私と日光金谷ホテルとのつながりは、13年前に通信販売会社の企画で「乙女の部屋」という期間限定の宿泊プランを監修したことに始まります。それから著書『クラシックホテル案内』や雑誌の取材、プライベートの旅行でも、ことあるごと足を運ぶように。宿泊できる美術館のような館内の、摩訶不思議で絢爛豪華な彫刻や装飾と向き合うと、日々の様々な気がかりを忘れることができるのです。
先日、「『クラシックホテル案内』を読んで以来、憧れていた日光金谷ホテルへ、やっと旅することができました」とおっしゃる方から、嬉しいお土産をいただきました。それは、ホテルのパン部門「金谷ホテルベーカリー」のクッキー。バニラ・コーヒー・紅茶味のクッキーが、金谷家の家紋「笹竜胆(ササリンドウ)」の缶に入っています。
また近々、日光金谷ホテルのラウンジや部屋の窓辺で、お茶の時間を過ごせるときを夢に見ながら、クッキーを口に運びました。
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