糖質制限に注目が集まる今。筆者もゆる糖質を実施するべく、夜は白米の代わりに豆腐を食べるようにしています。

糖質を控えると短期でのダイエットが叶うと言われますが、過激にやり過ぎでいませんか? 今回は管理栄養士の水谷俊江さんがすすめる、白米を食べてもやせるダイエット方法を紹介します。

ご飯を食べないと逆に太る?

糖質制限といえば、白米をはじめとする炭水化物は食べないようにすることが一般的ですが、米には私たちの体を作る大切な栄養素が含まれています。だからこそ、極端な糖質制限は、体によくないのです。

体を動かす大切なエネルギー源となる炭水化物が不足すると、疲れやイライラを感じやすくなったり、代謝が落ちて太りやすい体質を作るなど、逆効果に繋がる恐れもあるのです。

このため、健康的でリバウンドをしないダイエットを行うためには、適量を守った炭水化物の摂取が欠かせないと言われています。

(「DietPlus」より引用)

制限しすぎてはいけない「ご飯」。では、白米にはどんな栄養素が含まれているのでしょうか?

白米が持つ、大切な栄養素

水谷さんによると、白米が持つ栄養素には、以下のようなものがあるそう。

タンパク質
体を作り、肌や爪、髪など女性がきれいでいるためにもしっかり摂りたい栄養素。

ビタミン類
ビタミンB1は糖質代謝、ビタミンB2は脂肪代謝を上げる働き、ビタミンEには高い抗酸化作用があるため「若がえりビタミン」とも呼ばれています。身体の調子を整えエネルギー効率が高まり、血行改善や美肌効果も期待できます。

食物繊維
腸のぜん動運動を促し、余分な脂肪分を排泄する働きも。

■カルシウム
年齢が進むとなりやすくなる骨粗鬆症。骨を丈夫に保つためにも女性は特に積極的に摂りたい栄養素です。

マグネシウム
カルシウムの吸収を助けるミネラルです。

鉄分
女性に不足しがちな栄養素のひとつ。貧血予防に不可欠です。

(「DietPlus」より引用)

必要な栄養が多く含まれているとわかっても、ついつい食べ過ぎてしまうのが白米の甘い罠。適度に摂取するには、どうしたらよいのでしょうか?

ダイエット中、上手にお米を摂取するコツ

水谷さんがおすすめする、白米の食べ方のポイントは2つ。ひとつは、食事を摂る際に野菜から摂取する「ベジファースト」を意識すること。

お腹が空いた状態でいきなりご飯を食べると、血糖値が急激に上昇するため脂肪の蓄積に繋がって太る原因となります。

そのため、野菜から先に食べ始めて、次におかずなどのタンパク質、最後にご飯などの炭水化物の順に食べることで、血糖の急上昇を抑えて太りにくくなりますよ。

(「DietPlus」より引用)

また、白米だけでなく、玄米や雑穀米などの炭水化物を上手に取り入れることも大切なんだそう。

玄米は食物繊維が多く、血糖値の上昇が緩やかな傾向にあるため、脂肪になりにくいと考えられています。白米に玄米を混ぜて炊いてみるだけでも、栄養バランスがよくなるのでおすすめですよ。

(「DietPlus」より引用)

お米は、ダイエットの敵ではなく、ヘルシーボディを作る上で重要な食材。制限しすぎず、食べ過ぎず。おいしく適切に食べられるといい食材です。

炭水化物を悪者にしていませんか?

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Diet Plus

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