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あなたの身近にいるかも?「反社会性パーソナリティー障害」の性格特性13
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あなたの身近にいるかも?「反社会性パーソナリティー障害」の性格特性13

2018-10-11 07:30
    映画『ウォール街』の登場人物ゴードン・ゲッコー、TVドラマ『マッドメン』に登場するドン・ドレイーパーや『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のフランク・アンダーウッド。

    どの主人公も実にチャーミングだけど、他人を操る人たち。社会的な良心が完全に欠落していて、自分の利益のために他人を利用します。“ソシオパス(反社会性パーソナリティー障害)”と呼ばれる精神障害なのです。

    ソシオパスの大きな特徴は、ほかの人にほとんど関心を払わないことです」と、テキサス州ヒューストンの精神科病院、メニンガー・クリニックで入院患者サービス主任を務める医師のエドワード・ポアさん。

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    でも、誰かがソシオパスかどうかを医師が判断するときには、もっとたくさんの性格特性について検討します。そして映画やTVで見るソシオパスの多くは、かろうじて人生を立て直せるのですが、現実はそう簡単にいきません

    それでは、ソシオパスについて知っておいた方がよいこと、そして見分けるための13の性格特性を見てみましょう

    ソシオパスとは?

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    “ソシオパシー”は、専門用語で「反社会性パーソナリティー障害」と言われ、「自己愛性パーソナリティー障害」や「境界性パーソナリティー障害」と同じカテゴリーに入る精神障害です。

    反社会性パーソナリティー障害の人は、善悪のルールやほかの人々の気持ちを常に無視。厳しく、衝動的で、暴力的にもなることもあるとわかっています。

    最悪なのは、自分のひどい行動に反省できないこと

    サイコパスとソシオパスの違いとは?

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    「サイコパスとソシオパスという言い方は、近代精神医学が成りたつ前からあります」と、ワシントンDCにあるジョージ・ワシントン大学医学・健康科学部の精神医学/行動科学教授で医師のジェームズ・L・グリフィスさん。

    実際のところ、現代ではこのふたつの用語はどちらも“反社会性パーソナリティー障害”を指しているのです。

    ソシオパスを見分けるには?

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    「反社会性パーソナリティー障害かどうかは、精神科医や心理学者、ソーシャルワーカーなどの認定された精神医学専門家によって診断されることになります。対象は18歳以上の人。診断のときには、数多くの要素が検討されます。例えば、家族の病歴や環境。そのほか子どものころの行動。さらに双極性障害(躁うつ病)や統合失調症(スキゾフレニア)など別の精神障害による症状などです」と、テキサス州ヒューストンにあるベイラー医科大学の臨床准教授で医師のホリー・クリスプ=ハンさん。

    ソシオパスの一般的な特徴

    image via shutterstock 社会のルールを無視する 犯罪的な行動を取り、法律的なトラブルを起こす 傲慢 不正直(何度も嘘をつく、偽名を使うなど) 自分の利益や楽しみのために、ほかの人をだます 衝動的で、前もって計画できない 怒りっぽい、敵対的、興奮性 攻撃的(身体的な喧嘩を繰り返すなど) 虐待する関係をもつ マイナスの結果から学ぶことができない 安全性を無謀なまでに顧みない ひとつの仕事を維持できない、または経済的な義務を引き受けない 自責の念がない

    ソシオパスは変わることができるの?

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    簡潔に言うと、おそらく変われません。専門家の意見によると、反社会性パーソナリティー障害は多くの要素が絡み合った複雑な精神障害です。「十分に理解されていないため、治療法がほとんどないのです」とグリフィスさん。

    「DSM-5(アメリカ精神医学会が発行する“精神障害の診断と統計のマニュアル”。世界中の医師や専門家が、精神障害の診断と分類のために使用している)は症状のパターンに応じて病名をつけているだけで、病気の原因や治療法についてはまったく説明がありません」(グリフィスさん)。

    ソシオパシーの人は、自分がパーソナリティー障害だとは認識していないのです。そのため、不安感やうつ症状といったほかの症状で治療を求めたりします。薬物乱用などの行動による問題で治療を求めることも。犯罪行為の後で法的な支援を求めることもありえます。

    クリスプ=ハンさんは研究不足を強調します。「臨床医が直面している問題としては、ソシオパスの治療結果に関するデータが少ないことが挙げられます。反社会性パーソナリティーやサイコパシーについての研究では、それぞれ異なる、いろいろな方法がとられています。そのため、何が一番の治療なのか、医師や研究者は決定的な推奨を決められずにいるのです。だから、もっと研究しなくてはなりません」。

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