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痛風? 痛みに襲われないために避けた方が良い食べ物6種
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痛風? 痛みに襲われないために避けた方が良い食べ物6種

2018-05-11 10:30
  • 22
数百万人のアメリカ人が悩まされている痛風。そのいちばんの症状は痛みです。

「痛風でよく知られている症状はひどい痛み。普通はひとつの関節に現れ、最も多いのが足の親指です」と、メリーランド大学医科大学院で助教を務める医学博士のバーナデット・シアトンさん。(足の親指に最もよく現れる理由はわかっていません。研究によると、足の親指の軟骨のタイプに関連しているのではないかと考えられています)

痛風の痛みは突然現れるのですが、なかなか消えません。「ある晩は何ともなくても、翌日にはほとんど歩けないほど、あるいは靴もはけないほどの痛みに襲われます。それが何日も、何週間も続くことも」(シアトンさん)

痛風は一種の関節炎

image via Shutterstock

アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、痛風は一種の関節炎で、体内に尿酸がたまることが原因。アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、尿酸がたまると、関節に小さな尿酸の「結晶」ができ、これが痛みをもたらします。

では、この尿酸はどこから来るのかといえば、「プリン体からです」と、シアトンさん。で、プリン体って? 「身体の細胞のDNA(核酸)を構成している重要な化学成分です」。

シアトンさんの説明によると、身体の細胞が新陳代謝するときに、このプリン体が分解されて尿酸ができます。また、プリン体を豊富に含む食べ物を食べた後も、体内でプリン体が分解されて尿酸ができます。このできた尿酸を身体がすべて処理しきれない場合に、痛風が現れるのだそう。

「いちばん痛風になりやすいのは、中年の男性と閉経後の女性ですが、どの年齢でもなる可能性があります」(シアトンさん)。

では、どのような食べ物が痛風によくないのでしょう? 次に、避けるべき食べ物6種をご紹介します。

赤身肉

動物性のたんぱく質は大量のプリン体を含むことが多く、痛風につながります」とカリフォルニア大学の医療機関「UCLAヘルス」のリウマチ研究者でトランスレーショナル研究員(基礎研究の実用化を探る研究)を務めるエリザベス・ヴォークマンさん。

『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)』誌で報告された研究によると、週に2回分以上の赤身肉を食べた人は、月に1回未満だった人より、痛風と診断された人が50%も多かったそう。赤身肉は飽和脂肪も含みますが、これも関節炎の専門誌、『アースリティス・リサーチ・アンド・セラピー』誌の研究で痛風に関連すると証明されています。内臓部分──「肝臓、腎臓、舌、胸腺・膵臓部分など」(ヴォルクマンさん)は、特にプリン体が多いところ。

海産物

動物の肉と同じく、多くの海産物もプリン体を豊富に含みますから、痛風が気になる人は避けるか、少量にしておく方がよいかもしれません。「エビやロブスターのような魚介類はプリン体が豊富です」(ヴォルクマンさん)。同じNEJMの研究によると、マグロ、帆立貝、そして鮭のような「身が濃い色の」魚も避けた方が良さそうーー週に1回以上食べると、痛風のリスクが高くなりました。

ビール

アルコールは、概してプリン体を含みます。「なかでも、特にビールです」と、シアトンさん。研究によると、ビールは同じ量のリキュールに比べて10倍のプリン体を含むことも。よいニュースとして、ワインはリキュールやビールとは違って尿酸を増加させず、痛風の人にも安全、と研究で証明されています。

ソーダ類とフルーツジュース

image via Shutterstock

研究によると、果物に含まれる果糖は、体内の尿酸を急激に増やし、痛風になるリスクも高めます(男女両方で)。丸ごとの果物を食べても、痛風や痛風に関連した痛みのリスクは高くならないようですが、「ソーダやフルーツジュース、それに果糖の多いコーンシロップを含む飲み物は避けた方が無難」とシアトンさん。

市販の加工食品

image via Shutterstock

「ケチャップやサラダドレッシングからクッキーやクラッカーに至るまで、お店で売られている多くの加工食品は果糖の多いコーンシロップを含みますから、注意して食べる必要があります」(ヴォルクマンさん)。

ボストン大学医科大学院の研究によると、普通のパスタやパンに含まれる精製された炭水化物も、体内の尿酸を増やし、痛風の痛みを増長する可能性が。

アスパラガス

image via Shutterstock

痛風の人にとって、ほとんどの野菜は安全(そしてヘルシー!)ですが、アスパラガスには気をつけなければなりません。「避けるようにとは言いませんが、食べるなら少量にするよう勧めています」と、ヴォルクマンさん。(週に1回ならよいですが、毎日は多すぎ)

少なくとも野菜のレベルとしては、やはりプリン体を多く含むキノコ類とホウレンソウも同じです。これらの野菜と痛風に関する研究結果はさまざまで、必ずしも一致していませんが、安全な道を選ぶなら、控えめに取る方がよさそう。

Markham Heid/Have Gout? Stave Off Pain By Avoiding These 6 Foods

訳/STELLA MEDIX Ltd.

RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2018/05/167026gout.html
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他12件のコメントを表示

足の親指なんて夥しい病の前兆なんで寧ろ逆にわかりにくいんだよなあ

No.14 73ヶ月前

かかりつけの医者に言わせると「過度の激しいスポーツと大食を控えるのが一番、食っていいもの悪いもの?ハハッ 今時そんなwワロスw」なんだそうな

No.15 73ヶ月前

>>8
日本人はアスパラそんなに食わんが、別にこれ、日本人向けの記事じゃないんで。


俺もそんな各国の食文化詳しい訳じゃないが、これがドイツなら、春先のシュパーゲルとか毎日でも食べたい唯一絶対の旬の味覚だろjk
アメリカも、少なくとも日本よりはよっぽどアスパラ食べると思うんだ。

No.16 73ヶ月前

プリン体が尿酸になって尿酸が悪さをする(プリン体が原因とは言っていない)
プリン体や尿酸の分解に必要な物体Xが足りないのかもしれないし,
プリン体を作る物体Yが多すぎるのかもしれないし
プリン体を尿酸でない別の物質にする物質Zが足りないのかもしれない。

長年解決しない問題というのは別の原因を探した方が良い。

No.17 73ヶ月前

霞食ってろ定期

No.18 73ヶ月前

ほならね、ゼリー体とヨーグルト体を食べてればええんちゃいますかってね

No.19 73ヶ月前

>>17
プリン体が原因やで。

アメリカ人がプリン体過剰摂取なのは根本的に食べ過ぎが原因なんで、プリン体多い食べ物避けて少ない食べ物食べても、対処として間違ってはいないが、解決策になっていないだけ。

原因じゃなくて、対処法を探すべき問題。

No.20 73ヶ月前

ガチでじゃあ何食えばいいのか思いつかなくて草

No.21 73ヶ月前

プリン体は取りすぎると原因になるものであって、
取らないことで状況がよくなるものではない
1日に取るプリン体の量を少しおさえてアルカリ食品(梅干しや海藻)を摂取するようにするのがいいって
お医者さんから聞きました

No.22 73ヶ月前

長生きするから、病気になるのだ。これ、絶対的真理。

No.23 73ヶ月前
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