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ポジティブな言葉のよさは、選択肢が数え切れないほどあること。どんな状況、人生の転機、性格にも合う言葉が必ずあります。

ポジティブな言葉はとても力強く、私たち自身の力を取り戻させてくれます」と言うのは、コネチカット州ナイアンティックで活躍する、認定マリッジ&ファミリーセラピストのケイティ・ジスキンドさん。「ストレスで行き詰まったり、自分では変えられないことで悩んだりするよりも、自分を元気づけるポジティブなことに目を向けてください」

今回は専門家に、彼らが日々の支えとしているポジティブな言葉について教えてもらいました。口に出して言ってみてもいいですし、頭のなかで唱えたり、日記に書きこんだり、デスクに飾っても。さらに、これらの格言を参考に、オリジナルのポジティブな言葉を考えてみてもいいかもしれません。

「ゆっくりと息を吸い、ストレスと緊張を吐き出します」

呼吸に集中すると力が湧く。この言葉が表している全てです。

「この言葉は、私にとても合っています。呼吸をして体を広げると、落ち着きを取り戻し、ストレスを解放することができます」と、認定マリッジ&ファミリーセラピストのトレーシー・ストラッカー博士は説明します。

彼女はインスタグラムに「Mantra for the Day(今日のマントラ)」と題して、頻繁に投稿しています。「言葉と一緒に体も動かすと、しっかり定着していきます。深呼吸するときはこの言葉を無意識に思い出すので、吐き出すときにストレスも体の外に出ていきます」

「私は落ち着いていて、穏やかな気持ちだ」

「少し時間をとってこの言葉を唱えることで、本当に落ち着きと平穏を取り戻すことができます」とファミリーセラピストのケイティ・ジスキンドさんは言います。

ストレスや焦りを感じたときに、この言葉を活用しているそうです。「ファミリーセラピストとして接していると、お客様は私の不安を感じ取ります。なので、時間に遅れているときも、私は落ち着いてリラックスしていると自分に言い聞かせるようにしています」とジスキンドさん。

時間がないと思うときは、数秒間だけでも立ち止まって深呼吸し、この言葉を繰り返すといいでしょう。

「今のベストを尽くす」

目標達成が重視される社会に生きていると、先ばかりを見てしまい、今に目を向けることがなかなかありません。

今ベストを尽くせると思うことがあれば、それを先に延ばす必要はまったくありません」と、『Say It Like You Mean It: How to Use Affirmations and Declarations to Create the Life You Want』を含む7冊の自己啓発本の共著者で、認定カウンセラーのデイビッド・ベネットさんは言います。

「『昇進したらもっと寛大になるだろう』とか『一日の仕事が終われば気分がよくなるだろう』と、本領を発揮せず先延ばしにするのは簡単ですが、私は今ベストを尽くさなきゃ! と思い直すようにしています」

「私はどんなことにも対処できる」

自分を疑ってしまうと、強いストレスや不安につながります。自分には能力があると、ときおり思い出すことが重要です。

「子どもの頃から、いつも自分には足りない部分があると思う一方で、自分をもてあましてしまうこともありました」とライフコーチのダイアナ・フレッチャーさんは言います。

「自分を愛していること、そして自分が傷つくのは怒って憤慨してしまったときだけなんだと、言い聞かせてきました。こうしたリマインダーが常に必要なので、ひとりのときは声に出して言います。そのほかのときは頭のなかで繰り返したり、何度も書いてみることもあります」

「“恐れ”を“愛”に変えてくれた宇宙に感謝」

場合によっては考え方を少し変えるだけで、恐怖などの居心地の悪い感情を、愛のような美しいもの(自分への愛や、恐怖を感じていたもの/ほかのものへの愛など)に変えることができます。

ライフコーチでマインドフルネス提唱者のジェナイ・ローズさんは、この言葉をヒーリングに使用しています。

「これらの言葉は、お客様に自信を与えます。自分でパーソナルヒーリングや日常生活の舵を握り、クリエイティブに行動できるようになります。自尊心を育てたり、考え方を変えようとする場合に、とても重要なことです」

「人生は不確実。デザートを先に食べて」

ポジティブな言葉というよりマグカップに書いてあるような端的なフレーズですが、『The Power of Positive DOING and Learning to Dance in the Rain』などの自己啓発本の著者であるBJギャラガーさんは、この言葉をポジティブに受け止め、毎日を最後の一日だと思って生きよう、といつも意識しているそうです。

一瞬一瞬を大事にしなければと改めて思います。チャンスがあれば飛びつかないといけません。また、小さな喜びを噛みしめるようになります。1口のチョコレートやうたたね、ばったり出会った友人とのコーヒータイム、犬がかまってほしそうなときに仕事の手を止めて休む……など」とBJギャラガーさん。

将来のことばかりに執着せず、今日の楽しみや喜びを忘れないようにすることが大切です」

ポジティブな気持ちをキープしたい

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Katherine Martinelli/13 Positive Affirmations for When Life Becomes Too Much
訳/Seina Ozawa

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