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「星のやグーグァン」を訪れたら、控えめに言っても最高の時間を過ごせました
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「星のやグーグァン」を訪れたら、控えめに言っても最高の時間を過ごせました

2019-12-30 05:30
    ごはんが美味しくて、人が温かくて、とにかく楽しい台湾。実は自然も豊かで、忙しい日常を忘れてリラックスするのにぴったり。

    2019年6月に台中郊外に誕生した「星のやグーグァン」は、大自然の中で心と体を解き放ち、非日常に没入できるラグジュアリーな温泉リゾートです。

    ダイナミックな自然の中に溶け込む温泉リゾート

    台湾中部に位置する台湾第2の都市「台中」。市内から車で約1時間半。「だいぶ山深くなってきたな」と思うころ、標高800メートルに位置する温泉地、グーグァン(谷關)に到着します。

    「星のやグーグァン」は温泉街から少し離れた高台にあり、静かで落ち着いた雰囲気。周囲を3000メートル級の山々に囲まれ、なんとも秘境感あふれるロケーションです。

    周囲のダイナミックな自然に加えて、敷地内も豊かな緑に彩られています。豊富な湧き水を利用して、水路をはりめぐらせた庭「ウォーターガーデン」の散策は、心が安らぐひととき。風や水、虫の音に耳を澄ませながら歩いてみれば、五感が心地よく刺激されます。

    アートや自然の借景、心が満ちるデザイン

    上質なしつらえも非日常感を盛り上げます。巨大なアートが飾られたエントランスは、まるで美術館のような雰囲気。ちなみに正面の絵はリゾートの水や森を、奥の絵は墨と水彩で川の流れを表現。オブジェは温泉の湯気をイメージしているそう。

    客室は全50室あり、ほとんどがメゾネットタイプ。1フロアがリビングと寝室、もうひとつが温泉フロアになっています。

    床から天井までの大きなガラス窓に映る借景の自然は、光や雲によって刻々と表情を変え、ソファに寝転がりながらぼーっと眺めるのもお楽しみ。夜は満天の星に心が震えます。

    あえてテレビを置かないのも星のや流。そのぶん日常から切り離された時間を心ゆくまで満喫できます。

    すべての客室に半露天風呂付き。しかも湯量が豊富なので、客室の湯は24時間出しっぱなし。自家源泉の温泉を、いつでも贅沢にかけ流しで楽しむことができます。

    気循深呼吸で一日をスタート。軽めのトレッキングでリフレッシュ

    一日のはじまりには、毎朝ウォーターガーデンで開催される無料のアクティビティ「氣循森呼吸(きめぐりしんこきゅう)」をぜひ。

    気功をベースにした深呼吸と軽いストレッチを組み合わせたというオリジナルの体操は、体をすっきり目覚めさえてくれます。コツは呼吸のリズムを意識して整えること。すがすがしい森の空気を体いっぱいに吸い込んでいると、身体の隅々まで良い氣が行きわたるのが感じられます。

    敷地のすぐ裏には波津加山(ボージンジャーサン)という山があり、その手前に「捎來(サオライ)歩道」というちょっとしたトレッキングコースがあります。全長約1300メートルの遊歩道で、所要時間は1時間前後。

    週末ともなれば、子どもからシニアまで大勢の人が歩いています。平易なコースですが、斜度がきつめのところもあるので、歩きやすい靴を用意し、水とタオルも忘れずに持っていくとよいでしょう。

    リゾート側から出発すると、温泉街にある「捎來吊橋」がゴール。そこからはグーグァンの温泉街をそぞろ歩きながら戻れば、10~15分でリゾートに戻れます。

    大浴場で実践したいストレッチ指南も

    体を動かしたあと、温泉ですぐに疲れを癒やせるのも、温泉リゾートにステイする醍醐味。各部屋の温泉のほかに、露天風呂付きの大浴場もあります。台湾の温泉は水着で入るのが一般的ですが、ここは日本同様、裸で入るスタイルです。

    湯上り処では毎日16:30~18:30の間、温泉達人のスタッフが入浴中におすすめのストレッチを教えてくれます。ぜひ広々とした大浴場で試してみましょう。

    入浴前後は水分補給が大切。同じ時間帯には、湯上り処に入浴前後の体にあわせた台湾の養生茶が用意されます。

    ちなみに同リゾートの温泉は日本の温泉法の基準だと弱アルカリ性単純泉。肌にやさしいマイルドな泉質で「美肌の湯」ともいわれます。微量に含まれる硫黄成分がほんのり香ります。硫化物がふくまれているので、ほんのり硫黄っぽい香りもします。

    台湾の食材を、日本料理の調理法で

    食事は台湾の食材を日本料理の調理技法とかけあわせたもの(内容は季節等で変わります)。秋冬メニューは水のきれいなグーグァンだから育つチョウザメ、山伏茸、台湾キヌアなど、土地の食材や旬の野菜を多用したヘルシー感のあるものです。

    朝には台湾式朝食としておかゆも選べます。胃にもやさしく、体も温まります。

    グーグァンの文化に親しむアクティビティ

    チェックアウトは12時と遅く、翌日の午前中もゆっくり過ごせるのがうれしいところ。毎日10:30~11:30には「谷茶のひととき」としてグーグァンの食文化にちなんだオリジナルスイーツやお茶がふるまわれます。訪れたときは、食べるお茶ともいわれる「擂茶(れいちゃ)」が用意されていました。擂茶とは、ピーナッツ、ごま、緑茶をすりつぶし、20種類以上の穀物と混ぜて飲むもの。ピーナッツの風味がきいた素朴な味わいは、毎日でも飲みたくなる美味しさです。

    金〜日曜の週末には、台湾の三大原住民であるタイヤル族の文化に親しめる「タイヤル族のしらべ」を開催。彼らのコミュニケーションツールである口琴(こうきん)の制作・演奏体験もできます。

    毎日に疲れたとき、週末+αで気軽に行ける距離感もうれしい台湾の「星のやグーグァン」。思い思いにまどろみながらグーグァンの自然を感じられるリゾートです。

    星のやグーグァン

    所在地:台湾台中市和平区博愛里東關路一段温泉巷 16 号
    交通:台北松山空港より台北駅で乗り換え、高速鉄道台中駅から車で約90分
    料金:1 泊18,000台湾ドル~(1室あたり、税・サ―ビス料別、食事別)※1台湾ドル=約3.59円(2019年12月現在)
    TEL:0570-073-066(9:00〜20:00、星のや統合予約)
    日本から「星のやグーグァン」へのアクセスは台中空港が最寄り。今回は日本から唯一、台中空港への直行便を就航しているマンダリン航空を利用(成田発着)。ほかに台北から新幹線でアクセスも可能。マンダリン航空のグループ会社であるチャイナ エアアインは、日本と台湾を最多のフライトネットワークで結んでおり、日本全国15空港より就航しています。

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    星のリゾート

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/12/204758hoshinoya_guguan.html
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