクともしません。

シリコングリップやビンのオープナーがあればそれを使ったり、キッチンタオルで手が滑らないように握って開けることができますが、そのような方法でも開けられないときは、以下に挙げる方法を知っておくと便利です。

1. ゴムなどを利用して手が滑らないようにする

蓋や手が濡れていたら、もちろん手が滑って開けられません。

水気を拭き取って、滑らずにしっかり握れるように、キッチンタオル(またはグリップ力の強いシリコン)を使います。

それがダメなら、ゴム類を利用します。ラップや皿洗い用のゴム手袋を使うか、太めの輪ゴムを蓋のまわりに巻きつけると滑りにくくなってしっかり掴めるようになります。

または、オープンハンドグリップ(指を曲げない握りかた)をトライしてもいいでしょう。これは見ておわかりのように簡単ではないのですが。

2. 蓋を軽くたたく(加減は重要です)

「木製スプーン」で蓋の上部や側面を軽くたたくのが良い(その衝撃でビンと蓋の間に空間が生まれて封が開くので)と述べている記事が多くあります。

それも悪くはないのですが、蓋をカウンターの角に何度か軽くたたきつけてみるオプションもあります(蓋全体が均等にたたきつけられるようにビンを回してやってみてください)。

蓋をガンガンたたきつけるのはNGなので、この技には精度と自制心を要します。でも、利用している者としては、慎重さと適度な力を必要とするこの方法をオススメします。

3. フォーク類をレバーにする

手のひらでビンの底をバシバシたたく「水撃作用」法を試しても効果なしだったら、フォーク類の出番です。

バターナイフ、スプーン、栓抜き、マイナスドライバーなどをビンと蓋の隙間に差し込んで、蓋をビンから浮かすようにレバーとしてゆっくりと動かします。

蓋がポコっとなれば封は開いたことになるので、あとは蓋を回して普通に開けられます。

4. ビンの蓋を温める

熱によって、蓋が膨張して封が緩くなります。30〜60秒ほど蛇口から流したお湯に蓋をつけるか、お湯を入れた容器にビンを逆さまにして置きます。

ヘアドライヤーで蓋を温めることもできますが、熱くなった金属製の蓋を素手で触るのはNG。手袋やハンドタオルを使って開けてください(この方法は、すでに開けたビンが中身のネバネバのせいで開かない場合にも使えます)

5. 粘着テープで持ち手をつくってひっぱる

いろいろやってもダメだったら、ついにプライドを捨てて他人にお願いすべきときが来たのでしょうか。

いえいえ、まだ諦めるのは早いです。最後の切り札、粘着テープの出番です。これはちょっと変わった方法です。

粘着テープを長さ約20cmに切ります。 長い辺を横にしたときテープの上の端を蓋の上に貼り、下側を蓋の下に押し込みます(貼る部分の長さは数〜10cmほどです。蓋の側面の一部をテープで覆う感じですね)。 テープの残った部分を半分に折って持ち手のようにします。 持ち手が蓋の上に貼ったテープと90度の角度をなすようにビンを置きます。 利き手でないほうの手でビンをしっかり持ち、利き手で持ち手を引っ張ります(引っ張って中身が飛び出したりする可能性もあるのでキッチンタオルを用意してください)。

どうですか。粘り強く頑張ったかいがありましたね。お疲れさまでした!

Sarah Showfety – Lifehacker US [原文]
訳 :ぬえよしこ

ライフハッカー[日本版]

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