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「べき」で縛られた「女」は、他人のことも「べき」で縛りたがる
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「べき」で縛られた「女」は、他人のことも「べき」で縛りたがる

2019-10-05 20:00
    女子の人間関係って、なんかめんどくさい! 」そう感じたことはありませんか?

    いわゆる「女」の嫌な部分や、「女」同士が生み出すイライラのメカニズムを知り、軽やかに生きる方法を、精神科医の水島広子先生の著書から、毎日ひとつずつご紹介します。

    (すぐ感情的になる、裏表がある、群れたがる、張り合ってくる……こうした「女」の嫌な部分を、この連載ではカッコつきの「女」と書いています。これは女性そのものを意味するのではなく、一連の困った特徴のことを呼ぶと理解してください)

    image via Shutterstock

    自分自身が女性であるが故に何かを我慢した人は、その被害者意識から、我慢していない女性を「許せない」と感じることも少なくありません

    社会的に活躍している女性に対して「子どもも産んでいないくせに」などと言われることがあります。あるいは、社会的に活躍しつつ、かつ子どもも持っている、という女性に対しては「どうせ保育園やベビーシッターにやらせているんでしょう」などと言われることもありますね。

    これは「女同士の足の引っ張り合い」として見るべき性質のものではなく、子育ての責任がまだまだ女性の肩にかかっているから、と言えるでしょう。

    男性に対して「子育て経験もないくせに」などという非難が向けられることはあまりないですね。子どもを育てるときに夫婦で分かち合うのではなく、子どもは女性が育てるべき、という感覚が未だに強いのです。

    一般に、自分が「べき」で縛られている人は、他人のことも「べき」で縛りたがるものです。「子どもの面倒は母親が見るべき」に縛られている人は、他の女性にもそれを求めます。

    常識的な「べき」から行動している人は、自由に生きている人を見たときに「そんなふうに生きるべきではない」と感じるのです。

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    なぜ、あの“女”(ひと)はあなたの感情を乱すのか? 比べたがる“女”、敵・味方を作りたがる“女”、「自分は自分、他人は他人」ができない“女”、そして自分のなかの“女”……女性同士の人間関係の悩みや、いわゆる「女」の嫌な部分から解放されて生きていくためには、自分と相手の中にある「女」についてよく知ることが大切。対人関係療法を専門とする著者ならではの視点で、女子の人間関係をスムーズにする方法をレクチャーします。

    水島広子(みずしま・ひろこ)先生
    精神科医。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、現在、対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表。2000年~2005年衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案の修正実現に尽力。『「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本』など著書多数。

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