ゆったりと休むとき、心も体もゆるめてリラックスするとき、 どんな空間に居るかも大切な要素。蛍光灯より、キャンドルの仄暗い明るさで。無音の空間より、落ち着いた音楽を静かに流して。MYLOHASでお馴染みのグッドセンスなあの方々は、普段どんな音楽を聴いてリラックスしているのでしょうか?

連載「The plate of my life」では、ニューヨーク在住ならではのナチュラルなライフスタイルを紹介してくれている、アーティストのカヒミ・カリィさんにうかがいました。

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カヒミさんが、この曲をオススメしてくれた理由は?

Brian Eno「Ambient1:Music for Airports 1/1」

アンビエント・ミュージックは心を鎮静化するもの、また執筆など集中するときにも合うものが多いので、家にいるときによく聴くのですが、そのなかでも究極なのが、ブライアン・イーノの作品群だと思います。

彼の作る音はエンドレスで聴き続けられそうなくらい自分にフィットするものが多く、まさに私の人生にとって必要な音楽といっても過言ではありません。この曲はそのなかでも、特に好きなもののひとつで、『空港のための音楽』と題されたアルバムからの一曲。実際にNYの空港でかけられたこともあるというこの作品は、空港のアナウンスや会話の邪魔にならないように作られています。

Laurie Spiegel「The Unquestioned Answer」

Appleのソフトウェア開発にも携わった女流電子音楽家、ローリー・シュピーゲル。74〜76年録音、80年デビュー作のアルバムからの一曲です。

私がリラックスするときや、眠るときによく聴く音楽は、広い空間に反響する漂う音が、レイヤーになっていたり、短いメロディーを繰り返して変化を続けるようなタイプのものが多いのですが、この曲はそれが絶妙なバランスで、音が身体に滲むような心地よさがあってとても好きです。

彼女の作る音は、現代的かつクラシック音楽のような雰囲気もあって、いつの時代にもフィットする魅力があると思います。

>「カヒミ カリィのThe plate of my life」を読む

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