今回は社内で話しかけたい人がいるときに、いかに自然に話しかけることができるか、スマートなテクニックを皆さんにお伝えしたいと思います。話しかけたいけどいい大人が恥ずかしい? この「社内あるある」を僕なりに考えてみましたので、よかったら参考にしてみてください。
まずは自分のマインドを変える
おそらく多くの人が面識もないのに突然話しかける行為自体に抵抗がある、そして恥ずかしいと思っているでしょう。僕も昔はそう思いました(苦笑)。でもよく考えてみてください。社内ですよ! 話しかけられた方がビックリするかしないはおいておいて、不快か不快じゃないか? という観点から考えると、よほどじゃない限りは不快に感じるわけはないと思います。逆に自分に興味をもって話しかけてくれたことに嬉しさを感じる人のほうが多いはず。街頭で見知らぬ人からの勧誘なら怪しくて不快に感じるかもしれませんが(苦笑)。
まずは「社内で人は話しかけられても人は不快には思わない」というマインドに切り替えることが大事。話しかけるなら、なるべく同じ建物の中でやってくださいね。
次に相手に認識してもらうこと
マインドを切り替えたあと、次にどう話しかけたらいいか説明しますね。いくら社内、同じ建物内とはいっても、突然、「すいません、ちょっと話しかけてもいいですか?」は唐突すぎてちょっと怖いです(笑)。「前から話しかけてみたかったんですけど……」もストーカーっぽくて怖いですよね。
まずは相手に自分の存在を気づいてもらうために、話しかけたい人に「おはようございます」「お疲れ様です」の挨拶をよくすることが大事。ここは頑張って、その人のいるフロアを徘徊するとか、一日の行動パターンを調べて、意図的に接近する機会を増やすしかありません。 挨拶は、まったく知らない人にしても不自然じゃないですからね。5回くらい挨拶チャンスを作ることで相手に「この子、よく見かけるな、どこの部署だろう?」と認識してもらうわけです。
ある程度、相手が認識したら、次のステップとして「よく会いますね。どちらの部署なんですか?」と自然に話しかけます。これだとスマートで自然。 あなたに人脈があるなら、話しかけたい相手を知ってる人に飲み会をセッティングしてもらったりすれば簡単だし、話しかけたい相手が関連部署の人なら、意味もなく仕事の質問をしに行くなどできっかけを作る作戦はあります。
今回のような、社内の人には間違いないが、まったくツテが無く自力で頑張るパターンは、地道ですがまずは相手に自分の存在を認識してもらうことから始めるといいですね。僕も実践してますから自信あります(笑)。ちょっと時間はかかりますが悩んでいる人はやってみてください。
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(イラスト・トミムラコタ)