そろそろ決めたい秋の旅行先。アメリカ近郊おすすめの旅先リスト vol.4
そんなふたりのために、居心地のよいB&B、レストラン、一緒に楽しめるアクティビティなどをピックアップ。行き先を決めて荷造りをして、ふたりの関係をさらに深めましょう。家に帰りたくなくなっちゃっても、誰もあなたのことを責めたりしませんよ！
マサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード
ロマンチックな場所といえばマーサズ・ヴィニヤード島。こじんまりしたコロニーは夏の旅行先として知られていますが、秋は静かで落ち着いて宿泊料金なども安くなります。宿泊なら埠頭近くのMansion House Innでラグジュアリーな滞在を満喫してもよし、特徴あるジンジャーブレッドハウスのようなコテージを借りてもいいでしょう。歴史のある劇場 Martha's Vineyard Playhouseに行ったり、5.7ヘクタールの日本庭園マイトイガーデンでゆったりと午後を楽しむといったプランを立てて。
ディナーは地元の農家や漁師、食の匠によるローカルフードが味わえるオシャレなState Roadがおすすめ。
ニューヨーク州ナイアガラの滝
世界有数のハネムーン旅行先として知られたナイアガラの滝ですが、いまもじゅうぶんロマンチックな場所。滝の景色を堪能しながら甘いムードの散歩を楽しんでもよいし、あるいは、ありえないほど楽しいNiagara Jet Adventuresのボートライドでアドレナリンを放出させてもいいですね。水しぶきを浴びた身体が乾いたらワイン・トレイルへ向かいましょう（ワイナリーはVictorianbourg 、Black Willow、Schulzeに行けば間違いなし！）。もしビールのほうがお好みなら、Woodcock Bros Brewingでクラフトビールと名物のビーフ・オン・ベック・ピザを一切れどうぞ。
夕食をSavorで軽くすませてから、Seneca Niagara Resort & Casinoでカジノやロックバンドのライブで元気あふれる夜を過ごして。
ワシントン州シアトル
アウトドアが好きなふたりにパーフェクトな旅先がシアトル。水に囲まれた都市には、数々の緑地が広がっています。パーソンズ・ガーデンズで清々しい秋の散歩をしたり、ディスカバリーパークで夕日を眺めて過ごしたり。ディナーはThe Pink Doorで、思い出に残るバーレスクのショーを見ながらおいしいイタリアンとともに熱い夜を過ごしましょう。
あともちろん、街を一望できる有名な絶景スポット、スペースニードルに行くのも忘れずに！
メリーランド州アナポリス
州都であり米海軍兵学校の本拠地でもあるアナポリスは、ロマンチックな保養地として知る人ぞ知る場所。街はチェサピーク湾のもっとも美しい景色と一年中味わえるすばらしいシーフードを誇りとしています。メリーランド名物のスパイス“オールドベイ”で味付けして蒸した新鮮なカニを食べるならCantler's Riverside Innへ。ショッピングや午後のセーリングを楽しみたいならシティ・ドックをぶらぶら散策しましょう。
滞在はウォータービューが楽しめるAnnapolis Waterfront Hotel。優しく愛情のこもった週末を過ごしたいカップルのためのロマンスパッケージを提供しています。
ワシントンD.C.
アメリカの首都は秋がベストシーズン。大切な人とともに観光、歴史、ロマンスの旅に出てみては？ 第二次世界大戦記念碑、キング牧師記念碑、タイダルベイスンに立ち寄るトワイトライトツアーに参加しましょう。ディナーなら、Ben's Chili Bowlなど D.C.を代表するレストランや、地元の人に愛されているFounding Farmer'sへ。
もっと高級な隠れ家的レストランがよいなら、D.C.のブティックホテルThe Jeffersonにあるミシュラン星付きレストランPlumeを訪れて。
ケイマン諸島
夏の終わりから目をそむけたい人は、ケイマン諸島へのロマンチックな旅を奮発してみては？ イルカと一緒に泳ぐにせよ、クリスタル・ケイブを訪れるにせよ、このカリブ海のパラダイスは、思い出づくりのチャンスに満ちています。有名なセブンマイルビーチ沿いのちょっと変わったB&Bに泊まってもいいし、滞在をアップグレードしてラグジュアリーなリッツ・カールトンに宿泊してもよいでしょう。
バケーションの最中は、ケイマンのご当地グルメにトライするのも忘れずに。Eastern Star Barのホラガイのフリッター、Cracked Conchの魚のフライやジョニーケーキをどうぞ。
ペンシルベニア州フィラデルフィア
兄弟愛の町といわれていますが、今回は「愛」の部分にフォーカス。デラウェア川ウォーターフロントに沿いで開催されるBlue Cross RiverRink Winterfestでは、スキー小屋風のロッジやウィンターガーデン、温かいテントなどが立ち並び、アイススケートをしながら、ロマンチックな気分をさらに盛り上げることができるかも。
あるいは禁酒法時代の裏通りをリノベーションしたHarp & Crownで、ブランチとボーリングはいかが？ くつろぎの夜はセンター・シティの中心にあるザ・ウェスティンで、ふたりでバブルバスを楽しんだり、お望みならプライベートなフィットネスバイクPelotonでカロリーを燃やしてもいいでしょう。
ワークアウトの道具がなくても大丈夫。レセプションでニューバランスを貸してくれます。都会のオアシスでの静かなひとときを求めているなら、近くのリッツ・カールトンでマッサージを受けてから、豪華なロビーでシャンパンを飲んでリラックス。LOVE Parkで写真撮るのも忘れずに！ せっかくフィラデルフィアにいるんだから！
ルイジアナ州ニューオーリンズ
ふたりで楽しみたいなら、夜を踊り明かすのに最高の場所がフレンチ・クオーターのバーボン・ストリート。Bourbon “O” のカクテル、クラフトビール、ライブミュージックで夜をスタート。十分お酒を飲んだ後、ワンランク上のエレガンスなムードを求めているなら、リッツ・カールトンのお部屋に引きこもって。町の中心地に近いのに喧騒からはほど遠く、ふかふかのベッドで眠っている間も深夜のどんちゃん騒ぎは聞こえません。
古きよきニューオーリンズの雰囲気を堪能しながらちびちび飲みたいときは、ホテル内のM Bistroにどうぞ。
バーモント州ウッドストック
ロマンチックといえば、暖炉のそばでバーボンを味わう週末と、ペパーミントキャンディのような香りに包まれてスパで過ごすひととき。バーモントの歴史あるWoodstock Innなら、宿泊客はホテル内の最高のレストランですばらしい食事も楽しむこともできます。そのまま住みたくなってしまうほど落ちつく部屋でバックギャモンをしたり、遊戯室で競い合ったり。
また、どこまでも続くハイキングトレイルに自転車レンタル、タカ狩りのレッスンもあり、近くにはビリングス・ファーム & ミュージアムも。または一日中ベッドのなかで過ごしても、まるで天国にいる気分になるはず。
マサチューセッツ州ボストン
歴史ファンや、主要な空港から遠くまでドライブせずともニューイングランドの魅力に浸りたいカップルには完璧な旅先。フリーダムトレイル沿いに散歩したり、座ったまま観光をしたいならダックツアーに参加するという手も。Island Creek Oyster Barでチャウダーをシェアして、Red Soxの試合を観戦しましょう。
騒々しい人混みは苦手？ ケンモア・スクエアの便利な場所に位置するHotel Commonwealthには、スタジアムが望めるフェンウェイ・パークスイートがあるので、心地よい部屋から出ずにサミュエル・アダムズ（ビール）を飲むことができますよ。
ニューヨーク州クーパーズタウン
ダブルデイ・フィールドで野球の試合を観戦し、アメリカ野球殿堂博物館へ行く。これが州北部に位置するこの町を訪れるときのメインのカルチャーです。
でもそれはもうやったなら、Middlefield Orchardでリンゴをもいだり、Brewery Ommegangでビールの試飲をしたり、『きみに読む物語』のワンシーンのようにオトシーゴー湖でカヌーを漕いだりして愛を育みましょう。106年の歴史があるOtesaga Resort Hotelに宿泊すれば、ベランダのロッキングチェアーでくつろぎながら、19世紀の絵画そのもののようなレイクビューが楽しめます（おまけに秋の紅葉も！）。ワイングラスを片手に……というのは完全にオプションですが、せっかくのバケーションですからね！
バルバドス
ウミガメと一緒にパドルボードをする、またはワインスラッシーを飲みながらビーチでのんびりする、あるいは別のことをする……どのロマンスを求めているにせよ、バルバドスは冒険したい人にも、くつろぎたいカップルにも、あらゆるものを提供してくれます。
島唯一のラグジュアリーなマリーナに位置するPort Ferdinandにステイしましょう。ポロで競いあいつつ朝からいちゃいちゃ盛り上がってもいいし、施設内のぜいたくなスパを楽しんでもいいですね。
ニューヨーク州サリバン郡
南に2時間ほど行けば、いつの間にか心地よいキャッツキル山地に。バリービルにある、デラウェア川上流の91メートルの絶壁に建つEcce Bed & Breakfastにチェックイン。パノラマビューが楽しめます（これ以上ロマンチックなことある？）。共用ゲストエリアの暖炉のそばでくつろいでも、またはデッキから景色を眺めてもいいし、その後は近くのナローズバーグにあるThe Heronにブランチを食べに向かいましょう。
お腹がいっぱいになったら、近くのギャラリーDelaware Valley Arts Allianceで、地元で活躍するアーティストの作品をチェック。夜には Bethel Woods Center for the Artsへ（1969年のウッドストック・フェスティバルが行われた場所です）。サマーコンサートの芝生席を購入して、ピクニックブランケットのうえで軽食を楽しんで。
メイン州アーカディア国立公園
アーカディア国立公園の松林のトレイルをハイキングするときは、多くの野生動物がいないか目を光らせること（早く出発すると、キャデラック山の山頂から日の出が見られるため、早起きする価値はあります）。
その後は、花こう岩でできた海食崖（スクーディック・バイウェイ）を見たり、イーグルレイク周辺のサイクリングなど、公園のたくさんの魅力を探求して過ごしましょう。車に乗ってメイン州の風を全身に浴びたいなら、GMC Acadiaを借りてドライブしては？
夜のしめくくりはBar Harbor Innへ。Hadley's Point Campgroundで田舎のキャンプもいいですね。
ジャマイカ、オーチョ・リオス
愛する人とカルチャーにあふれたトロピカルな場所へ逃避したいなら、「ザ・バチェラー」のシーズン20でフィーチャーされたSandals Royal Plantation Resortへ。それぞれのヴィラにはプライベートプールがあり、お風呂を準備してもらったり、ベッドに朝食を持ってきてもらったりと、専用のバトラーにお願いもできます。
日中はRiver Bumpkin Farmを散策、夜はゆったりと絵のようなカリブの夕日を見ながらくつろぎのときを。これ以上ロマンチックなことなんてあるでしょうか？
ユタ州アイヴィンス
Red Mountain Resortを予約するなら、一年で最高のときが今。気候は暑苦しくもなく（夏中そうですが）、日中のほとんどを屋外で楽しめます。
スノー・キャニオン州立公園でガイド付きのハイキングに出かけましょう。ザイオン国立公園でおよそ1時間の探索に出たいなら、エンジェルス・ランディング・トレイルでふたりの信頼度を試してみても（ここは細い小道が多いので、やや難しいトレイルを越える際に近くで助けてくれるパートナーが必要なのです）。
大変ですが、朝早くに到着して日の出を見るか、あるいは1日の終わりに夕日を眺めるかすれば、カロリーを燃やしただけの甲斐は確実にあります！
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訳/Maya A. Kishida